バレンシアCF

カルロス・コルベラン監督率いるチームは、木曜日から行われていたメディカルチェックやストレステストを土曜日に終了し、月曜日からのグラウンド練習に向けた準備を整えている。1月に加入し、自身初のフルシーズンを迎えるナイジェリア人FWサディク・ウマルは、病院を出る際に『今シーズンはゴールを決めたい。ヨーロッパの大会でプレーできると信じている』と力強く意気込みを語った。また、新加入のジャスティン・デ・ハースもプレゼンテーションで欧州カップ戦への目標について問われている (via ElDesmarque)。

トップチームのプレシーズンには、ラウル・ヒメネス、ビセント・アブリル、ミゲル・モンフェレール、ルボ・イランソ、ロドリゴ・ガモン、アーロン・マジョル、ルーカス・ヌニェス、ビクトル・ジュニオール、ダビド・オトルビ、マリオ・ドミンゲスといった10名のカンテラーノが参加し、トップチームのローテーション入りを狙っている。特にGKのラウル・ヒメネスとビセント・アブリルは将来の正GK候補として期待されており、ルボ・イランソやミゲル・モンフェレール、ロドリゴ・ガモンは右サイドバックのレギュラー争いに加わる構えを見せている。中盤ではルーカス・ヌニェスとアーロン・マジョルがアピールを続けており、トップ下で活躍したビクトル・ジュニオールにはバジャドリードなどセグンダの複数クラブからレンタルの関心が寄せられている。快足ウィンガーのダビド・オトルビや、得点力に優れるマリオ・ドミンゲスもトップチーム定着を目指している (via SPORT)。

一方で、トップチームの登録枠を空けるため、第3GKのクリスティアン・リベロには移籍先を探すようクラブから通達がなされた。バレンシアは長期離脱中の選手も含めて25人の枠をやりくりする必要があり、新戦力登録のために人員整理が急務となっている (via ElDesmarque)。

新戦力としては、FCファマリカンから身長194cmのオランダ人大型CBジャスティン・デ・ハースを2030年までの契約で獲得した。昨季33試合に出場し6ゴールを挙げた彼には、最終ラインの安定とビルドアップでの貢献が期待されている (via SPORT)。さらに、アルゼンチン代表で世界王者となったMFギド・ロドリゲスとも2028年までの2年契約(1年の延長オプション付き)で合意に達した。カルロス・コルベラン監督の下で後半戦に17試合出場し4ゴールを挙げた実績が評価されての完全移籍となる (via SPORT)。

また、レバンテから10万ユーロの買い取りオプションを行使して完全移籍で獲得したビクトル・フェルナンデス・ジュニアについては、出場機会を確保するためにレアル・バジャドリードへ1年間のレンタル移籍をさせることで両クラブが合意に達している (via ElDesmarque)。

ワールドカップを戦うアルゼンチン代表のベンチには、バレンシアの黄金期を支えたパブロ・アイマールとロベルト・ファビアン・アジャラがアシスタントコーチとして座っており、リオネル・スカローニ監督を支える重要な頭脳として活躍していることも話題となっている (via SPORT)。

レアル・ベティス

マヌエル・ペジェグリーニ監督は、就任からの6年間でチームを6度ヨーロッパの大会に導き、コパ・デル・レイ優勝も果たすなどクラブの黄金期を築いている。来季のチャンピオンズリーグ出場権も獲得し、ベティスを欧州の舞台に導いた歴代監督10人(ドミンゴ・バルマンジャ、ラファエル・イリオンド、ペドロ・ブエナベントゥラ、ペペ・アルサテ、ロレンソ・セラ・フェレール、ルイス・アラゴネス、ファンデ・ラモス、ペペ・メル、キケ・セティエン)の中でも最高の指揮官としての地位を確立している。チリ代表監督就任に向けた口頭合意の噂が現地で流れているが、ベティス側は2027年までの契約があるとして静観の構えを見せている (via Estadio Deportivo)。

選手の入れ替わりも激しく進んでおり、チミー・アビラ、セドリック・バカンブ、リカルド・ロドリゲスの3選手の退団が公式に発表された。バカンブとリカルド・ロドリゲスは6月30日での契約満了、アビラは契約解除条項を行使しての退団となる (via SPORT)。スイス代表としてW杯を戦うリカルド・ロドリゲスは、自身のSNSで『ベティスのユニフォームを着てプレーできたことは名誉だった。セビージャでの生活は最高で、監督やファンに心から感謝している』と別れの手紙を公開した (via ElDesmarque)。

中盤の補強としては、フルミネンセからウルグアイ人MFファクンド・ベルナルを移籍金950万ユーロで獲得することが決定的となっている。契約は2031年までとなり、セルジ・アルティミラのスポルティングCP移籍(移籍金1850万ユーロ+ボーナス200万ユーロ)に伴う中盤の穴埋めとして、プレシーズン初日から合流する予定である。また、レバンテへのレンタルで活躍したイケル・ロサダの復帰も決まっている (via Estadio Deportivo)。

CBのナタンについては、プレミアリーグからの関心が高まっており、クラブは移籍金を3500万ユーロに設定して売却を検討している (via SPORT)。さらに、ラージョ・バジェカーノへ完全移籍したノーベル・メンディに関して、ベティスは保有権の20%を保持しており、アイントラハト・フランクフルトからラージョへ提示された1500万ユーロのオファー(ラージョは拒否)が今後成立すれば、ベティスに300万ユーロの追加収入が入る計算となっている (via Estadio Deportivo)。

ワールドカップに参加している所属選手の動向については、ソフィアン・アムラバト(モロッコ)、リカルド・ロドリゲス(スイス)、アルバロ・フィダルゴ(メキシコ)、ジオヴァニ・ロ・チェルソ(アルゼンチン)、クチョ・エルナンデス(コロンビア)が決勝トーナメントに進出。FIFAからの補償金として既に約200万ユーロの収入が確定している。ロ・チェルソはリーベル・プレートへの復帰の噂について『今はその時期ではないし、起こるとも思わない。ベティスとの契約があり、100%ワールドカップに集中している』と完全否定した (via Estadio Deportivo)。

U-19スペイン代表で欧州選手権に出場中の下部組織出身選手、ホセ・アントニオ・モランテとマヌ・ゴンサレスも目覚ましい活躍を見せている。モランテは3試合で4ゴール1アシストを記録して得点王争いをリードしており、トップチームでの出場が期待されている。GKのマヌ・ゴンサレスも無失点勝利に貢献し、かつてセビージャの下部組織から放出された過去を振り返りながら『ベティスのおかげで大きく成長できた』と語っている (via Estadio Deportivo)。

さらに、かつてベティスで活躍したマルコス・アスンソンは、エクトル・クーペル元監督について『彼はブラジル人選手が嫌いだった。彼に追い出された日は人生で最悪の日で、飛行機の中でずっと泣いていた』と当時の苦い記憶を告白している (via Estadio Deportivo)。