【今回のラインナップ】
✅ マラガCF [攻撃の要ラルビアが骨折で長期離脱、昇格争いに大打撃]
✅ レアル・オビエド [カルモら負傷者3名が練習復帰&コルドバから主力を引き抜きへ]
✅ SDエイバル [バウティスタ復活と驚異の「ファーストシュート決定力」で昇格へ視界良好]
✅ コルドバCF [アニア監督の秘蔵っ子ハコボ・ゴンサレスが今季限りで退団へ]
✅ レアル・サラゴサ [新体制で息を吹き返すもコドロの決定力不足とホーム戦績の悪さが課題]
✅ CDカステリョン [マビル復帰もシペンガは合流遅れ、委員会の未開催で出場停止回避]
✅ グラナダCF [パスクアルのPKで奮闘も指揮官はゴールパフォーマンスに苦言]
✅ CDミランデス [サラゴサ撃破で残留に大きな勝ち点、次節はカステリョンと大一番]
■【マラガCF】
プレーオフ進出圏争いを繰り広げているマラガCFに、最悪のタイミングで激震が走っている。攻撃の要であり、今季34試合に出場(先発33試合、2877分プレー)して9ゴール3アシストと自己最高のシーズンを送っていた若き才能ダビド・ラルビアが、左足舟状骨の骨折により数週間の離脱を余儀なくされた。この負傷は3月21日のカディス戦(0-3で勝利)で負ったものであり、直近の試合では患部に痛み止めを打って強行出場していたが、スプリントやドリブルのキレが明確に落ちており限界に達した形だ。さらに、中盤の絶対的支柱であるダニ・ロレンソもヒラメ筋の負傷で数週間の離脱となっている。チームはアンドラ戦とデポルティボ戦で価値ある引き分けを演じるなど、フネス監督就任以降は高い競争力を保ち、流動的でクオリティの高いフットボールを展開してきたが、この圧倒的な存在感を示す2枚を欠く痛手は計り知れない。次節はイサン・メリーノも累積警告で出場停止となる。今後のラス・パルマス(ホーム)、アルメリア(アウェー)、カステリョン(ホーム)、そしてエイバル(アウェー)という自力での昇格を左右する上位陣との直接対決4連戦に向けて、監督は右サイドにドリオを配置するか、ホアキン・ムニョスを右に回し、左サイドにロベテやオチョアを起用するなどのスクランブル体制を強いられている。一方で、カルロス・ドトールが順調な回復を見せており、復帰が近いのは唯一の朗報だ。(via AS)(via MARCA)
■【レアル・オビエド】
セビージャに勝利して勢いに乗るレアル・オビエドは、エル・レケソンでの練習を再開した。ギジェルモ・アルマダ監督は、セビージャ戦のスタメン組をジムでのリカバリーに充て、控え組には強度の高いトレーニングを実施している。野戦病院と化していたチームに朗報が届き、ルーカス・アヒハド、ダビド・カルモ、オビエ・エジャリアの負傷者3名がグループ練習に復帰した。特に守備陣のルーカスとカルモの経過は非常に良好であり、日曜日に控えるアウェーのビーゴでの試合(セルタ戦)で招集メンバー入りする可能性が高い。エジャリアに関してはまだ全体練習と個人練習を繰り返している段階であり、完全復帰の確証は得られていない。なお、ルカ・イリッチ、デンドンケル、アレックス・フォレスは引き続き負傷者リストに名を連ねている。また、オビエドは来季に向けた補強にもいち早く動いており、コルドバCFで主力として活躍しているマドリード出身のアタッカー、ハコボ・ゴンサレスを来季フリーで獲得する事前合意に達している。パチューカ・グループの意向もあり、冬の移籍市場でも獲得に動いていたが、その際はコルドバ側の要求額と折り合わず破談となっていた。(via SPORT)
■【SDエイバル】
後半戦に入り絶好調のSDエイバルは、セウタ戦でも盤石の強さを見せつけた。特筆すべきは、不振に喘いでいたストライカー、ホン・バウティスタの復活である。今季はマルトンの台頭もあり、リーグ戦3ゴール、カップ戦1ゴールと低迷し、得意の空中戦勝率も前年の57%から47%に低下していたが、このセウタ戦では自らPKを獲得し、マルトンがそれを確実に沈めて先制点をもたらした。チームはサン・ホセ監督のもとで圧倒的な堅守と高い決定力を兼ね備える陣容へと進化を遂げている。特に先制パンチの威力が凄まじく、直近9試合中5試合で「最初の枠内シュートがゴールになる」という驚異的な決定力を誇っている。レアル・ソシエダ戦での開始3分のアルビジャのゴールや、アンドラ戦、カディス戦、ラシン戦でも最初のシュートでネットを揺らしている。リードを奪った直近10試合は全て勝利で終えており、低い位置でのブロック守備も極めて強固だ。チームは昇格に向けて「残り8つの決勝戦」と位置づけ、最高の雰囲気で突き進んでいる。(via AS)(via MARCA)
■【コルドバCF】
