レヴァークーゼンとの最終戦は1-2で逆転負け 課題を残してプレシーズン終了

セビージャFCは、プレシーズン最後の非常にタフな親善試合として、敵地バイ・アレーナでのバイエル・レヴァークーゼン戦に臨み、1-2の逆転負けを喫しました。

前半の立ち上がり、セビージャは非常に組織的で素晴らしいポゼッションを披露し、夏の準備期間の中で最も見事なフットボールを展開していました。前半18分、チームの最重要ディフェンダーに成長したキケ・サラスによる美しいサイドチェンジのパスからチャンスが生まれます。ボールを受けたカンテラーノのミゲル・シエラが、エリア外から見事なコントロールで内に切り込み、強烈な左足のミドルシュートをゴールネット右隅へ突き刺してセビージャが先制しました。シエラはこれでプレシーズン合計3ゴール目をマークし、チーム内最多得点者としてルイス・ガルシア・プラサ監督へ強烈なアピールを続けています。前半13分には、同じくキケ・サラスのロングパスに抜け出したイサク・ロメロがエリア内でタプソバに倒される明らかなペナルティシーンがありましたが、主審がこれを流すという不運な判定もありました。

しかし、後半に入ってメンバーを大幅に入れ替え、さらにSanganteをボランチに配するなどの戦術的実験を行うと、チームのインテンシティは急激に低下。ドイツの強豪に主導権を完全に握られました。後半66分、途中出場した元ジローナのミゲル・グティエレスの精度の高いクロスから、同じく途中出場のパトリック・シックにヘディングで同点弾を許すと、後半78分にはテリエのラストパスから再びシックに無防備な状態でシュートを流し込まれ、1-2でタイムアップを迎えました。

この敗戦を受け、ルイス・ガルシア・プラサ監督は戦力不足への強い焦燥感を吐露しています。指揮官は、カギ括弧で『今ある戦力だけで新シーズンに突入すれば、クラブがラ・リーガ残留を争えるかどうかというレベルの話ではなく、私自身が最後までセビージャの監督としての職務を全うできるかさえ怪しい。それはコイントスのようなものだ。一刻も早く、ピッチ上で違いを生み出せる新しい実力派の戦力をフロントが用意してくれなければ、極めて厳しいシーズンになることは誰の目にも明らかだ』と話し、フロントのスポーツディレクター部門に緊急の補強を直訴しました。

なお、この試合では後半から新守護神のフラン・ゴンサレスが待望のセビージャデビューを飾りましたが、相手のシュート3本のうち2本が失点に繋がるという、ほろ苦いスタートとなりました。左サイドバックで先発したガブリエル・スアソはイージーなミスや対人守備での軽さを露呈し、交代したアンドレス・カストリンも集中力を欠いて2つの失点シーンすべてに顔を出してしまうなど、守備陣の脆さという致命的な宿題を突きつけられる形となっています。(via Estadio Deportivo)

ギオルギ・コチョラシュビリの獲得が間近 買い取り義務付きレンタルで基本合意

セビージャは、中盤の要として期待を寄せるジョージア代表ミッドフィールダー、27歳のギオルギ・コチョラシュビリの獲得交渉をほぼ完了させました。

コチョラシュビリはかつてレバンテでプレーした経験があり、ラ・リーガの環境を熟知している実力派です。今夏の市場においては、ヘタフェCFが獲得に向けて圧倒的に有利な立場に立っていましたが、セビージャのスポーツディレクターであるホセ・イグナシオ・ナバーロが交渉に急襲をかけ、選手本人の『セビージャという名門でプレーしたい』という強い希望を味方につけて一気に形勢を逆転させました。

現在、セビージャとポルトガルのスポルティング(Sporting CP)との間で合意されている契約フォーマットは、1年間の期限付き移籍(レンタル)であり、特定の条件を達成した段階で自動的に実行される「義務買い取りオプション(総額約500万ユーロ)」が付随する契約内容となっています。スポルティング側は当初、即時の完全移籍での売却を求めていましたが、セビージャ側の粘り強いアプローチが実を結びました。

ポルトガルからの報告によると、この発表が遅れている理由は、スポルティング側が他の主力の売却(ウスマヌ・ディオマンデ、ペドロ・ゴンサウヴェス、ダニエル・ブラガンサなど)の交渉を最優先に処理していたためであり、コチョラシュビリのセビージャ行きについて不都合が生じたわけではありません。事実、コチョラシュビリはスポルティングのリーグ開幕戦(エストレラ・アマドーラ戦)の招集メンバーから完全に外されており、週明けにはセビージャへ飛び、メディカルチェックを経て正式に発表される見通しです。(via Estadio Deportivo)

