フリアン・アルバレス獲得交渉の最終期限と代替ストライカー候補

フリアン・アルバレスの移籍交渉は最終局面を迎えている。アトレティコ・マドリードのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは『我々の意志は明確であり、選手、代理人、そしてバルサの会長にも伝えている。我々は彼を移籍させるつもりはない。1億ユーロのオファーは受け入れないし、1億5000万ユーロや2億ユーロでも受け入れない。フリアンにとってアトレティコが世界で最もふさわしい場所であり、彼がアトレティコにとって完璧なセンターフォワードであることに疑いの余地はない』と述べ、バルサへの移籍を完全に閉ざす姿勢を公にした。

この発言に対し、バルサのジョアン・ラポルタ会長はニューヨークでカタルーニャ・ラジオの取材に応じ、『皆の意見は尊重する。私が知っている唯一のことは、私たちがオファーを出したということであり、オファーはそこにある。ある特定のタイミングで、我々の方からそのオファーの有効期限が終了したと言うだろう。7月末? おそらくそうなるだろう』と答え、無限に交渉を長引かせるつもりはないことを明言した。

フリアン・アルバレス側は、2月にアトレティコから『バルサが提示したような額のオファーがあれば移籍を容易にする』と約束されていたと考えており、今回のヒル・マリンCEOの強硬な発言に対して非常に大きな怒りと不満を抱いている。選手側はW杯終了後に再び退団の意思を公にする可能性もある。バルサのスポーツ部門はアトレティコとの公の争いを避ける方針であり、1億ユーロのオファーが唯一のものであり、新たな金額の引き上げや交渉は行わない。選手自身が状況を打開しない限り、獲得は不可能と見ている。

7月31日の期限までに獲得できなければ、バルサはプランBへ移行する。デコSDとハンジ・フリック監督が注目している代替候補には、ボーンマスでプレミアリーグ初年度に13ゴールを挙げたイーライ・ジュニオール・クルピ(20歳)や、チェルシーで2025年に7000万ユーロで加入し20ゴール9アシストを記録したジョアン・ペドロ(24歳)がいるが、両者ともクラブが1億ユーロを要求しており獲得は困難である。また、インテルのラウタロ・マルティネスも候補に挙がるが本人が残留を明言している。

より現実的なオプションとして、ホッフェンハイムのフィスニク・アスラニ(23歳)がいる。昨季11ゴール8アシストを記録したコソボ人FWは契約解除金が2900万ユーロに設定されており、バルサへの移籍を熱望しているが、ドルトムントやライプツィヒも狙っている。マンチェスター・ユナイテッドが昨夏8500万ユーロで獲得したベンヤミン・シェシュコ(23歳)もリストにいるが高額である。

さらに、ユベントスとの契約が終了しフリーとなっているヴラホヴィッチ(26歳)は、ベシクタシュからの年俸800万ユーロのオファーを保留してバルサからの連絡を待っている状態である。アル・ナスルで構想外となったジョン・デュラン(22歳)や、アル・ヒラルでベンゼマ加入により出番を失ったダルウィン・ヌニェスなども候補となっている。また、市場でストライカーを獲得せず、ダニ・オルモやフェラン・トレス、あるいはラミン・ヤマルを中央で偽9番として起用するプランも検討されている。 (via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo)

カリム・アデイェミ獲得完了とルーニー・バルドグジの退団方針

ボルシア・ドルトムントからカリム・アデイェミの獲得が完全に合意に達した。水曜日にバルセロナに到着したドイツ代表ウインガーは、木曜日にバルセロナ病院でメディカルチェックを無事にパスした。バルサは2200万ユーロの固定移籍金に加えて、個人のパフォーマンスやチームのスポーツ目標に応じた最大700万ユーロの変動ボーナスを支払う。さらにドルトムントは将来の売却益の20%を保持する条件で合意している。契約期間は2031年6月30日までの5年間となる。

金曜日にはシウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペールを訪れ、施設を見学し、将来のチームメイトに挨拶を行い、ハンジ・フリック監督とも言葉を交わした。フリック監督は彼のスピード、プレスへの強さ、前線の複数のポジションをこなせる能力を高く評価している。書類のやり取りと検証により公式発表が遅れているが、来週ラポルタ会長がアメリカから帰国したタイミングで公式発表とプレゼンテーションが行われる予定である。

アデイェミの加入により、ハンジ・フリック監督はラミン・ヤマル、ハフィーニャ、アンソニー・ゴードンと合わせて4人の強力なウイングを擁することになる。この結果、1年前にコペンハーゲンから250万ユーロで獲得したスウェーデン代表のルーニー・バルドグジ(20歳)の居場所が完全になくなり、フリック監督からも今季の構想に入っていないことが直接伝えられた。昨季28試合に出場し2ゴール4アシストを記録したバルドグジだが、期待されたほどの飛躍は見せられず、負傷したラミン・ヤマルの代役としてもラッシュフォードにポジションを奪われていた。

バルサは彼の市場価値(1000万〜1500万ユーロ)を考慮し、20歳という若さから将来の買い戻しオプションや優先交渉権を付けた完全移籍での放出を希望している。一方、バルドグジ本人はいつかバルサでプレーする夢を諦めたくないため、ローン移籍を希望している。ドルトムントがアデイェミの代役として興味を示しているほか、デポルティーボ・ラ・コルーニャからのローン要請もあるが、プレミアリーグやセリエA、フランスのクラブからも関心が寄せられており、イングランドでの評価も高いため、近日中に去就が決定する見込みである。 (via SPORT, MARCA)

フェラン・トレスのPSG移籍交渉とクラブのストライカー構想

フェラン・トレスの去就について、パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍交渉がかなり進行している。バルサはロベルト・レヴァンドフスキの退団に伴い、フェラン・トレスを第一候補の9番として考えることは一度もなく、あくまで補完的なセカンドストライカーや伴走者として評価してきた。過去2シーズンで平均20ゴールを挙げ、フリック監督の下でも結果を出してきたフェランは、クラブから契約延長(現在の契約は残り1年)のオファーが一切ないこと、そして自分が9番の主力として扱われないことに驚きと不満を抱いている。

クラブは公にはPSGからの関心について『何も知らない』と主張しているが、水面下ではPSGとの交渉が確実に進められている。PSGのルイス・エンリケ監督は、ミランに移籍したゴンサロ・ラモスの代役として、重要な試合で15〜25分プレーしベンチから試合を変えるスーパーサブとしての役割や、リーグ・アンおよびチャンピオンズリーグでの継続的なローテーションの主力としてフェランを求めており、選手側にもその役割が詳細に伝えられている。現在、バルサとPSGの間で移籍条件の合意に向けた話し合いが行われている。 (via SPORT)