2025-26シーズン総括とチャンピオンズリーグ敗退の背景
🗣️ 元選手のベニャト・エチェバリアが今シーズンのチームを総括しました。全体的な評価は「ポジティブ」としつつ、エルネスト・バルベルデ監督のチームがパフォーマンスを落とした原因としてチャンピオンズリーグ(CL)の過労を挙げて擁護しています。
ベニャトは『CLのような大会は過労を伴い、それが高くついた。努力しても報われないのを見ると、それが少しずつ重荷になっていく』と語りました。CLは最初のラウンドで敗退したものの、最終節まで突破の可能性を残して高い競争力を示しました。さらに『コパ・デル・レイでは準決勝まで戦い、最終的に優勝したチームに敗れた。チャンピオンズリーグでは、最高レベルの要求が求められるグループで高いレベルで競争した。ただ、国内リーグではあと4、5ポイント必要だったかもしれない』と振り返っています。
また、バルベルデ監督については『ビルバオがこれまで持っていた、そしてこれからも持つであろう最高の監督だ。データが示している。彼はビルバオをチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグに導いた。コパ・デル・レイとスーペルコパも勝っている。機能しないと見れば変更し、最終的に前進させる。とてつもない功績だ』と最大級の賛辞を贈りました (via Estadio Deportivo)。
新監督就任とペイオ・カナレスの去就を巡る動き
👔 エルネスト・バルベルデ監督が退任し、エディン・テルジッチが新監督として就任することが決まりました。テルジッチ新監督は自身のスタイルに合わせてチームを再構築するため、多くの選手を放出するという大きな課題を抱えています。
その中で最も注目されているのが、レンタル先のラシン・サンタンデールで1部昇格に大きく貢献したペイオ・カナレスです。バルベルデ前監督の構想からは外れていたものの、ラシンで34試合に出場し5ゴール8アシストと素晴らしいシーズンを送りました。
ラシンでチームメイトでありセグンダ最高の選手とも評されるイニゴ・ビセンテは、『セグンダで最高の選手はペイオ・カナレスだ。一緒にプレーした中で最高の選手であり、素晴らしい未来を持っている。アスレティックはとてつもないダイヤモンドを持っている。彼が残ってくれることを願っているよ。毎日彼の頭に言い聞かせているんだ。彼はとても若く、アスレティックでの未来は保証されている。世界的な選手になるだろう』と絶賛しています。
ラシンはカナレスの残留を求めて圧力をかけていますが、最終決定はテルジッチ監督に委ねられています。仮にアスレティックに復帰する場合、ウナイ・ゴメスやオイアン・サンセト(スタメン確実)とポジションを争うことになりますが、カナレスがピッチ上で見せる特徴はテルジッチ監督がトップ下に求めるプロフィールと見事に一致しています (via Estadio Deportivo)。
ユーリ・ベルチチェの契約延長が確実な情勢に
📄 36歳のユーリ・ベルチチェの去就について、クラブ内で楽観的な見方が広がっています。今季もスタメンとして重要な役割を果たしたものの、サンティアゴ・ベルナベウでの最終戦を欠場したことで将来が不確実視されていました。
しかし、エディン・テルジッチ新監督が彼の残留を強く希望したことで状況が好転しました。ユーリ自身も、高いレベルでプレーし続け、ピッチ上で貢献できる重要な役割が与えられるのであれば残留したいという明確な意思を持っており、交渉は一気に加速しています。
新しい契約は1年契約となり、出場試合数に依存するような条件はつかない見込みです。公式発表はまだですが、来季も彼がサン・マメスの左サイドを駆け上がる可能性が非常に高くなっています (via ElDesmarque)。
2025-26シーズン全選手評価(GK・DF陣)
🛡️ 今シーズン、全公式戦で31人の選手が起用されました。怪我がチームの大きな足かせとなり、ウナイ・エギルスは深刻な膝の負傷を2度負い、唯一出場機会がありませんでした。以下、守備陣の評価です。
🧤 ウナイ・シモン: 序盤は少し不安定でしたがすぐに持ち直し、ポイントをもたらすセーブ(オサスナ戦のブディミルのシュートストップなど)を見せました。リーグ戦37試合、CL8試合、スーペルコパに出場し、スペイン代表としてW杯にスタメン出場予定です。
🧤 フレン・アギレサバラ: メキシコのプーマスから呼び戻され、コパ・デル・レイ全5試合に出場し好パフォーマンスを披露。ベルナベウでのリーグ最終戦にも出場しました。
👟 ヘスス・アレソ: オサスナから1200万ユーロで加入するも、右SBのポジションをゴロサベルに奪われ、今季の失望の一つとなりました。
👟 アンドニ・ゴロサベル: 控えからスタートしてポジションを奪取。オサスナ戦の好プレーでスタメンに定着し、尻上がりに調子を上げました。
👟 デ・マルコス: 現役引退。両SBやCBでプレーし、ビジャレアル戦のミスの後メンバーから外れていましたが、ベルナベウでの最終戦にワン・クラブ・マンとして出場しスパイクを脱ぎました。
👟 ジェライ・アルバレス: UEFAからの10ヶ月の出場停止処分という大打撃を受けましたが、4月2日の処分明け直後のヘタフェ戦でスタメン起用され、素晴らしいレベルで復帰。2028年まで契約延長しました。
