ムバッペPKを巡る審判検証と敵地の激怒劇
ラシン・サンタンデール戦の試合開始わずか10分にキリアン・エムバペが獲得した判定を巡り、大きな波紋が広がっています。
スペイン審判技術委員会(CTA)はフラン・ソト会長の主導のもと、元国際審判員のダビド・フェルナンデス・ボルバランやエドゥアルド・プリエト・イグレシアスらで構成される技術委員会を月曜日に招集し、ホセ・ルイス・ムヌエラ・モンテロ主審が下した判定とVARのルイス・マリオ・ミリャの対応について緊急の検証審査を行うことを決定しました。焦点は、プラティの接触がキリアン・エムバペを倒すに十分だったのか、そしてVARが主審にモニター確認を促さなかった判断が妥当だったのかという点にあります。
この判定に対しては各方面から不満と疑問の声が噴出しています。元審判員のイトゥラルデ・ゴンサレスは Carrusel Deportivo にて、セビージャの試合ではVARが介入したのに対し、なぜ今回のマドリードの場面では介入しなかったのかという基準の曖昧さを指摘し、スペインサッカー連盟(RFEF)に対して明確な説明を行うよう強く要求しました。
敵地エル・サルディネーロのピッチ上でも怒りが爆発しました。82分に途中交代となったラシンのFWイニゴ・ビセンテはベンチへ向かう途中で激昂し、第4審判に向かって『お前らには金玉がないのか!』と怒声を浴びせる姿がDAZNのカメラに捉えられました。ラシンのホセ・アルベルト・ロペス監督も記者会見で『VARはまさにこのようなプレイのためにある。身体の接触程度で倒れただけであり、モニターの前に大勢いて主審を呼ばない意味が分からない』と強い憤りを表明しています。
さらにメディア側からも辛辣な批判が相次ぎました。ジャーナリストのエミリオ・ペレス・デ・ロサスは『試合を台無しにするペナルティ・ピグメオ(微小なPK)だ。わずか11分でこんなPKを捏造して何になるのか。呆れ返ってリヴァプール対アーセナルの試合にチャンネルを変えた』と痛烈に批判し、解説者のリカルド・ロセティも『キリアン・エムバペの倒れ方を見ればPKでないことは一目瞭然だ』と断言しています。 (via Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque)
