レバンテ戦3-0完勝とサポーターが沸いたホーム開幕大勝劇

ラ・リーガEAスポーツの新シーズン開幕戦がRCDEスタジアムで開催され、ホームのエスパニョールはレバンテを相手に3対0の素晴らしい快勝を収めて幸先の良いスタートを切りました。スタジアムには28,050人の熱狂的なファンが詰めかけ、昨シーズンのホーム戦で何度も強いられたような苦しい戦いとは対照的に、終始主導権を握る快適なゲームが展開されました。エスパニョールが1部リーグのホーム戦でこのような大差での勝利を挙げたのは、実に2019年5月以来の出来事であり、試合終了後には新しいプロジェクトに対するサポーターの喜びと、チームとの強い一体感がスタンド全体に爆発しました。試合はエスパニョールが合計16本のシュートを放って攻撃陣の仕上がりの良さを証明し、最後まで相手の反撃をゼロに抑えて勝ち点3を手にしました。(via Estadio Deportivo)

頼れるエースの自覚:ロベルト・フェルナンデスのダブルと極めて謙虚な姿勢

キケ・ガルシアが右大腿二頭筋腱の断裂、そしてエースのハビ・プアドが右膝前十字靭帯の断裂という深刻な重傷により、ともに秋以降まで長期離脱することが確定している状況にあって、9番の役割を引き受けたロベルト・フェルナンデスがその責任を見事に果たしました。彼は往年の名ストライカーのようにソックスを下げてプレーする泥臭いゴールハンターとしての資質を証明し、マノロ監督がプレシーズンに語った『今年はロベルトが爆発するだろう』という予言をリーグ初戦から見事に現実にしてみせました。前半4分にエドゥ・エスポジトのフリーキックを合わせて先制ゴール(VARのサスペンスがあったものの認定)を奪うと、前半40分にはハビ・エルナンデスのパスから2点目を流し込みました。

しかし試合後のインタビューで、彼は非常に冷静に興奮を抑え、こう語りました。『首位?そんな言葉は耳にしたくもない。昨シーズンに何が起こったかを思い出してほしい。これはまだ最初の1試合目に過ぎない。勝ち点3を得て、クリーンシートを達成し、これを継続していくだけだ。ここは1部リーグであり、多くの決定機が訪れないことは理解している。それでも最初のチャンスを決めるために日々取り組んできた。自分のゴールよりもチームが重要だ。バルセロナの湿度が非常に強くて、最後は足がかなり重かったが、素晴らしい結果で終えられた』。このストイックな姿勢は、新シーズンに賭けるチーム全体の強い意思を象徴しています。(via Mundo Deportivo)

衝撃のメンバー外:キャプテン・カブレラのVAR画面破壊に伴う3試合出場停止

開幕戦のキックオフ直前、スタジアムに大きな困惑が広がりました。キャプテンであり守備の要であるウルグアイ人DF「レレ」ことレアンドロ・カブレラが、午前の招集リストに含まれながらも突如スタメンから除外されたからです。その背景には、昨シーズン3月21日のヘタフェ戦後、判定に激怒したカブレラがロッカールームへ続く通路にあったVARモニターの画面を拳で殴って損壊させ、3試合の出場停止処分を受けていたというスキャンダラスな事実がありました。クラブは開幕直前まで執拗に控訴手続きを繰り返して処分引き延ばしを試みたものの、最終日の午後にすべての控訴が却下され、急遽メンバーから外れることになりました。

カブレラは今後、今週土曜日にRCDEスタジアムで行われる予定のレアル・マドリード戦(21時30分キックオフ)でも出場停止処分が継続するため、欠場することが確定しています。今回のレバンテ戦では代役のリーデルがウナイ・ヌニェスとセンターバックのコンビを組んで無失点に抑える健闘を見せましたが、次節にキリアン・エムバペらを擁する強豪を迎え撃つにあたり、リーダーシップと圧倒的な空中戦の強さを誇るカブレラの不在は、守備陣にとって極めて深刻な大打撃となることは避けられません。(via Mundo Deportivo)

期待の新戦力カラトラバの先発デビューとマノロ監督の熱い信頼

今夏の移籍市場でカステリョンから加わった注目のアタッカー、アレックス・カラトラバが、ペレ・ミジャらを差し置いていきなり開幕戦の先発メンバーに抜擢されました。カラトラバは72分間の出場の中で非常にアクティブにピッチを動き回り、放った2本のシュートをいずれも枠内へと飛ばす素晴らしい輝きを見せました。後半63分に警告を受けた直後の72分、ポル・ロサノとの交代でベンチへ退きましたが、RCDEスタジアムのファンに強烈なインパクトを残しました。

