プレシーズン初陣 カイザー・チーフスに勝利
⚽️マルティン・アンセルミ新監督が就任し、18日間の準備期間を経て迎えたエルチェCFのプレシーズン第1戦は、南アフリカ1部のカイザー・チーフスを相手に2-1の勝利で幕を開けました。試合はムルシアのピナタール・アレーナで開催され、1000人の観客が見守る中、ムルシア委員会のロカ・ロブレス主審によって裁かれました。
新戦力の補強がなく、代表活動中のアフェングルバーとサンガレも欠場する中、トップチームの選手6人とフィリアル(イリシターノ)の選手5人でスタメンを構成。イリシターノの若手選手たちがトップチームを補完する非常に重要な役割を果たしました。
スタメンには、ディトゥロ、エライス、ダビド、ミラジェス、ディアビ、デルガド、ビクトル・チュスト、アリー・ホウアリー、ゴンサロ・ビジャール、セペダ、ウマル・コナレ、ディアンが名を連ねました。
試合は序盤からエルチェが主導権を握り、積極的かつ組織的なプレスを展開。アンセルミ監督がスタメンに抜擢したカンテラーノのウマル・コナレが、激しい動き出しと献身的なプレーで前線を牽引しました。一方、すでに複数の親善試合を消化しているカイザー・チーフスはカウンターを狙う戦術をとりました。
前半22分、待望の先制点が生まれます。昨季ミランデスにレンタル移籍していたカンテラーノのアリー・ホウアリーが遠めの位置からボールを運び、ペナルティエリア手前から正確なミドルシュートを放ち、相手GKブランドン・ピーターセンの守るゴールを打ち破りました。これがアンセルミ体制での記念すべき初ゴールとなりました。
さらに前半アディショナルタイムの45+1分、ゴンサロ・ビジャールの正確なクロスをファーサイドのビクトル・チュストが頭で折り返し、最後はウマル・コナレが押し込んで追加点。前半を2-0とリードして折り返しました。
後半に入ると、GKイトゥルベを残してフィールドプレーヤー10人を全員交代。テテ・モレンテ、ジョン・チェタウヤ、バルジッチ、フェデ・レドンド、パディージャ、マルク・アグアド、マルティン・ネト、ヘルマン・バレラ、アレックス・サンチェス、ノルディンがピッチに立ちました。
後半もエルチェが試合を支配し続けましたが、57分にジョン・チェタウヤとマルティン・ネトの間の連携ミスと守備の甘さを突かれ、相手のシフェシフレ・ンドロブのスピードとパワーに押し切られる形で、アサネレ(ベレバジ)にゴールを許し、1点を返されました。
失点後もエルチェは攻撃の姿勢を崩しませんでしたが、激しいタックルを受けたアレックス・サンチェスが相手選手に詰め寄り、両チームの選手が入り乱れる小競り合いに発展する場面もありました。その後、クーリングブレイクを挟んで両チームは落ち着きを取り戻しています。
試合終盤の84分には、ノルディンが華麗な個人技でペナルティエリア内に侵入して倒され、自らPKを獲得。しかし、自ら放ったシュートは相手GKに阻まれ、3点目を奪うことはできませんでした。そのまま試合は2-1で終了し、エルチェが初陣を勝利で飾っています。
エルチェの次なる親善試合は、来週金曜日の19時より、マレーシアのジョホールと対戦する予定です。
(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo)
守護神ディトゥロが負傷交代
🏥勝利で終えた試合の前半40分、エルチェにアクシデントが発生しました。カイザー・チーフスのロングフィードに対する守備の際、GKのマティアス・ディトゥロが相手FWと危険な形で激しく衝突。肩を痛めてしまい、予防的措置としてイトゥルベと交代してピッチを退きました。
代わって入ったイトゥルベにとっては、昨シーズンのプレシーズン以来となるトップチームでの出場機会となりました。ディトゥロの怪我の程度が気遣われますが、大事をとっての交代判断が下されています。
(via SPORT, Mundo Deportivo, MARCA)
沈黙する補強 ブラガルニクの待機戦略
🏢プレシーズンが本格始動した一方で、クラブの補強の遅れにファンは大きな不安と不満を募らせています。プリメーラ残留を決めたジローナのモンティリビでの試合からすでに50日以上が経過しているにもかかわらず、新戦力の入団発表はゼロ。退団する選手ばかりが目立つ状況が続いています。
他のクラブが次々と新戦力を発表し、新シーズンに向けたチーム作りを進めている中、クリスティアン・ブラガルニク・オーナーをはじめとするエルチェの理事会は、夏の移籍市場の終盤まで動かないという恒例の「待機戦略」をとっています。「市場は長く、焦る者は多く払い、忍耐強い者はうまく買う」という彼らのビジネススタイルはこれまでも機能してきた実績はありますが、プリメーラという厳しい舞台では極めて危険な賭けになります。
プリメーラは適応期間の猶予を与えてくれません。8月末に急いで選手をかき集めても、監督が選手の名前を覚える暇もなくリーグ戦が始まり、連携不足で9月に落とした勝ち点が、シーズン終盤の5月の結果に致命的な影響を及ぼします。
ブラガルニク・オーナー本人は、まるで地球のどこかでリラックスしながらワールドカップの決勝戦をテレビで眺めているかのような落ち着きを見せています。しかし、ファンにとってはクラブからの沈黙は放棄のように映り、どんなに小さな補強や契約更新のニュースでもいいから動きを見せてほしいと渇望しています。奇跡的な補強の成功は毎年起こるものではなく、経験上、今の静けさがシーズン開幕後の苦戦につながるのではないかと危惧されています。
(via SPORT)
移籍市場のターゲット テナスとシャイラ
🔄新戦力ゼロの状況が続く中、水面下ではいくつかの移籍の噂が浮上しています。
現在、ビジャレアルのGKアルナウ・テナスの獲得競争において、マジョルカやベティスが先行しているとみられていましたが、ここに来てエルチェとレバンテが強力に参戦し、獲得に向けた攻勢を強めています。アルナウ・テナスにとって、プリメーラというトップカテゴリーでプレーし続けられることは決断における重要な要素であり、エルチェはその条件を満たす魅力的な選択肢として名乗りを上げています。
また、中盤やサイドアタッカーの補強候補として、イリアス・シャイラの名前も挙がっています。シャイラに対してはベティスやラージョ・バジェカーノも関心を示しており、熾烈な争奪戦になることが予想されますが、エルチェも動向を注視しています。
(via ElDesmarque, SPORT)
ラ・リーガ開幕戦とバルセロナ戦の日程
🗓️エルチェにとって非常に重要な新シーズンのラ・リーガ開幕戦は、8月17日に行われます。相手は今季セグンダから昇格してきたデポルティーボ・ラ・コルーニャで、敵地リアソールに乗り込むことになります。デポルティーボはプリメーラ復帰で士気が最高潮に達しており、開幕から非常にタフな相手との対戦となります。
さらに、ハンジ・フリック監督率いるFCバルセロナの、リーグ戦での公式デビュー直後となる試合の相手としてもエルチェが予定されています。序盤から注目度の高いカードが組まれており、チームの早期完成が急務となっています。
(via Mundo Deportivo, SPORT)
【本日の総括】
アンセルミ新監督の初陣はカンテラーノの活躍で勝利を収めましたが、ディトゥロの負傷や、いまだ新戦力ゼロというブラガルニク・オーナーの遅すぎる補強戦略には強い懸念が残ります。テナスらの獲得の噂を早く実現させ、8月17日のデポルティーボとの開幕戦に備える必要があります。