UDアルメリア & マラガCF

ラ・ロサレダで30,083人の大観衆を集めて行われた1部昇格プレーオフ決勝の第1戦は、両者慎重な姿勢を崩さず0-0の引き分けに終わった。前半にアルメリアのディオン・ロピーのシュートがポストを直撃し、後半はマラガのビクトル・ムニョスがチャンスを作ったものの、アルメリアのGKアンドレス・フェルナンデスの好セーブに阻まれた。終盤にはアルメリアのニコ・メラメドとアドリアン・エンバルバがシュートを放ったが、マラガのGKアルフォンソ・エレーロが防ぎ切り、互いに譲らぬ展開となった (via Estadio Deportivo)。

勝負の行方は6月20日(土)21:00にUDアルメリア・スタジアムで行われる第2戦に委ねられた。レギュラーシーズンを3位で終えたアルメリアに対し、マラガはそれより下位であったため、延長戦(120分)を終えて同点だった場合は、アドバンテージを持つアルメリアが1部に昇格する規定となっている。今季はラシン・サンタンデールとデポルティーボ・ラ・コルーニャが直接昇格を決めており、最後の1枠を懸けたアンダルシアダービーとなる (via SPORT)。

アルメリアのルビ監督は試合後、『90分になるか120分になるかはこれからだ』と長期戦も視野に入れていることを明かした。さらに、クリーンシートを達成したことについて『無失点に抑えられると確信していた。そのための練習を長く積んできたからだ』と評価。アウェイでの引き分けには満足感を示しつつも、『負けて第2戦を迎えることになれば、もっと複雑になっていた。まだ何も成し遂げていないが、結果は妥当なものだ』と慎重な姿勢を崩さなかった (via Estadio Deportivo)。

一方のマラガは、フアンフラン・フネス監督のもとでチームとファンが強固に団結している。アウェイの第2戦に向けて、ロッカールームでは『1部まであと1ゴール』というマントラが繰り返されている。マラガは現在、エイバル(2-4)、セウタ(1-4)、サラゴサ(0-2)、そしてプレーオフ準決勝のラス・パルマス戦(0-1)と、アウェイで4連勝中である。フネス監督の就任当初はアウェイ成績がワースト4位だったが、レギュラーシーズン終了時には5位にまで引き上げている。カルロス・ドトールは『ラス・パルマスでも0-1で勝った。アウェイでもひるんでいない。ホームのような雰囲気はないが、ピッチも芝もボールも同じだ。我々にはゴールを決め、アルメリアに得点を許さないだけの十分な武器がある』と自信を見せ、ハビ・モンテロも『やる気と希望に満ちている。彼らよりも1部まであと1ゴール近い、ロッカールームに入ってそう感じた』と語っている (via Marca)。

スポルティング・ヒホン

7月8日からニコラス・ラルカモン新監督によるプレシーズンが開始されるが、サラリーキャップを広げるための最大6人の戦力外選手の放出が思うように進んでいない。ヘスス・ベルナルやリュカ・ペランといった選手には市場で関心が寄せられているものの、他クラブは彼らの現在の高額な給与条件に合わせるつもりがなく、契約解除の交渉は難航している。クラブ側は契約の全額を支払っての解除を避けたい一方で、代理人は最大限の補償を求めている。ヘスス・ベルナルにはラシン・フェロルとミランデスが関心を示しているが、給与が障壁となっている。リュカ・ペランについてもエマヌエル・グラルテの獲得に向けた交渉が進む中で退団交渉が行われたが、合意には遠い状況である。クラブが公に戦力外を認めたことが、交渉においてスポルティングの立場を弱くしている (via SPORT)。

レアル・オビエド

フリアン・カレロ新監督が率いるオビエドは、約1450万ユーロのサラリーキャップの制約内でチーム編成を進めている。この上限を引き上げるため、クラブは1〜2人の主力の売却を検討している。有力な退団候補の一人がアイセム・ハッサンである。1月の冬の市場ではトルコのトラブゾンスポルから600万ユーロとFWダニーロ・シカンの譲渡というオファーがあったが、当時は残留争いのためにこれを拒否していた。しかし、その後ハッサンのパフォーマンスは低下した。彼の売却益の40%はビジャレアルが保有しているため、仮に600万ユーロで売却した場合、オビエドの手元には360万ユーロが残る計算となる。また、36試合で6ゴール2アシストを記録したイリアス・シャイラも売却の可能性がある。彼の市場価値は400万ユーロと評価されている。昨夏ジローナから150万ユーロで獲得した際、ジローナはオビエドが支払った150万ユーロを差し引いた額の50%を受け取る権利を保持している。そのため、400万ユーロで売却した場合、オビエドには275万ユーロが入る見込みである (via SPORT)。

コルドバCF

イバン・アニア監督率いるコルドバは、今夏の補強第一号としてミランデスからフアン・グティエレス(26歳・右利きCB)の獲得をほぼ確実なものにしている。コルドバは、フランク・フォメジェムの負傷、ルベン・アルベスの断続的な違和感、そしてリーグ戦終盤に膝窩嚢胞の手術を受けたシャビ・シンテスなど、守備陣の度重なる離脱に悩まされており、信頼できるCBの獲得が急務となっていた。フアン・グティエレスはラシン・サンタンデールの下部組織出身で、エブロやセウタを経てミランデスでプレー。今季降格の憂き目に遭ったミランデスであるが、彼は過去2シーズンで公式戦76試合中75試合に先発し、68試合でフル出場を果たすなど、その鉄人ぶりと安定感を見せつけた。また、守備だけでなく6アシストを記録し、後方からのビルドアップにも長けている。グラナダやスポルティング・ヒホン、さらに1部から降格したマジョルカなども関心を示していたが、アニア監督がラシン・サンタンデール時代から彼を知っていたこともあり、コルドバが争奪戦を一歩リードした (via SPORT)。