マノロ・ゴンサレス監督は試合後、彼のパフォーマンスを高く評価しつつも、さらなるポテンシャルへの期待を口にしました。『カラトラバはまだこれからもっと素晴らしいプレーができるし、さらに決定的な選手になるだろう。今回は良かったが、まだ上がある。私は彼を非常に信頼しており、必ずもっと良くなる』。また監督は、膝の重傷からの回復を目指しているハビ・プアドが復帰した際、プアドとカラトラバを共存させることがチームにとって最も理想的な攻撃オプションであるとの戦術的な見解を示しました。(via Estadio Deportivo)

復帰した「アイデア工場」ハビ・エルナンデスと若手ヒノホへの温かい眼差し

今夏にレンタル先からチームに復帰したハビ・エルナンデスが、まるでピッチ上で『火花を散らすようなアイデアの工場』と形容される見事なパフォーマンスを披露し、中盤で絶大な存在感を示しました。彼は前半25分にディフェンダー二人を鮮やかにかわして相手GKのセーブを強いる決定的なシュートを放ったほか、前半40分にはエリア内へ侵入してロベルト・フェルナンデスの2点目となるゴールを完璧なアシストで演出しました。ドーランやカラトラバとの前線での流動的な連動性は、レバンテの守備陣を完全に崩壊させました。

また、同じく今夏クルトゥラル・レオネサから加入し、左サイドバックとして素晴らしい先発デビューを果たした若手のロヘル・ヒノホに対し、指揮官は極めて温かい言葉を贈りました。監督は『ヒノホに関しては、落ち着いて辛抱強く見守る必要がある。彼のような若い選手は、いつかミスをする日も来るだろう。しかしその時に、私たちが彼をサポートして助けるためにそこにいなければならない』と話し、若い才能を辛抱強く育てていく揺るぎない覚悟を明かしました。(via MARCA)

モンチ新SDが仕掛ける移籍市場の最終攻勢とスロベニア代表DF獲得の噂

新たにスポーツディレクターに就任したモンチ氏は、リーグ戦が開幕した現在もチーム強化の手を緩めていません。彼はメディアに対し、今夏の補強がまだ完了しておらず、市場の閉幕までにさらに『2名から3名』の新戦力を確保する必要があることを公式に認めました。そのターゲットの筆頭に挙がっているのが、スロベニア代表の26歳センターバック、ヴァニャ・ドルクシッチです。

ドルクシッチはロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに所属しており、ギリシャのPAOKテッサロニキへの移籍交渉が最終段階に入っていましたが、エスパニョール側からの熱烈なアプローチを受けて進路を変更、バルセロナへの移籍に強く惹かれています。現在、両クラブ間で最終合意に向けた話し合いが進められており、ウナイ・ヌニェス、キリントシー・ハルトマン、ガブリエウ・モスカルド、そしてカラトラバに続く、エスパニョールにとって今夏5人目の重要な補強選手となる可能性が極めて高くなっています。(via Esport3)

現実的な目標を据えるマノロ・ゴンサレス監督の長期的なプラン

レバンテを3-0で破り、暫定首位を分け合う完璧なスタートを切ったマノロ・ゴンサレス監督ですが、その胸の内は非常に地に足が着いた現実的なビジョンで占められています。監督は『ここで複雑な経験もたくさんしてきた。このようなスタートを切れたのは最高だが、まだ長い道のりがある。ここからさらにプッシュしていかなければならない。私が望むのは、できるだけ早く残留の安全圏とされる勝ち点43か44に到達することだ。自分たちがベストな状態であれば、どんな相手とも競い合える。それが必ず勝てるという意味ではないが、ピッチでは多くのことが起こる』と語り、決して現在の順位に浮かれることはありませんでした。

次節には、ジョゼ・モウリーニョ新監督率いるレアル・マドリードをホームに迎え、さらにその次にはアウェーでレアル・ソシエダと対戦するという過酷な連戦が控えています。監督は『勝利することは成長を促し、落ち着きをもたらす。マドリードやソシエダは極めてタフな相手だが、今日の勝利によって非常に良い精神状態で挑むことができる』と話し、強敵相手に真っ向から立ち向かう強い意気込みを示しました。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

エスパニョールは開幕戦でレバンテを3-0で破り、2019年以来となるホームでの大勝劇を披露して幸先の良いスタートを切りました。新戦力や復帰組の台頭、そしてエースの活躍がファンを沸かせる一方で、キャプテン・カブレラのVAR画面破壊による出場停止処分が確定したことは、モウリーニョ率いるレアル・マドリードとの次節に向けて非常に大きな痛手となります。モンチ新SDのもとで最終補強を急ぎつつ、現実的な勝ち点の積み上げを狙う新生エスパニョールの今後に大いなる注目が集まります。