👟 ダニ・ビビアン: 序盤の不調や筋肉系の怪我を乗り越え最高のプレーを見せた時期もありましたが、終盤に調子を落としW杯メンバーから落選。全体的に低調でした。
👟 アイメリク・ラポルテ: シーズン途中にCB不足解消のため加入。絶対的なスタメンとして最後方からのビルドアップで貢献し、W杯のスペイン代表メンバーにも選ばれました。
👟 アイトール・パレデス: 序列を下げスタメンの座を失いましたが、欠場者が出た際には役割を果たしました。30試合(リーグ戦19試合)に出場し2ゴール。
👟 エギルス: CB不足で契約延長されたものの、プレシーズンにカンタブリアで膝の重傷。回復してチーム練習に復帰しましたが、5月14日の練習で再び負傷し出場なし。
👟 (名前記載なしのナバーラ出身CB): CB不足時にトップチームの練習に参加。コパ2試合(バレンシア戦、レアル・ソシエダ戦)に出場し、主にビルバオ・アスレティックで24試合に出場しました。
👟 ユーリ・ベルチチェ: 傑出した選手の一人で、キャラクターと気迫をもたらし攻撃でも貢献。リーグ戦6アシストでチームトップタイを記録しました。
👟 イマノル・ガルシア・デ・アルベニス: ユーリの控え。ベルナベウでの最終戦では良いプレーを見せましたが、スタメン定着にはさらなる成長が必要です。順調に成長中です (via Mundo Deportivo)。
2025-26シーズン全選手評価(MF・FW陣)
⚔️ 続いて中盤と攻撃陣の評価です。
⚽ イニゴ・ルイス・デ・ガラレタ: チームのゲームメイカー。彼が良いレベルにあるとチームも機能します。怪我なく過ごしました。
⚽ ミケル・ベスガ: 昨季の好調を維持できず。フィールドプレーヤーでリーグ戦最長出場時間を記録し、シーズンが非常に長く感じられた様子です。
⚽ ミケル・ハウレギサル: フィールドプレーヤーで唯一CL全8試合に出場。ベスガを抑えて3番手の中盤の選手に成長しました。
⚽ (名前記載なしのビトリア・ガステイス出身MF): 4番手として33試合(リーグ23試合)出場。契約はあと1年残っていますが、『ただいるだけにはなりたくない』と退団も示唆しています。
⚽ ベニャト・プラドス: 8月の2試合に出場後、十字靭帯断裂の重傷。ベルナベウでの最終戦でベンチ入りしたものの出場はありませんでした。
⚽ ウナイ・ゴメス: 多様性の塊で多くのポジションをこなし、終盤はトップ下で起用されました。インテンシティの高さが監督好みですが、時に焦りが見られます。
⚽ エデル・ガルシア: リーグ戦2試合に出場。主にビルバオ・アスレティックで34試合4ゴール。
⚽ イニャキ・ウィリアムズ: 期待されたレベルに達しなかったスターの一人ですが、終盤にパフォーマンスが向上。リーグ戦6アシスト(最後の2つはベルナベウ)を記録しました。
⚽ ロベルト・ナバーロ: 新加入選手。途中出場から良いレベルを見せ、チーム2位の8ゴール(リーグ6、CL2)を記録しました。
⚽ (名前記載なしのビルバオ・アスレティックのキャプテン): ゲチョ出身。ドルトムント戦でサンナディに代わって後半出場。Bチームで27試合5ゴール。
⚽ オイアン・サンセト: 昨季の姿は見られず、前線で違いを作る選手が現れなかったためチームは苦しみました。
⚽ セルトン・サンチェス: ユースリーグの活躍でトップチームへ。不利な状況での出場が多く、リーグ戦16試合(スタメン4)で2ゴール。
⚽ ニコ・ウィリアムズ: 恥骨炎の回復のために休まざるを得ず、復帰後はパフォーマンスが向上しましたがバレンシア戦で再び負傷。W杯には行きます。
⚽ (名前記載なしのナバーラ出身アタッカー): 右足の親指の外傷性関節炎により苦しみました。全公式戦40試合に出場するも2ゴールのみ。
⚽ (名前記載なしのアイア出身選手): ベルナベウでのマドリード戦でイニャキのクロスからヘディングでアスレティックでの初ゴール(今季チーム最後のゴール)を記録しました。
⚽ (名前記載なしのBチームFW): CLニューカッスル戦でデビュー。その後PSG戦、スポルティングCP戦、セビージャ戦に出場し、未来のFWとして期待されています。
⚽ マロアン・サンナディ: 半月板の手術で4ヶ月以上離脱。11試合のみの出場で、唯一のゴールは開幕戦のセビージャ戦でした。
⚽ ゴルカ・グルセタ: 困難なシーズンの中、17ゴール(リーグ10、CL5、コパ2)を記録。ベルナベウでのイニャキからのボレーで自己最多記録を更新し、チームの得点王となりました (via Mundo Deportivo)。
その他の小ネタ
👀 レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールは、ブラジル代表としてW杯へ向けた準備を優先するため、リーグ最終節のアスレティック・ビルバオ戦の出場を免除されました (via SPORT)。
【本日の総括】
2025-26シーズンのアスレティック・ビルバオは、CLの過密日程による負傷者続出に苦しみながらも、テルジッチ新監督の就任やユーリの契約延長、カナレスの復帰の可能性など、来季に向けたポジティブな動きが加速しています。主力選手の評価は分かれましたが、新たなサイクルへの期待が高まるシーズン終了となりました。