15戦15発の怪物ロビー・ウレ獲得を熱望 選手本人も移籍を希望

セビージャのフロントは、前線の得点力不足を劇的に解消するための「プランA」として、スウェーデンのシリウスに所属する22歳のスコットランド人フォワード、ロビー・ウレの獲得交渉を極めて真剣に進めています。

ウレは今シーズンのスウェーデン・リーグ(オールスヴェンスカン)において、ここまで15試合出場15ゴールという、歴史的にも類を見ない驚異的な得点ペースを維持している規格外の怪物ストライカーです。シリウス側は彼の移籍金として900万ユーロから1000万ユーロという高額な評価額を設定していますが、セビージャは将来的な巨額のプラスバリューを見据え、この投資に踏み切る構えです。

スウェーデンのサッカー分析の第一人者であるジャーナリストのフレドリック・デ・ロン氏は、ウレのポテンシャルを大絶賛しています。デ・ロン氏は、カギ括弧で『ロビー・ウレはセビージャが支払うであろう移籍金のすべての価値を完璧にピッチ上で証明するはずだ。むしろ、現在の市場において彼の価値が1200万から1500万ユーロに達していないこと自体が不思議でならない。彼は圧倒的なフィジカルと強さ、スピードを備えたセンターフォワードだが、彼の真の強さは極めて高い戦術的な知性にある。エリア内での相手ディフェンダーのマークを外す動きはエリートそのものだ。ラ・リーガへのステップアップは非常に大きなものだが、彼のこれまでの急激な成長スピードを見る限り、スペインの舞台にもすぐさま順応して大活躍する可能性は極めて高い』と述べ、彼の獲得を強く推奨しています。

選手本人も周囲に対し、カギ括弧で『セビージャのようなビッグクラブへ移籍することは、自分のプロキャリアにとって今がまさにその時であり、最も正しい選択だ』と語り、移籍への強い熱意を隠していません。週明けの月曜日から開始されるトレーニングにおいて、ルイス・ガルシア・プラサ監督の手元に彼を届けるべく、ホセ・イグナシオ・ナバーロSDはシリウス側との最終決定を急いでいます。(via Estadio Deportivo)

エリス・スキリが中盤の補強候補に急浮上

セビージャは、中盤の底に確固たる守備力とインテンシティをもたらすターゲットとして、ドイツのアイントラハト・フランクフルトに所属する31歳のチュニジア代表ミッドフィールダー、エリス・スキリの獲得を検討しています。

スキリは昨シーズン、ケルンからフランクフルトに加入して主力として活躍していましたが、今夏の市場においてフランクフルトが新たなミッドフィールダー(ラファエル・オニェディカなど)を獲得したことに伴い、事実上の構想外となってグループから除外されています。契約が2027年まで残されているため、期限付きのレンタル移籍は除外され、完全移籍での獲得に向けてセビージャ側が獲得条件の問い合わせを行いました。

セビージャの技術部門は、ドイツでの経験が豊富で、ワールドカップのピッチでも強靭な耐久力を証明しているスキリを高く評価しています。彼の獲得に向けた動きは、現在大詰めを迎えているコチョラシュビリの移籍交渉とは完全に「並行」して進められており、両選手を同時に中盤に組み込むことで、ルイス・ガルシア・プラサ監督が求める強固なダブルボランチの布陣を完成させる計画が練られています。(via ElDesmarque)

ジブリル・ソウがジェノアに電撃移籍 退団時に残した辛口な愛のメッセージ

スイス代表ミッドフィールダーのジブリル・ソウが、イタリアのジェノアへ完全移籍することが正式に決定しました。

移籍金は契約解除金である400万ユーロ。昨夏、セビージャの極めて危機的な財政状況を少しでも和らげるため、自身の年俸削減に同意する代わりに、契約解除金をそれまでの1000万ユーロから半額以下の400万ユーロに引き下げるという約束がクラブとの間で交わされており、ジェノアがその条項を満額発動させました。

ソウはセビージャを旅立つ際、ファンに向けて極めて美しく、かつクラブのこれまでの体質を少しばかりチクリと刺す辛口な惜別の手紙を公開しました。ソウは、カギ括弧で『セビージャという、フットボールが人生の純粋な情熱と心そのものである特別なクラブに別れを告げるのは、本当に難しいことです。この街において、死ぬまでセビジスタという言葉は単なる飾り文句ではなく、みなさんがチームの最も過酷な時期に自らの行動で証明してくれた素晴らしい真実です。みなさんが私に注いでくれた温かいサポートと愛情に、心から感謝の言葉を述べたい。今後のチームの成功を祈るとともに、何よりも、サンチェス・ピスフアンのスタジアムに再び心からの本物の喜びが戻ってくることを切に願っています』という熱いメッセージを残しました。

