レアル・スポルティング・デ・ヒホン
ニコラス・ラルカモン監督が率いる新生スポルティングのリーグ開幕戦は、本拠地エル・モリノンに24,601人の観客を集めてお祭りムードのなかキックオフされました。しかし、ピッチ上では課題が多く残る0-0のドローとなりました。前半11分、エマヌエル・グラルテがエリア内で相手を倒してPKを与えてしまう大ピンチを招き、相手の失敗で難を逃れたものの、その後もビルドアップが安定せず攻撃の形を作れませんでした。後半には、期待の新戦力ウーゴ・ギジャモンを投入したものの、出場からわずか2分後にふくらはぎの肉離れを起こして即座にピッチを去るという不運に見舞われました。ラルカモン監督はギジャモンの容態について深刻な肉離れの可能性を認めつつ、グラルテのミスについては「彼だけの責任ではなく、このカテゴリへの適応には時間が必要だ」と擁護しました。また、得点力不足を解消するために、前線に実力のある「9番」タイプの補強をフロントに急がせる意向を示しています。試合終了後、スタンドからはフロントに対する「辞任」コールや指弾のブーイングが上がり、今シーズンの高い要求水準を象徴する幕開けとなりました。(via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via MARCA)
CEサバデル
5年ぶりとなるセグンダ・ディビシオンへの復帰を果たしたサバデルは、アウェイの地エル・モリノンの威圧的な雰囲気に臆することなく立ち向かい、価値ある勝ち点1を獲得しました。前半11分にエドガル・ゴンサレスが倒されて得たPKは、ヤニス・ラマニが大きく枠を外して先制の絶好機を逃したものの、その後はサバデルの最大の強みである堅守が光りました。特にゴールキーパーのディエゴ・フオリは獅子奮迅の活躍を見せ、後半56分に決定的なヘディングシュートを抜群の反応でセーブし、さらに71分には相手の完璧な1対1を右足一本でブロックしてゴールを許しませんでした。サバデルはこれで、過去3カテゴリーにわたるリーグ戦および昇格プレーオフの直近81試合中41試合でクリーンシートを達成。50.6%という驚異的な無失点率のデータをセグンダの舞台でも継続しました。また、2028年までの長期契約で正式加入が発表されたばかりの米国人フォワード、ニコラス・ジョアッキーニが後半から途中出場してさっそくデビューを果たしたほか、登録を滑り込ませたエドガル・ゴンサレスもPKを奪うなど、実り多き復帰戦となりました。(via SPORT) (via Esport3) (via MARCA)
リアル・オビエド
昇格を逃した昨シーズンの悔しさを胸に、カレロ新監督のもとでリスタートを切ったオビエドは、お盆休み期間中の開催にもかかわらず、21,500人以上の熱狂的なサポーターをホームスタジアムに集めました。グラナダとの開幕戦は0-0の引き分けに終わったものの、ピッチ上では新生オビエドが支配的なポゼッションと高いパスの精度を見せ、充実した新戦力たちの可能性を感じさせる内容となりました。この試合で最大の話題をさらったのが、17歳の若きセントラルミッドフィルダー、エンゾ・ペレスのプロデビューです。かつてクラブのトップチームで15試合に出場したオスカール・ペレスを父に持つ彼は、オビエドの歴史において4世代目となる歴史的な親子鷹デビューを果たしました。2025年末に肩を脱臼して手術を行うという不運を乗り越え、プレシーズンでの輝かしい活躍によってカレロ監督の信頼を勝ち取った若き才能の登場に、地元のファンは大いに沸き立ちました。(via SPORT)
グラナダCF
パチェタ新監督をベンチに迎えたグラナダは、オビエドとのアウェイ戦を0-0のドローで終え、アウェイでの貴重な勝ち点1を手にしました。昨シーズンまでのロングボールを多用するダイレクトなプレースタイルから一転し、自陣深くからリスクを背負ってパスを繋ぎ、主導権を握るスタイルへの戦術的移行が進んでいることを示しました。守備面では、18歳3ヶ月の若きマリ人センターバック、ブーラマ・デムベレが先発メンバーとして抜擢され、試合を通じて圧倒的な落ち着きと一貫性のあるパフォーマンスを披露して完封に貢献しました。デムベレは、2015年にアダルベルト・ペニャランダが記録した18歳5ヶ月でのデビューを上回り、グラナダのクラブ史上最年少でデビューした外国人選手という金字塔を打ち立て、2028年までの契約を持つ彼の将来性にファンとクラブは大きな期待を寄せています。(via MARCA)
