イラク代表アイメン・フセインの過酷な半生
W杯でスペインと同組のイラク代表を牽引するFWアイメン・フセインの、想像を絶する過酷な半生がクローズアップされている。
2008年、彼が12歳の時に悲劇は起きた。バグダッドで父親がテロに巻き込まれて暗殺されたのだ。『帰り道に買い物を頼もうと電話したら、知らない人が出て「今病院に向かっている」と言われた。嘘だと思ったが、父は胸を撃たれて亡くなっていた』。さらに2014年、彼がプロデビューを果たした頃、今度はイラク軍に所属していた兄がイスラム国(IS)の武装集団に誘拐された。兄の行方は12年経った今も分かっていない。そして誘拐から1時間も経たないうちに、実家は爆破され跡形もなく破壊されてしまった。
家を失い、キルクークへ避難した彼を救ったのはサッカーだった。絶望の中で彼を支え続けた母親の存在が、彼の強さの源だという。W杯出場を決める歴史的なゴールを決めた後、フセインはすぐに母親に電話をかけた。母からは『朝食の前にあなたのために祈ったわ。「神様、アイメンとチームメイトを勝たせてください」とずっと繰り返していたの。これからもずっとあなたのために祈り続けるわ』という言葉をかけられたと明かしている。
(via MARCA)
レアル・マドリードのカルロス・ビラルド伝説
アルゼンチン代表を率いたカルロス・ビラルドの異様なジンクスへの執着が明かされている。1986年のW杯メキシコ大会では、初戦の韓国戦前にショッピングモールに出かけて勝利したことから、以降の試合前には必ず同じモールに行くことを選手に強制した。さらに、試合前日には必ず同じカフェの同じ席に同じ選手たちと座り、支払いは必ずGKのネリー・プンピードにさせていた。
1990年のイタリア大会では、ブラジル戦の前に滞在先のホテルで結婚式に遭遇し、『花嫁は幸運をもたらす』という祖母の言葉を信じて選手たちを式に乱入させた。さらに花嫁が投げるはずだったブーケが、試合直前のアルゼンチン代表のロッカールームで発見されたという。これらの常軌を逸した行動の末に、アルゼンチンは実際に結果を残し続けた。
(via SPORT)
【本日の総括】
本日は、レアル・マドリード大統領選やセビージャ買収騒動といったクラブ経営を揺るがす権力闘争が激化する一方で、コナテやダニ・カルデナスが告白したうつ病との闘い、アイメン・フセインの過酷な生い立ちなど、選手たちの知られざる人間ドラマが多く明らかになりました。また、未成年の前でのストリッパー騒動や審判への凄惨な暴行事件など、アマチュアレベルでのモラルを問われる深刻な事件も起きています。ピッチ外でも激動の1日となりました。