昇格プレーオフ進出を目指すコルドバCFにとって、主力の流出は避けられない情勢となっている。イバン・アニア監督のシステムで不可欠な存在であり、今季33試合(2739分)に出場してチーム2位の7ゴール1アシストを記録しているハコボ・ゴンサレスが、今季終了後の契約満了に伴いレアル・オビエドへ移籍することが確定的となっている。クラブのスポーツ部門は契約延長を試みたが、チームがLaLiga Hypermotionの後半戦に入ってから不安定な戦いを続けていることもあり、交渉はまとまらなかった。前線の様々なポジションをこなし、シュートの不調時でも守備時のハードワークで監督から絶大な信頼を寄せられているアタッカーの退団は、来季の構想に大きな影を落とすことになる。現在チームは残り8試合で少しでも上の順位を目指して戦い続けている。(via SPORT)
■【レアル・サラゴサ】
直近2ヶ月で勝ち点21中わずか4ポイントしか奪えず、ルベン・セジェス監督を解任してダビド・ナバーロ新監督とラロ・アランテギ新スポーツディレクターを招聘したレアル・サラゴサは、劇的な変貌を遂げている。カディス、アルメリア、ラシン相手に勝利を収めるなど、新体制下での6試合で3勝1分2敗(8得点4失点)を記録し、残留圏から8ポイント差という絶望的な状況から奇跡の残留へと望みをつないでいる。その原動力となっているのが、前体制の冬の移籍市場で獲得しながら活かしきれていなかったロベル・ゴンサレスとエル・ヤミクだ。特にロベルは左足の圧倒的なテクニックとドリブル、得点力で違いを生み出し、エル・ヤミクは最終ラインで絶大な統率力を発揮している。フアン・ラリオスの左サイドバック起用も当たり、マウリも中盤で存在感を示している(一方でアガダの獲得は大失敗と評されている)。しかし、直近のミランデス戦ではホームで1-2で敗れ、勢いに水を差された。この試合ではフェレンツヴァーロシュからのローン移籍で加入しているケナン・コドロがフル出場し、8本ものシュートを放つも、ポスト直撃など不運もあり無得点に終わる悪夢の夜を過ごした。今季25試合(先発17)で7得点を記録しているが、ミランデス戦でPKを決めたダニ・ゴメス(8ゴール)にチーム内得点王を譲る形となっている。また、チームは改修工事中のラ・ロマレダに代わりイベルカハ・エスタディオをホームとしているが、ここで今季すでに17試合で8敗(4勝5分8敗、勝ち点17)を喫し、15年間続く2部リーグ時代におけるホーム最多敗戦記録に並んでしまった。ホームでの極度の不振は深刻であり、残り8試合で残留を勝ち取るためには、ホームの呪縛を断ち切ることが絶対条件となる。(via SPORT)
■【CDカステリョン】
パブロ・エルナンデス監督率いるCDカステリョンは、本拠地SkyFiカスタリアでグラナダを迎え撃った。この試合では、オーストラリア代表に招集されていたアウェル・マビルが無事チームに合流して終盤からプレーし、サイドから果敢な縦への攻撃を見せた。一方で、コンゴ民主共和国代表のブライアン・シペンガは、同国の歴史的なワールドカップ出場決定の祝賀行事により帰国が遅れており、クラブ側はこの規律違反とも言える状況に強い不満を抱いている。また、前節アルメリア戦で退場処分となっていた左サイドバックのティンチョら複数選手が、委員会の未開催という幸運により出場停止処分が持ち越しとなり、このグラナダ戦にスタメン出場できた。試合はグラナダにPKを献上するなど苦しい展開もあったが、最終的にファンと喜びを分かち合った。次節はアウェーでミランデス戦、その後はホームでブルゴス、マラガとの上位対決が控えており、ハードな日程が続く。(via SPORT)
■【グラナダCF】
パチェタ監督に率いられるグラナダは、アウェーでカステリョンと対戦した。約50人のアウェーサポーターが見守る中、ビジャレアル出身のホルヘ・パスクアルがPKを沈めるなど奮闘し、ベテランのトリゲロスも出場して中盤で存在感を示した。しかし、パスクアルがゴール後にカステリョンの観客に向けて行った挑発的なジェスチャーがパチェタ監督の逆鱗に触れる一幕もあった。チームはアウェーで貴重な経験を積んでおり、終盤戦に向けてしぶとい戦いを続けている。(via SPORT)
■【CDミランデス】
熾烈な残留争いの渦中にいるCDミランデスは、敵地でレアル・サラゴサから2-1の金星を挙げた。守護神フアン・グティエレスの好セーブや、サラゴサのケナン・コドロの決定機ミスにも助けられながら、粘り強い守備でリードを守り切り、1部残留に向けて極めて重要な勝ち点3を手にした。次節はホームにCDカステリョンを迎え撃ち、残留を確固たるものにするための大一番に挑む。(via SPORT)
【本日の総括】
上位陣ではマラガが主力の長期離脱という致命的なアクシデントに見舞われ、昇格プレーオフ争いの勢力図に大きな影響を与えそうです。エイバルは決定力不足の課題を完全に克服し、昇格に向けたラストスパート体制に入りました。下位では、監督交代で息を吹き返したサラゴサと、直接対決を制したミランデスの残留争いが最終盤までもつれ込む気配を見せており、次節以降の生き残りゲームから目が離せません。
