ケルンとの第2戦での敗戦と3連敗を喫したプレシーズンの厳しい現状

レアル・ソシエダは、ドイツ1部のケルンとの親善試合第2戦に臨み、1-2で敗北を喫しました。

前日にも同クラブに2-0で敗れており、これでプレシーズンは3連敗となり、新シーズンに向けた調整に暗雲が立ち込めています。

試合はケルンの本拠地ラインエネルギーシュタディオンに37,000人の大観衆を迎えて行われました。

開始わずか5分、ヤンゲル・エレーラが自陣ディフェンスラインの背後へ不用意なバックパスを送り、これをケルンのマイナにかっさらわれて独走を許しました。マイナはエリア内に侵入し、ソシエダのGKウナイ・マレロとの1対1を冷静に制してケルンが先制しました。

しかしそのわずか5分後の前半10分、ソシエダが素早いカウンターから反撃を見せます。マルシャルとソレールが電撃的な崩しを見せ、ナビャラ出身のソレールがエリア内へ鋭い縦パスを供給。これを相手DFロチョシュヴィリがクリアしようと足を伸ばしましたが、ボールはそのままケルンのゴールネットへと吸い込まれ、オウンゴールによる同点劇となりました。

前半の終盤、エリア内での競り合いにおいて、ソシエダのFWオルリ・オスカルソンが相手ディフェンダーの激しい肘打ちを顔面に受け、出血を伴う負傷に見舞われました。ピッチ上で医師による治療を受けたものの、主審のトム・バウアー氏はこの決定的なファウルに対してペナルティキックを宣告しませんでした。

1-1で迎えた後半、残り12分となった78分に再び失点を喫しました。ケルンのアムクが放った正確なパスに、ピッチに入ったばかりのケルンアタッカー、ヤコビが頭で完璧に合わせ、ソシエダのゴールを破る勝ち越し弾をマーク。これが2-1の決定的な決勝点となり、試合は終了しました。

この試合の先発メンバーは、レミロ、アランブル、ジョン・マルティン、スベルディア、セルヒオ・ゴメス、ヤンゲル・エレーラ、トゥリエンテス、カルロス・ソレール、マルシャル、バレネチェア、オスカルソンでした。警告はスベルディアが受けています。ファンはプレシーズン最終盤での得点力不足や、新戦力が未だに確定していないフロントの動きに大きな不安と不満を募らせています。(via Estadio Deportivo)

久保建英がワールドカップでの負傷を乗り越えプレシーズン初出場

この厳しい敗戦の中で、唯一とも言える最大の明るいニュースが、ソシエダの絶対的エースである久保建英の復帰でした。

久保建英は先日のワールドカップにおいて、日本代表のメンバーとして戦った際に負傷を負い、その後の調整やリハビリを個別に続けていたため、これまでのプレシーズンマッチへの出場は見送られていました。

しかし今回のケルン戦において、ついに怪我が完全に癒えたことが証明され、後半から待望の途中出場を果たしました。

これが久保にとって今夏のプレシーズンにおける記念すべき初の実戦ピッチとなり、持ち前の機敏な動きや突破力を披露しました。来週末に控えるラ・リーガの開幕に向けて、コンディションが万全な状態に戻りつつあることを強く印象づけました。(via SPORT)

モロッコ代表DFネイフ・アゲルドの復帰交渉が大詰めもロッカールーム内に過去の不信感

移籍市場において、ソシエダのスポーツディレクターを務めるエリック・ブレトスは、ペレグリーニ・マタラッツォ監督からの明確な要望である、センターバックの補強と、前線でサイドにも流れることのできるアタッカーの補強に向けて急ピッチで動いています。

その最優先ターゲットとして、かつてソシエダに在籍していた30歳のモロッコ代表DFネイフ・アゲルドの復帰交渉が最終局面に達しています。

交渉はオリンピック・マルセイユとの間で進められており、400万ユーロのレンタル料を支払う形での期限付き移籍、さらに1100万ユーロでの買取オプションが付随している契約で大筋合意に達しています。アゲルド自身もソシエダへの復帰を最優先としており、ナポリなど他クラブからのオファーを拒否しています。

