エンソ・フェルナンデス獲得の完全否定と本人のSNS投稿

レアル・マドリードは、チェルシー所属のアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの獲得に関する憶測を完全に断ち切るため、異例の公式声明を発表しました。数日前からメディアで報じられていた関心の噂に対し、クラブは直接的・間接的な交渉を一切行っていないこと、さらにそのような獲得オペレーションを実行する意図が全くないことを強く主張しています。

声明のなかでクラブは『チェルシーFCのような組織が受けるべき敬意と、当クラブの行動を常に統括してきた機関としての誠実さの原則に基づき、根拠がなく事実に反する憶測を断固として否定する必要がある』とし、『当クラブがいかなる行動も起こしていないにもかかわらず、事実に反し、ファンに混乱を与え、関係する組織や個人に不必要に損害を与える情報が拡散され続けていることを残念に思う』と不快感を示しました。

この声明は、エンソの代理人を務める元パリ・サンジェルマンのハビエル・パストーレの発言に対する明確な回答と見られています。パストーレはW杯開催中のマイアミでのイベントにおいて『エンソは現在代表チームとW杯に集中している。チェルシーから移籍する可能性は探っているが、確定したクラブはまだない』と述べつつ、『彼にはマドリードに友人が多く、フリアン・アルバレスとも非常に親しい。私もマドリードに住んでいる。そもそも、マドリードという街を嫌いな人なんているだろうか?』と発言し、マドリードへの移籍の可能性を匂わせていました。

しかし、クラブは今回の声明で「獲得の意図が一切ない」とまで踏み込みました。以前、バイエルン・ミュンヘンのマイケル・オリーズに対する噂を否定した際は「接触がない」ことだけを明記していましたが、今回は将来的な可能性すらも完全に閉ざすような強い表現が使われており、両者の対応の違いが際立っています。

一方で、当のエンソ・フェルナンデスは、このマドリードの公式声明からわずか数時間後、自身のInstagramストーリーに意味深なメッセージを投稿しました。絵文字の「白いハート」とともに、『我が神よ、あなたは常に約束を果たし、全てを愛をもって行われます。心からあなたに呼びかける者のそばに、あなたは常にいてくださいます』という旧約聖書の詩篇を引用した内容です。アルゼンチン代表としてカーボベルデとのW杯決勝トーナメント1回戦を直前に控えたタイミングでのこの投稿は、信仰心を表しただけのものなのか、あるいはレアル・マドリードへ向けた何らかのメッセージなのか、ファンの間で激しい議論と解釈を呼んでいます。(via SPORT, MARCA, Mundo Deportivo, Esport3)

ダニ・セバージョスの退団と移籍を巡る状況、意味深なメッセージ

数日前にレアル・マドリードとの契約を解除して退団したダニ・セバージョスですが、新天地はまだ決まっていません。長年噂され続けている古巣レアル・ベティスへの復帰が最有力と見られていますが、ベティス側は左サイドバックやストライカーの獲得、フルミネンセからのファクンド・ベルナルの獲得交渉、そして選手の放出を優先させており、セバージョスの獲得は後回しになっている状況です。

そんななか、29歳になり、父親になる日も近いセバージョスは、自身のSNSを通じて連日のようにメッセージを発信しています。自身の過酷な筋力トレーニングの様子を公開して新シーズンに向けた準備が万端であることをアピールする一方で、現在の心境を表すような言葉も綴っています。

彼は『愛している人は、方法を見つける。愛していない人は、言い訳を見つける。ただそれだけだ』という言葉を投稿しました。さらに『愛している人は疲れていてもやって来る。気分が乗らなくても話を聞く。困難でも留まる。愛していない人は、いつもそこにいない理由を持っている。自分を選ばない人に説明を求めてはいけない。こちらから求めなくても、自然に与えてくれる人と一緒にいる方がいい。自分を本当に選んでくれる人を認識するのは時に痛みを伴うが、それは自己愛の形でもある』『自分を本当に選んでくれる人を認識するには時間がかかることもあるが、それはより穏やかな人生の始まりだ。時に、最も注意を払うべき絆は、自分自身との絆である』といった長文をシェアしています。

これらの哲学的なメッセージは、彼をなかなか獲得しようと動かないベティス首脳陣に対する焦りや苛立ちの表れではないかと見られています。(via Mundo Deportivo, Estadio Deportivo)