バレンシアCF
カルロス・コルベラン監督が熱望するギド・ロドリゲス獲得に向け、クラブはオファーの金銭的上限を引き上げ、2年+1年オプションの3年契約を提示した。しかし、プレシーズン開始前までの回答期限を設けており、期限内に『イエスかノーか』の決断を下すよう選手側に迫っている。代役候補としてエンソ・バレネチェアらの名前も挙がっているが、クラブはギド一本に絞っている。 (via MARCA)
日本人選手、佐藤龍之介(FC東京)の獲得が決定的な状況となっている。19歳のトップ下や左ウイングをこなすアタッカーで、フェイエノールトとの獲得レースに勝利し、移籍金400万ユーロを支払うことで合意に至った。2028年までの契約を結ぶ予定で、サブ23枠での登録となるが、実質的にはトップチームの戦力として組み込まれる。16歳でプロデビューを果たし、今季はJ1で19試合に出場し6ゴール1アシストを記録した才能は、ディエゴ・ロペスやセルジ・カノスの負傷、ラマザニの退団によって生じたウイングの穴を埋める存在として期待されている。 (via Estadio Deportivo)
また、右サイドバックの補強として34歳のベルギー代表トーマス・ムニエと金銭面で基本合意に達した。コルベラン監督も強く支持しており、契約年数の詳細を詰めている段階である。この影響により、アストン・ビラのアンドレス・ガルシア獲得の可能性は遠のいた。 (via ElDesmarque)
ピッチ外では、新スタジアム「ノウ・メスタージャ」の建設が新たな段階に入った。7万席以上を覆う4800トンの大屋根を支えるケーブルの張設作業が開始されており、2027年7月の完成予定に向けて工事が進んでいる。来季のユニフォーム情報も判明し、ホームキットは白シャツに「トリノ」と呼ばれるワインレッドのアクセントが入り、従来の黒パンツ・黒ソックスに加え、1995年まで頻繁に使用されていた白パンツ・白ソックスのバリエーションも復活する。 (via ElDesmarque)
アトレティコ・マドリード
左サイドバックの補強としてマルク・ククレジャ(チェルシー)を狙っていたが、レアル・マドリードに奪われる形となったため、バイエル・レバークーゼンのアレハンドロ・グリマルドにターゲットを変更した。グリマルドには1000万〜1500万ユーロと安価な契約解除条項が存在し、クラブは2029年までの契約を提示して交渉を進めている。 (via Mundo Deportivo)
同じく獲得を狙っていたベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)についても、契約寸前まで漕ぎ着けていたものの、モウリーニョ監督の直接の電話によりレアル・マドリードへの加入が決定した。 (via SPORT)
ウルグアイ代表としてW杯に参加しているホセ・マリア・ヒメネスは、自身の去就について意味深な発言を残した。『まだアトレティとは2年契約が残っている。クラブとは正式に話していないが、彼らが決めることには耳を傾けるつもりだ。彼らの決定をそのまま伝えるよ』とコメントしており、今季公式戦25試合の出場にとどまった状況から、今夏での退団の可能性を排除していない。 (via ElDesmarque)
セビージャFC
ルイス・ガルシア・プラサ監督の希望により、今季1年契約で加入していたアレクシス・サンチェスとの契約延長交渉が進行している。低い給与水準と、試合終盤のジョーカーとしての役割を受け入れるかが残留の鍵となる。 (via ElDesmarque)
守備陣は大規模な人員整理が行われる。フアン・イグレシアスとジョン・グリディを既に獲得し、ル・アーヴルからアルナ・サンガンテもフリートランスファーで確保した。その一方で、負傷がちなマルカオをはじめ、フェデリコ・ガットーニ、ファビオ・カルドーソ、タンギ・ニアンズを放出候補に設定。キケ・サラスとアンドレス・カストリンは残留させる方針だが、ニアンズは高給がネックとなり退団拒否の姿勢を見せている。 (via Estadio Deportivo)
GK陣では、ニューカッスルで構想外となっているオディッセアス・ブラホディモスが給与ダウンを受け入れてのセビージャ残留を熱望している。ニューカッスルは代わりにセビージャの若手選手の優先交渉権を要求する可能性がある。また、ホアン・ジョルダンは2027年までの高額契約を盾にクラブからの放出オファーをことごとく拒否している。 (via Mundo Deportivo)
若手のペケ・フェルナンデスについては、監督は来季の構想に含めているものの、古巣のラシン・サンタンデールが買い戻しを希望している。セビージャはフリーでの放出やレンタルを拒否し、違約金400万ユーロの満額支払いを要求している。 (via Estadio Deportivo)