しかし、このアゲルドの獲得劇の裏には、ソシエダのロッカールーム内において、かつて彼が在籍していた時期の不穏な火種が懸念されています。

アゲルドが2年前にソシエダでプレーしていた際、前半戦は非常に高いパフォーマンスを見せたものの、後半戦は常に怪我に泣かされていました。

だがその怪大一番の怪我の状況に対し、一部の選手たちが『彼は大一番の重要な試合になると奇跡的に怪我から回復して出場するが、対戦相手のレベルが下がる試合や重要度の低いゲームになると、すぐに怪我を理由にプレーを回避している』という、自己防衛のための温存策を疑うようになり、チームメイトとの信頼関係に不信感が生じていました。

2027年に開催が予定されているアフリカネイションズカップを控える今シーズン、再び彼が代表活動や大一番のために自身の体をセーブし、クラブの試合を不当に欠場するのではないかという疑念が早くもサポーターや関係者の間で囁かれており、獲得後の人間関係の管理がマタラッツォ監督に課される大きな課題となる可能性があります。(via ElDesmarque)

レアル・ソシエダBがサラゴサとのカルロス・ラペトラ記念で惜しくも逆転負け

レアル・ソシエダB(サンス)は、伝統あるカルロス・ラペトラ記念シウダー・デ・サラゴサ杯において、レアル・サラゴサと対戦し、1-2の逆転負けを喫して準優勝となりました。

ジョン・アンソテギ監督が率いる若きサンスは、前半から信じられないほどの高いパスワークと組織的なプレスを披露し、サラゴサのホームサポーターからブーイングが飛び交うほどピッチ上を完全に圧倒しました。

前半14分、素晴らしいパス連携から、エースのアスティアサランが冷静にネットを揺らしてソシエダBが先制しました。

その後もソシエダBは主導権を握り続け、アスティアサランが何度もチャンスメイクしたほか、マリエスクレナやゴロサベルも決定的な追加点のチャンスを迎えましたが、サラゴサの守備陣に阻まれて追加点は奪えませんでした。

しかし、サラゴサがハーフタイムにメンバーを大幅に入れ替えた後半、試合の主導権を完全に奪い返されました。

後半56分、サラゴサのペレイラが仕掛けた突破からのルーズボールをハルディに押し込まれて1-1の同点とされました。

試合はペナルティキック戦に突入するかと思われた最終盤の89分、サラゴサのフランチョから配給された極めて精密なクロスを、アデモに頭で押し込まれて痛恨の勝ち越しゴールを許し、1-2でタイムアップを迎えました。

この試合に出場したソシエダBのメンバーは、フラガ、ガロ、アゴテ、カルボネル、ロペロ、カルデロン、アスティアサラン、エセイサバレーナ、マリエスクレナ、ゴロサベル、ソロエタであり、途中出場として、ララニャガ、オレアガ、オサズワ、オロベンゴ、テジェチェアがピッチに立ちました。(via MARCA)

【本日の総括】

レアル・ソシエダはプレシーズンでの得点力不足や守備の連携ミスが響き、ケルンに1-2で敗れて3連敗を喫するなど、開幕に向けて極めて重い課題を突きつけられています。しかし、ワールドカップでの負傷を克服したエース久保建英がプレシーズン初出場を果たしたことは、チームにとってこの上ない希望の光です。移籍市場では元所属のネイフ・アゲルド獲得に近づく一方で、かつての自己保身的な温存疑惑によるロッカールームの懸念も浮上。若きBチームがサラゴサ相手に善戦を見せるなど収穫もある中、マタラッツォ監督体制はピッチ内外で解決すべき宿題を抱えながら本番へと向かいます。