CDテネリフェ
エイバルとの開幕戦にアウェイで臨んだテネリフェは、激しいアウェイのプレッシャーを跳ね返し、3-1で見事な白星発進を飾りました。この歴史的な勝利の主役となったのが、9月12日に40歳を迎える大ベテランフォワードのエンリック・ガジェゴです。ガジェゴは開始わずか6分、ナチョ・ヒルからの絶妙なスルーパスに反応し、ペナルティエリア手前から正確なトラップを収めると、左足の弾丸シュートをネットに突き刺して先制点を挙げました。39歳11ヶ月4日でのこの得点により、ガジェゴはセグンダ・ディビシオンの歴史において7番目に年長の得点者となる偉大な記録を樹立しました。さらにガジェゴは、国内主要リーグにおいて14シーズン連続でゴールを記録し続けるという驚異的な一貫性を示し、チームに通算56ゴール目をもたらしました。頼れるベテランの勝負強さと、ゴールキーパーのダニを中心とした統率された守備によって、テネリフェは最高のスタートを切っています。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
SDエイバル
テネリフェをホームに迎えた開幕戦で1-3と痛い黒星を喫し、厳しいシーズン滑り出しとなりました。開始わずか3分、コーナーキックからマルケル・アラナが完璧なヘディングシュートを放ち、決定的な先制チャンスを得たものの、相手ゴールキーパーのスーパーセーブに防がれて試合の主導権を握ることができませんでした。守備陣もテネリフェのガジェゴの個人技とスピードに対応できず失点を重ね、ホームサポーターの前で課題を露呈する形となりました。また、ピッチ外でも移籍市場の締め切りを前に主軸であるリザンコスに複数クラブからのオファーが届いており、対応が急がれていますが、フィゴリ会長は「いかなる状況でも選手を安売りするつもりはなく、適正な価格でのみ放出を許可する」と主張し、強硬な態度を崩していません。新シーズンのイプルアでの戦いに向け、早急な戦術の立て直しが求められます。(via SPORT) (via MARCA)
UDアルメリア
エルデンセをホームに迎えたリーグ開幕戦において、アルメリアは前半だけで3ゴールを奪う凄まじいゴールラッシュを見せ、3-0の快勝を飾りました。攻撃の核となったのが、新加入のニコ・メラメドです。まず、メラメドの正確なコーナーキックからフェデリコ・ボニーニが頭で合わせて幸先よく先制点を挙げました。その後、フリーキックのチャンスからミゲル・デ・ラ・フエンテのアシストにステファン・ゾジッチが頭で押し込んで2点目を記録。このゴールはVARの長いレビューを受けましたが、オンサイド判定で得点が認められました。さらに前半のアディショナルタイム、ニコ・メラメドがペナルティエリア外から相手ディフェンスの隙を突いて右足で強烈なミドルシュートを突き刺し、自身で3点目を挙げて試合を完全に支配しました。後半はゲームを完璧にコントロールし、相手に一切の反撃を許さない完勝を収めました。(via MARCA)
CDエルデンセ
難敵アルメリアとの開幕アウェイ戦に臨んだエルデンセは、相手のクオリティの高い攻撃と素早いプレッシングに圧倒され、0-3の完敗を喫する苦しいスタートとなりました。前半からアルメリアのニコ・メラメドやアドリ・エンバルバ、セルヒオ・アリバスらの連動した動きを前にディフェンスラインが混乱に陥り、セットプレーから立て続けに失点を喫しました。焦りからか前半にダビド・ルイス・モンテロが警告を受け、さらにヘスス・クレメンテ、後半にはギジェ・マチョも荒いプレーでイエローカードを提示されるなど、フラストレーションを溜める展開が続きました。前線ではパウ・カバネスやマリアノ・カルモナが孤立し、シュートチャンスすら満足に作らせてもらえないまま完敗。強豪アルメリアとの実力差を見せつけられ、次節に向けたディフェンスラインと中盤の構成再考という大きな宿題を突きつけられました。(via MARCA)
【本日の総括】
本日のセグンダ・ディビシオンは、強豪アルメリアが圧倒的な前半の猛攻で最高のスタートを切った一方、昨シーズンからの連続無失点記録を更新するCEサバデルの驚異的な堅守と粘り強さが光る開幕節となりました。オビエドとグラナダが新体制のもとで若きスター候補の台頭に沸く中、ベテランのエンリック・ガジェゴが放つ一貫した決定力はテネリフェに貴重な勝ち点3をもたらし、セグンダの長い戦いにおいて個々の組織力と若手の抜擢がいかに勢力図を揺るがすかを証明した一日となりました。