ソウはかねてより、クラブの現状に対して公の場で非常に率直かつ批判的な意見を述べることで知られていました。2025年5月にも、カギ括弧で『私はこのセビージャに、ヨーロッパの素晴らしい舞台で戦い、タイトルを争うためにやってきた。決してこのような不当な残留争いを強要されるために来たわけではない』と言い放ち、伝統ある名門がただ生き残るためだけにピッチに立ち続ける現状を深く憂いていました。彼の去り際の言葉には、本来あるべきトップレベルのクラブとしての輝きを取り戻してほしいという、セビージャへの最後までの一貫したリスペクトと深い愛が込められていました。(via ElDesmarque)

ジョアン・ジョルダンのポルトガル移籍が秒読み段階

セビージャは、今夏の選手放出における最大の懸案事項の一つであった、ミッドフィールダーのジョアン・ジョルダンのポルトガルへの移籍交渉が最終段階に入っていることを確認しました。

ホセ・イグナシオ・ナバーロSDは今夏、これまでのフロントがなし得なかった高額年俸選手(タンギ・ニアンズ、ラファ・ミルなど)の整理を次々と成功させ、さらにアコール・アダムズやフアンル、ジブリル・ソウの放出によってまとまった経済的対価を確保してきました。しかし、2027年まで契約が残るジョルダンの超高額サラリー(かつてチャンピオンズリーグを戦っていた時期に締結された巨額の契約)の存在が、クラブのサラリーキャップを非常に厳しく圧迫していました。

プレシーズンの開始時、ルイス・ガルシア・プラサ監督はジョルダンを自身の構想から完全に除外し、クラブは彼をグループ全体の練習から完全に分離して個別メニューを行わせるという強硬手段(アパルタード)に出ました。この措置に対し、ジョルダン本人と彼の代理人グループは強い屈辱を味わい、クラブに対して契約違反やハラスメントを理由に正式に法的提訴を辞さない構えを見せて激しく反発していました。

しかし、このままセビージャに残留しても公式戦での出場時間が1分も与えられないという冷酷なプロの現実を前に、選手側は態度を和らげ、最終的に円満な形での退団交渉に応じました。現在、ポルトガルのクラブとの間で具体的なローン(期限付き)での移籍交渉が合意に向けて急ピッチで進められており、このジョルダンの放出によって生まれるサラリーの空き枠により、セビージャは移籍市場の最終盤における中盤と前線の緊急補強のための貴重な財政的猶予を手に入れることになります。(via MARCA)

若きディフェンダーの未来を巡る動き カストリンの契約延長交渉とオソの去就

セビージャのフロントは、チームの将来を担うカンテラ出身の若き有望株たちの去就を巡り、非常に活発な交渉を行っています。

1人目は、昨シーズンの最終盤に卓越したパフォーマンスを見せ、チームの1部残留に大きく貢献した20代前半のセンターバック、アンドレス・カストリンです。カストリンの現行契約は2027年までとなっています。

クラブは彼の多大なる貢献を正当に認め、2030年までの3年間の長期契約延長と、大幅な昇給、さらにトップチームとしての正式なライセンス(1番から25番の背番号の付与)を盛り込んだ魅力的な最新オファーを提示しました。

現在、オサスナやGetafe、さらにレバンテといった複数のラ・リーガのクラブが、彼が契約を更新しなかった場合に、来夏のフリー(移籍金ゼロ)での獲得を目指して状況を注視しています。しかし、カストリン本人はルイス・ガルシア・プラサ監督の信頼を感じており、セビージャでこそ自分のプロキャリアを大きく成長させることができると深く信じているため、契約延長に合意する可能性は極めて高く、クラブの首脳陣も交渉の妥結に対して非常に楽観的な姿勢を崩していません。

もう1人のターゲットである左サイドバックのオソに関しては、事態は少し複雑です。契約は2027年まで残されていますが、夏の初めにギリシャのオリンピアコスやイングランドのノッティンガム・フォレスト(マリナキス・グループが所有)との間で行われた売却交渉が、条件面での不一致から完全に決裂しました。

現在、フランスのストラスブール、イタリアのフィオレンティーナ、そしてポルトガル方面の複数のクラブが彼の状況に関心を示しています。セビージャ側はオソの売却価値として1000万ユーロ(約16億円)という非常に高額な最低売却ラインを設定しており、財政回復のための多大なるプラスバリューを確保するための強気な交渉を継続しています。(via ElDesmarque)