女子チームのアレビン(下部組織)に所属するマルティナ・アスピリクエタが大会でデビューを果たした。彼女は父であるセサル・アスピリクエタからの助言について、『大会に来る前、父からは色々なことを言われ、たくさんのアドバイスをもらった。言われたことを全部耐えなきゃいけなかったけれど、頭に全部入りきったか分からない。攻撃でとてもアクティブになり、スペースを見つけること』と語った。 (via ElDesmarque)
レアル・ソシエダ
W杯グループステージ初戦のオランダ戦(2-2)に先発出場した久保建英にアクシデントが発生した。最初のゴールをアシストする活躍を見せたものの、71分にダンフリース(オランダ)からの激しいタックルを受け、痛みを訴えて交代を余儀なくされた。ベンチでは左膝に大きな氷嚢を当てており、その後、チームがスタジアムを後にする際、車椅子に乗ってスタッフに押されながら出てくる姿がカメラに捉えられた。本人はインタビューで『自分では大丈夫だと思う。何が起きたか分からない、色々なところからタックルされた。でも大丈夫だと思う、様子を見てみるよ』と語っていたが、膝の捻挫の可能性が浮上している。今季は筋肉系の負傷で2ヶ月離脱した経緯もあり、レアル・ソシエダは深刻な懸念を抱きながら怪我の状況を注視している。 (via ElDesmarque)
アレックス・レミロにナポリやモナコへの移籍の噂があり、マタラッツォ監督のスタッフは後任の控えGKとして、フラムをフリーで退団予定のスティーブン・ベンダをリストアップしている。守備陣ではアトレティコ・マドリードのクレマン・ラングレから逆オファーがあったが、高給のため即答を避けている。また、アタランタのセアド・コラシナツにも関心を寄せている。 (via Mundo Deportivo)
レアル・ベティス
スポルティングCPからセルジ・アルティミラに対する1400万ユーロ+ボーナス300万ユーロのオファーが届いたが、クラブは即座にこれを拒否した。RBライプツィヒも同選手に関心を示しており、SDと選手がすでに会食を行っている。ベティスは移籍金の高騰を待って交渉を有利に進める方針だ。 (via ElDesmarque)
前線の補強として、バカンブとチミー・アビラの退団を見越し、ファビオ・シルバ(ドルトムント)、バンバ・ディエン、フランクリノ・ジュ、ケビン・デンキー、ゴンサロ・ガルシア(レアル・マドリード)をリストアップしている。特にファビオ・シルバは所属元のドルトムントが放出を容認したことで獲得の可能性が高まっており、移籍金も2200万ユーロから下落している。 (via Estadio Deportivo)
左サイドバックにはフラン・ガルシア、アンヘリーニョ、カイキ・ブルーノを候補に設定。中盤にはW杯で活躍したメキシコ代表のエリック・リラ(クルス・アスル)とブライアン・グティエレス(チバス)を注視しているほか、ダニ・セバージョスの復帰も引き続き狙っている。 (via Estadio Deportivo)
ビジャレアルCF
イニゴ・ペレス新監督のもとで7月6日からプレシーズンが開始されるが、センターバックが人員過多に陥っている。レナト・ベイガ、ローガン・コスタ、ウィリー・カンブワラ、フアン・フォイス、サンティアゴ・モウリーニョ、パウ・ナバロの6人が在籍しており、人員整理が急務となっている。純粋な右サイドバックがアレクサンダー・フリーマンしかおらず、数名が右にコンバートされる可能性もあるが、それでもバランスを欠いているため売却が必要不可欠だ。 (via SPORT)
セルタ・デ・ビーゴ
Transfermarktのデータによると、カンテラ出身選手のトップチームでの起用時間が24,456分(一部データでは27,456分)に達し、アスレティック・ビルバオ、バルセロナに次いで欧州5大リーグで3位を記録した。クラウディオ・ヒラルデス監督のもと、イアゴ・アスパスを筆頭に多くの若手が台頭しており、育成クラブとしての地位を確固たるものにしている。 (via SPORT)
スウェーデン代表のカール・スタルフェルトは背中のヘルニアにより3月から欠場が続いており、W杯初戦も出場しなかった。手術は回避して保存療法で大会に帯同している。また、移籍市場ではGKディエゴ・コンデの獲得に興味を示している。 (via Estadio Deportivo)
アスレティック・ビルバオ
