マドリー大統領選の場外乱闘
エンリケ・リケルメ候補がテレビ番組で、自身が会長になればアーリング・ハーランドとロドリを獲得すると明言し、公約を果たせなければ全10万人のソシオの来季の会費を自腹で払うという公証人役場での保証書を披露した。しかし直後、ハーランドの父アルフィと代理人ラファエラ・ピメンタは『とても面白い話ですが、事実ではありません。両候補の幸運を祈ります』と合意を完全否定した。さらにマンチェスター・シティの広報も『スペインから出ている話は虚偽であり、契約条項も存在しない。選手の肖像権使用について法的措置を検討している』と激怒の声明を出した。
一方、現会長のフロレンティーノ・ペレス陣営は、リケルメの番組直後のCM枠を買い取り、ジョゼ・モウリーニョの監督就任を匂わせる動画を放映した。しかし、モウリーニョ本人が現在指揮を執るベンフィカに対し『あの動画は人工知能(AI)で作られたもので、自分は撮影に参加していない』と弁明する事態に発展している。もっとも、マドリー側はベンフィカに契約解除金1500万ユーロを支払う意思をすでに通知したとされている。さらにフロレンティーノはインタビューで『コナテとダンフリースが私の最初の補強になる』と宣言している。なお、今回のプライムタイムのCM投下でフロレンティーノ陣営は1時間で11万8600ユーロ以上の広告費を費やしたと試算されている。また、クラブ公式メディアであるレアル・マドリードTVはリケルメの動向を一切報じず、フロレンティーノの活動のみを宣伝していることへの批判も出ている。
(via SPORT)
セビージャ買収騒動
セルヒオ・ラモスと投資家グループによるセビージャFC買収交渉が破談し、深刻な内部抗争に発展している。ラモス側は当初の約4億5000万ユーロの買収額から条件を変更した理由について『LaLigaと財務アドバイザーの推奨に従ったものだ。我々は泥棒ではない。セビージャを再建する手助けをさせてほしいと頼んでいるだけだ』と主張した。しかし、LaLiga側は『我々は誰にもそのような助言はしていない』とラモスの発言を真っ向から否定した。
この条件変更に対し、セビージャの現大株主たちは激怒。これまで経営権を巡って激しく対立してきたホセ・マリア・デル・ニド・ベナベンテと、カストロ、カリオンなどの各ファミリーが異例の結託を見せ、ラモス側を非難する共同声明を発表した。彼らはラモスに対し、守秘義務違反と名誉毀損で50万ユーロの違約金および損害賠償を請求する法的措置に動いている。
この泥沼の事態に対し、小株主連合は『ハゲタカのように結託した』と大株主たちを猛烈に批判。『これまで不可能だった団結が、お金のためなら成立するのか。彼らのモットーは「すべては金のため」だ』と怒りの声明を出し、クラブの私物化に抗議している。
(via Estadio Deportivo)