ゴールドマン・サックスにクラブの独占売却権を付与 計画の全貌

セビージャFCのクラブの売却プロセスが、アメリカを拠点とする巨大投資銀行ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の主導のもと、完全に国際的かつプロフェッショナルなルートへとシフトしました。

これまで、セビージャの買収に強い関心を示していると噂されていたアメリカの投資ファンド、リバーサイド・マネジメント・グループ(RMG)へのクラブの売却計画は、完全に「消滅」してテーブルの上から排除されました。

リバーサイドはこれまでの1年半の間、3回にわたりアプローチをしてきたものの、具体的なオファー書面を一度も提示しないという非常に不誠実な態度に終始し、関係者の信頼を失っていました。さらに、彼らが交渉の最終段階において、セビージャのウルトラグループである「ビリス・ノルテ(Biris Norte)」の元主要メンバー(セビージャ東部のレストランオーナー)を現地の仲介役代理人として指定し、その店舗で大株主たちと会合を持たせるという、4億5000万ユーロの巨大取引を扱うに値しない極めて不適切なやり方を強行したため、交渉関係者は激怒して決裂に至りました。

このような「お騒がせバイヤー」や「 Opportunist (機会主義者)」を排除するため、セビージャの現経営大株主陣は、6月1日以降、新しい交渉ルールを厳格に導入しました。それは、正式な買収意向表明書(LOI)に署名する際、必ず「2000万ユーロ(約32億円)の現金保証金」を銀行口座にデポジットしなければならないという条件です。もし、かつてセルヒオ・ラモスとFive Eleven Capitalが起こしたように、交渉の土壇場で突然35%もの不当な値下げ要求をして逃げようとした場合、この2000万ユーロは即座に没収される極めて厳格なセキュリティールールです。この厳しい条件を提示された瞬間、リバーサイドをはじめとする多くの怪しいバイヤーは一斉に逃げ去りました。

現在、ゴールドマン・サックスはセビージャの株の「85%の資本売却」を仲介するための独占仲介権を付与されており、交渉のオフィスをメディアの騒音の多いセビージャからニューヨークへ完全に移転させました。

最大の目的は、2026年12月31日の年末までに、フットボール界に深い理解と確固たる財政力を備えた「欧米の超大物インベスター」にクラブを完全に売却することです。ゴールドマン・サックス側は、現在のクラブの財務状況から、売却完了後に最低でも8000万ユーロ(約130億円)規模の資本増資(増資オペレーション)を強制実行し、名門セビージャのピッチ上でのかつての覇権を取り戻すための、緻密で壮大な青写真を構築しています。(via Estadio Deportivo)

若きタレントの獲得競争 劇的な移籍劇の舞台裏

セビージャの補強部門は、アトレティコ・マドリードB(アトレティコ・マドリー)に所属し、今夏のシメオネ監督の韓国遠征にも帯同している10代の非常に前途有望な右ウインガー、イケル・ルケの獲得に関心を示し、リストの上位に置いていました。

フアンル・サンスが退団したことに加え、スイス代表ルーベン・バルガスの去就がいまだに流動的である背景から、ルイス・ガルシア・プラサ監督は右サイドの爆発力を高めるアタッカーを求めていました。

しかし、イケル・ルケの争奪戦においては、同じマドリードのラヨ・バジェカーノがすでに数週間前から交渉を本格的に進めており、アトレティコとの間で獲得合意のほぼ最終段階に達していることが判明しました。セビージャも土壇場での逆転獲得を模索しましたが、アプローチの時期が遅すぎたため、この若き右ウイングがサンチェス・ピスフアンのピッチに立つ可能性は限りなく低くなっています。

技術部門は、直ちに次のリストのターゲットの検討へとシフトしています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

プレシーズン最終戦でレヴァークーゼンに1-2で逆転負けを喫し、ルイス・ガルシア・プラサ監督が現状の戦力不足に猛烈な危機感を表明する中、セビージャFCのピッチ外では新シーズンに向けた大改革が加速しています。ジブリル・ソウのイタリア移籍とジョアン・ジョルダンのポルトガルへの円満移籍交渉の進展により、クラブは貴重なサラリー枠を確保。これにより、ジョージア代表コチョラシュビリやスコットランドの怪物FWロビー・ウレの来週早々のダブル獲得、さらにはスキリの打診など、SDナバーロ氏による補強オペレーションは一気に大詰めを迎えています。クラブ経営面でも怪しいバイヤーを排除し、ゴールドマン・サックス主導のもとで年末までの名門売却と8000万ユーロの巨額増資計画がニューヨークの裏舞台で本格始動するなど、未来に向けた極めて重要でスリリングな1週間が始まります。