イニゴ・ペレス新体制が始動、ベンフィカとのプレシーズン初戦は敗戦

🟡 マルセリーノ前監督の後任として就任したイニゴ・ペレス新監督が、ファロのエスタディオ・アルガルヴェで行われたプレシーズン最初の親善試合・ベンフィカ戦で初采配を振るいました。試合はプレシーズン特有のゆったりとしたペースで進み、連携面はこれからといった内容で、ビジャレアルは0-2で敗れました。後半53分にラファ・シウバに鮮やかなループシュートで先制を許し、77分にはジャンルカ・プレスティアンニの絶妙なパスからヴァンゲリス・パヴリディスにパウ・ナバーロがかわされて追加点を奪われました。

スタメンには、GKにルイス・ジュニオール、最終ラインにモウリーニョ、カンブワラ、下部組織出身のラウタロ・スパッツ、そしてエスパニョールへの2年間のレンタルから復帰したカルロス・ロメロが左サイドバックに入りました。中盤にはマシアとディアッタという若手が抜擢され、堂々としたボールキープで中盤を支える良いアピールを見せました。前線はジェラール・モレノがライン間で基準点となり、ミカウタゼ、パウ・カバネス、そして昨季レアル・オビエドでレンタルプレーし、今回がビジャレアルでの初出場となったアルゼンチン人のティアゴ・フェルナンデスが起用されました。フェルナンデスはカルロス・ロメロとの連携で面白いコンビネーションを見せていました。

前半にはセットプレーからラウタロ・スパッツがあわやゴールという場面を作りましたが、このプレーでディアッタが目に打撃を受け、数分間の治療を余儀なくされるアクシデントもありました。また、ルイス・ジュニオールのビルドアップでのミスから相手のファビオ・シウバに決定機を与えましたが、シュートミスに助けられ事なきを得ました。

後半に入ると大幅なターンオーバーが実施され、アジョセ・ペレス、アルベルト・モレイロ、セルジ・カルドナ、パウ・ナバーロ、シェイク、ディアロ、ニザル、ブデスカ、アレックス・フォレスがピッチに立ちました。アジョセ・ペレスやモレイロが打開を図ったものの、相手の守備を崩し切るには至りませんでした。

フアン・フォイス、サンティ・コメサーニャ、イリアス・アコマシュは今回の遠征には帯同していません。次なるテストマッチは、7月25日にオランダでPSVアイントホーフェンと対戦する予定です。

(via Estadio Deportivo)

GKディエゴ・コンデ、ベティスへのレンタル移籍が決定的に

🧤 GKディエゴ・コンデのベティスへの移籍が確実な状況となっています。コンデは日曜日に車でセビージャへ移動し、月曜日にメディカルチェックを受ける予定です。FCアンドラへ移籍したパウ・ロペスの後釜として迎えられます。

契約は買い取り義務なしのレンタル移籍となりますが、ビジャレアルは2年前の夏にレガネスから彼の契約解除金400万ユーロを支払って獲得した経緯があり、少しでも利益を出そうと最後まで有償レンタルなどを求めて交渉を粘りました。その結果、買い取りオプションの金額は固定350万ユーロに変動150万ユーロが加わり、最大で500万ユーロをビジャレアルが手にする条件で合意に達しています。土壇場でセルタが完全移籍での獲得に乗り出しましたが、すでに成立していた3者間の合意が優先されました。

身長1.88mのディエゴ・コンデは、加入当初こそラ・セラミカで良いパフォーマンスを見せていましたが、負傷を機にルイス・ジュニオールにスタメンを奪われ、さらに今年1月にアルナウ・テナスが加入したことで完全に出場機会を失っていました。27歳を迎えた彼自身も有益な移籍先を求めており、セビージャやデポルティーボなどの関心もありましたが、最終的にチャンピオンズリーグに出場するベティスへの加入を選択しました。マヌエル・ペレグリーニ監督もこの補強にゴーサインを出しています。

(via Estadio Deportivo)

アルナウ・テナスも退団へ加速、マジョルカなどが獲得を狙う

🚪 ディエゴ・コンデに続き、アルナウ・テナスもクラブを去る可能性が高まっています。ベンフィカとの親善試合では、ルイス・ジュニオールが90分間フル出場した一方で、テナスはファロへの遠征メンバーから完全に外れました。控えGKにはBチームのルベン・ゴメスが座るのみでした。これはスポーツ面での理由ではなく、移籍交渉が最終段階に入っているため、怪我のリスクを避けるクラブ側の意図が明確に表れた形です。新監督のイニゴ・ペレスがルイス・ジュニオールを正GKとして考えていることも、テナスの退団を後押ししています。

現在のところ、買い取りオプション付きのレンタル移籍でマジョルカが獲得レースをリードしており、ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督も彼を高く評価しています。マジョルカはビジャレアルに対してテナスの給与の一部負担を求めて交渉を進めています。

ただし、マジョルカは今季2部リーグに降格しているため、プリメーラ(1部)でのプレーを望むテナスにとって、ここ数時間で獲得に名乗りを上げた1部所属のエルチェやレバンテからの関心も決断を左右する大きな要因となっています。特にレバンテはビジャレアルと非常に良好な関係を築いており、若手MFダニ・レケナのレンタル移籍をまとめたばかりで、この良好な関係が交渉をスムーズに進める可能性があります。テナスは25歳で2029年まで契約を残していますが、昨季公式戦15試合に出場してクリーンシートゼロに終わり、定位置を掴みきれていませんでした。

(via Estadio Deportivo)

守護神2名流出に備え、パラグアイ代表GKオルランド・ジルをリストアップ

🔎 ディエゴ・コンデとアルナウ・テナスという2人のGKの退団が現実味を帯びる中、クラブは新たな守護神の確保に動いています。サン・ロレンソに所属する26歳のパラグアイ代表GK、オルランド・ジルが補強リストのトップに挙がっています。

ジルはワールドカップで素晴らしいパフォーマンスを披露しており、その活躍もあってビジャレアルだけでなくバレンシアやオリンピアコスといったクラブも熱視線を送っています。移籍金はおよそ600万ユーロ前後で決着すると見られており、今後の動向が注目されます。

(via Mundo Deportivo)

若手MFダニ・レケナ、契約更新後にレバンテへレンタル移籍

🤝 中盤の有望株であるダニ・レケナ(22歳)が、ビジャレアルとの契約を延長した上で、レバンテUDへ今シーズン終了までのレンタル移籍をすることが決定しました。この契約に買い取り義務は含まれていません。

レケナは戦術眼に優れ、ライン間でのパス供給や攻撃の組み立てを得意とする右利きのクリエイティブなMFです。守備での献身性も併せ持っており、昨シーズンはレンタル先のコルドバCFで公式戦36試合に出場し、2ゴールを記録しました。スペインのU-19およびU-21代表経験も持ちます。2025年5月のセビージャ戦でビジャレアルのトップチームデビューを果たした彼にとって、今回のレバンテへの移籍は、若手の起用に積極的な指揮官のもとでプロとしての地位を確固たるものにするための大きなチャンスとなります。月曜日からレバンテのトレーニングに合流する予定です。

(via ElDesmarque)

【本日の総括】

イニゴ・ペレス新体制は黒星スタートとなりましたが、若手の台頭など収穫もありました。一方で、ディエゴ・コンデとアルナウ・テナスのGK2名の退団が濃厚となり、パラグアイ代表オルランド・ジルの獲得に動くなど、移籍市場での動きが活発化しています。