クラブ全体で指導者陣の総入れ替えが発表された。トップチームのエルネスト・バルベルデ監督が退任し、『来季はアスレティックの監督を務めないことを発表するためにこの会見を開いた。時間をかけて熟考した決断であり、クラブとも話し合った上で皆さんにお伝えしたかった』とメッセージを残した。後任にはドルトムント前監督のエディン・テルジッチが2028年までの契約で就任することが確定した。さらに、女子チームのハビ・レルガ監督、Bチームのホキン・アランバリ監督も揃って退任となり、Bチームにはバスコニアからビクトル・ジョピスが昇格する予定である。 (via Mundo Deportivo)
ジローナFC
ミチェル監督がアヤックスに引き抜かれたため、新監督探しが急務となっている。ハビ・カジェハ、ガルシア・ピミエンタ、アレッシオ・リスチらが候補としてリストアップされている。選手層においても、ストゥアーニの契約満了やヴィツェルの退団希望、レンタル選手の復帰などにより、大幅なスカッドの再編を強いられている。 (via Estadio Deportivo)
RCDマジョルカ
5月に契約延長したばかりのマルティン・デミチェリス監督が、RBライプツィヒの監督に就任するとの報道が浮上した。クラブにはまだ正式な通知がなく、アルゼンチン・南米路線の補強計画がすべて白紙に戻る事態となっている。パブロ・オルテイスSDは事態の収拾に追われ、後任候補としてパブロ・エルナンデスらを検討している。 (via SPORT)
RCDエスパニョール
ラス・パルマスを退団しフリーとなるミカ・マルモルの獲得レースに参戦している。しかし、ブラガ、フェイエノールト、オリンピアコスなど国内外のクラブとの熾烈な争奪戦となっており、モンチ率いるスポーツ部門はよりフィジカルの強い右利きのセンターバックを優先する構えも見せている。 (via Mundo Deportivo)
CDレガネス
ジローナと並び、新監督候補としてハビ・カジェハの招聘を画策している。また、W杯でコートジボワール代表として大活躍を見せたヤン・ディオマンデは、もともとボルハ・ヒメネス監督が見出してレガネスでデビューさせた選手であり、クラブの優れたスカウティングと育成力が改めて再評価されている。 (via SPORT)
CAオサスナ
クロアチア代表のアンテ・ブディミルに対し、サウジアラビアや欧州のクラブが熱視線を送っている。8月1日までの期間限定で違約金が2000万ユーロから800万ユーロに減額される特殊な条項が存在するため、クラブは主砲の引き抜きに対する対応に追われている。 (via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
各クラブが来季に向けて監督人事やスカッドの大幅な整理を活発化させている。ビルバオ、ジローナ、マジョルカでの電撃的な監督交代劇が移籍市場に大きな波紋を広げているほか、有望な若手や契約満了選手の激しい争奪戦が展開されている。また、W杯開催中の影響により、代表活動での負傷(久保建英など)や活躍がダイレクトに各クラブの補強戦略に影響を与えており、新シーズンの勢力図を左右する予測不能な展開が続いている。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
バレンシアの補強戦略は、負傷や退団で生じたサイドの穴を埋めるという明確な意図が見えます。特に佐藤龍之介の獲得は、トップ下からウイングまでこなせる柔軟性を評価してのことでしょう。一方で、ビジャレアルのCB過多やセビージャの守備陣整理に見られるように、新監督就任に伴う人員整理は戦術的適応の第一歩です。W杯での久保建英の負傷は、ソシエダの攻撃の起点に大きな影響を及ぼす懸念材料であり、戦術的な代替案の準備が急務となるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
今夏のラ・リーガは、監督人事のドミノ倒しがクラブの空気を大きく揺らしています。特にマジョルカのデミチェリス監督の電撃的な引き抜きは、補強計画を白紙にするなど現場に混乱を招いています。一方で、アスレティック・ビルバオのバルベルデ退任とテルジッチ招聘は、クラブの方向性を大きく変える決断です。こうした不透明な状況下で、サポーターはクラブの長期的なビジョンと、フロントの危機管理能力を厳しく見守ることになるでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場では、契約解除条項や違約金の変動が交渉の主導権を左右しています。オサスナのブディミルの違約金減額条項や、ベティスのアルティミラに対する高額オファー拒否など、各クラブは資産価値の最大化に必死です。また、セビージャのジョルダンが契約を盾に残留を主張するケースは、高額契約が編成の足かせとなる典型例です。補強には年齢構成やサラリーバランスの整合性が不可欠であり、各クラブの編成担当の手腕が問われています。