CDカステリョン

ハララボス・ブルガリス会長がインタビューに応じ、クラブの長期的なプロジェクトについて語った。デポルティーボ・ラ・コルーニャやマラガのように、最高レベルで戦ってきた長い歴史と下部組織を持つクラブとは出発点が異なることを認めつつも、だからこそカンテラ(下部組織)の重要性は不可欠であると強調した。『カステリョンのようなクラブにとってカンテラは選択肢ではなく、不可欠だ』と語り、トップチームに選手を供給するための育成システムの構築に時間と投資を惜しまない姿勢を示した。Bチームの降格については、トップチームとの架け橋となるべき存在であるため、望んでいた結果ではないとしながらも、これを教訓に構造を改善し、より強くなって戻ってくる必要があると述べた。さらに、今後10年から20年先を見据え、トップチームから下部組織、医療スタッフ、パフォーマンス分析エリアまでを網羅する第2スポーツシティの建設を計画していることを明らかにした (via SPORT)。

エルチェCF

エデル・サラビア監督の退任に伴い、新たな監督候補としてガルシア・ピミエンタの名前が挙がっている。現在フリーとなっている同監督は、他クラブの動向と合わせてエルチェのフロントのリストに名を連ねており、今後の動向が注目される (via Estadio Deportivo)。

レアル・サラゴサ

悲劇的なプリメーラRFEF(3部)への降格が決定したレアル・サラゴサは、チームの大刷新を余儀なくされている。スポーツディレクターのラロ・アランテギが会見を開き、契約満了や降格による契約解除などで計26人の選手が退団したことを発表した。現在チームに残っているのは、フランチョ、フアン・セバスティアン、マルコス・クエンカ、ウゴ・ピニージャ、ユシフ・サイドゥ、ウゴ・バラチナ、ルーカス・テレール、アレックス・ゴメスのわずか数名であり、タチは1年の契約延長で残留した。さらに、バズダル、リソ、パウ・サンス、コサ、ウゴ・カリージョがレンタルから復帰する。イバイ・ゴメス監督が率いることとなる新チームに向けて、アランテギSDは5人の新戦力を発表した。セウタから復帰するルベン・ディエス(32歳)に加え、アレナスからGKアルナツ・ペーニャ、カディスから左SBラウル・ペレイラ、シェリフ・ティラスポリからMFピーター・アデモ、そしてジムナスティック・タラゴナからFWハウメ・ハルディを獲得。また、正GKのメインターゲットとしてディエゴ・フオリの獲得を目指している (via SPORT)。

移籍市場では、ボカ・ジュニアーズとの契約を双方合意で解除したアンデル・エレーラの復帰が目前に迫っている。アランテギSDとイバイ・ゴメス監督とはすでに合意に達しており、ホルヘ・マス会長と取締役会の承認を待つのみとなっている。アランテギSDは『彼を獲得する可能性が1%でも残っているなら、可能な限りのことをする』と強い熱意を語っている (via ElDesmarque)。さらに、今季イビサを退団してフリーとなっている元サラゴサのカーボベルデ代表ベベ(35歳)も復帰を熱望している。『サラゴサには大きな愛情を持っている。いつでも戻りたいと思っていたが、当時の監督に許してもらえなかった。サラゴサに戻ってやり残したことを終わらせる必要がある』と語り、サラゴサに対して『早急に昇格する義務があり、そのためには投資をして、違いを生み出せる選手を獲得しなければならない』とアドバイスを送っている。現在クラブからの連絡はないものの、オファーがあれば喜んで受ける姿勢を見せている (via SPORT)。

一方で、クラブはシウダード・デポルティーバとイベルカハ・エスタディオの芝の管理を行う「Royalverd」社との契約を継続する方針である。昨季は芝の硬さが原因で40以上の負傷者が発生したと批判を浴びた。FIFAの公式戦における芝の硬さの基準は65〜90グラビティであるが、シウダード・デポルティーバでは短期間の豪雨の影響などで150グラビティに達していたとされている。現在、トップチームが使用する第5グラウンドは季節の変わり目のため移行作業中である。また、モジュール式スタジアムであるイベルカハ・エスタディオについては、平坦度の問題と監査での施工不良の発覚により、新ロサレダ社は業者を変更。144,522.22ユーロの最安値を提示したGreen Natur Césped Deportivo社が新たに芝の張り替えを担当することになった (via SPORT)。

【本日の総括】

本日は、スペイン2部リーグ(LALIGA Hypermotion)において、1部昇格プレーオフ決勝でのマラガとアルメリアの激しい駆け引きが注目を集めました。両チームとも次戦の決戦に向けて慎重かつ自信に満ちた姿勢を見せています。また、オビエドやスポルティング・ヒホンといったクラブは、来季に向けたサラリーキャップの問題や主力選手の売却・退団交渉に直面しており、財政面での厳しいやり繰りが求められています。一方で、コルドバCFは的確な守備陣の補強を進め、CDカステリョンは長期的な視点でのクラブの基盤強化に着手しています。そして、まさかの3部降格となったレアル・サラゴサは、26人の退団という大刷新を行いながらも、アンデル・エレーラの復帰という明るい話題とともに再建を図っています。各クラブがそれぞれの事情を抱えながら、新たなシーズンに向けた準備を本格化させています。