アトレティコ・マドリード
ホセ・マリア・ヒメネスはウルグアイ代表のW杯敗退後、自身のSNSで心境を吐露した。自身のケガによる準備不足説をきっぱりと否定し、『チームメイトたちはこのユニフォームのために魂を捧げた』と仲間たちの奮闘を称えている。また、10年以上在籍したクラブからの退団の可能性も浮上している (via Mundo Deportivo)。
アトレティコからは、オベド・バルガス、バエナ、プビル、ジョレンテ、セルロート、アルマダ、モリーナ、ニコ・ゴンサレス、フリアン・アルバレス、ジュリアーノ、ムッソ、そして新加入のグリマルドの合計12名がW杯ベスト16に進出を果たしている (via MARCA)。
レアル・ソシエダ
ペジェグリーノ・マタラッツォ監督のスタッフ陣が再編された。セットプレー専門のホセ・ロドリゲスが1年で退団し、バルセロナ女子などで経験を積んだナチョ・ビジャミアがアナリストとして新たに加入した (via Mundo Deportivo)。
マタラッツォ監督はプレシーズンに向けて38名を招集し、カンテラからゴルカ・カレーラら12名が参加する。ジョン・マルティン、セルヒオ・ゴメス、ベニャト・トゥリエンテスが合流した一方、W杯敗退組のアランブル、ヤンゲル・エレーラ、オスカルソンは7月9日に合流予定。日本代表の久保建英やスチッチらの合流日は未定となっている。また、オドリオソラは膝の十字靭帯断裂からの回復状況を見極める必要がある (via ElDesmarque)。
オビエドへの期限付き移籍から復帰したハビ・ロペスは『監督が自分を信頼し、プレシーズンで見たいと言ってくれている』とアピールを意気込んでいるが、オサスナ、エルチェ、レバンテなどからの関心が寄せられている (via ElDesmarque)。
レアル・ベティス
W杯に出場しているクチョ・エルナンデス、ロ・チェルソ、バカンブ、フィダルゴ、アブデ、リカルド・ロドリゲス(すでに退団発表済み)の滞在により、クラブが受け取るFIFAからの補償金が約200万ユーロに到達した (via Estadio Deportivo)。
プレシーズンの日程も確定し、ドイツ、アイルランド、マルベージャで合宿を行う。SFロッテ、レクレアティーボ・ウェルバ、グラナダ、リヨン、アーセナル、ボーンマスと6つの親善試合が予定されている (via Estadio Deportivo)。
マヌエル・ペジェグリーニ監督のプレシーズンには、カンテラからオスカル・マスケ、エマヌエル・エンゴラン、カルロス・デ・ロアなど12名が参加。U-19スペイン代表のマヌ・ゴンサレスとホセ・アントニオ・モランテも大会終了後に合流する (via SPORT) (via ElDesmarque)。
期限付き移籍から復帰したイケル・ロサダは構想外を伝えられているが、本人は残留を強く希望しており『バイソンのように準備をして、チームの居場所を勝ち取る』と、プレシーズンで監督を説得する意向を示している (via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)。
ストライカーの補強としてファビオ・シウバ(ドルトムント)の獲得を再検討しているが、他クラブとの争奪戦になっている。アルテム・ドフビク(ローマ)、ケビン・デンキー(シンシナティ)、フランクリノ・ジュ(ミッティラン)などとも交渉を進めている。ファクンド・ベルナル(フルミネンセ)の獲得は公式発表待ちの段階である (via Estadio Deportivo)。
セビージャ
ホセ・イグナシオ・ナバロSDとルイス・ガルシア・プラサ新監督による新プロジェクトが始動。新加入のジョン・グリディ、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテ、オディッセアス・ヴラホディモスがプレシーズンに合流し、パトリック・メルカドの加入の可能性もある (via Estadio Deportivo)。
カンテラからは、ラファ・ロメロ、ロレン・ルチーノなど9名がプレシーズンに招集された (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)。
クラブ売却に向けた動きが停滞しており、予定されていた増資も見送られる見込みとなっている。これに伴い、フェルナンド・カリオン副会長とカロリーナ・アレス理事が辞任し、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長とペペ・カストロ副会長が孤立する形となっている (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)。
資金調達のため、アコル・アダムスの売却を推進しており、ヴェネツィアと1500万ユーロ前後での交渉が続いている。チデラ・エジュケも中東クラブへの移籍が噂されている。また、デニス・ドラグス(トラブゾンスポル)の獲得も検討中である (via Estadio Deportivo)。
SD部門の強化として、アサネ・ディアオやヘスス・ロドリゲスを発掘したカルロス・ヒメネスと、ビッグデータに精通するパブロ・ロドリゲスが加入した (via Estadio Deportivo)。
バレンシア
トップチームの登録枠超過問題を抱えており、第3GKのクリスティアン・リベロに対して退団を促している状況にある (via ElDesmarque)。
アリウ・ディエングとギド・ロドリゲスの加入により、バティスト・サンタマリアとダニ・ラバの退団も検討されている。サンタマリアはPAOKへの移籍に前向きだが、ラバは『もちろんバレンシアに残りたい』と残留を希望している (via ElDesmarque) (via SPORT)。
新加入のジャスティン・デ・ハースが入団会見に臨み、『自分はプレーメイカーだ。後ろからゲームを組み立てるのが好きだ』と自信を語った (via ElDesmarque)。
ビジャレアル
パプ・ゲイェの契約解除金4500万ユーロが移籍市場の鍵となっている。ゲイェはセネガル代表でのW杯敗退後に休暇に入ったが、ガラタサライなどが関心を示している。彼が残留すればボランチと8番を安価に補強し(カンテラのアラサン・ディアタらの昇格も含む)、退団すれば得た資金で大型補強に動く方針である (via SPORT)。
セルタ
ボルハ・イグレシアスがW杯中にマリアン・モウリーニョ会長の訪問を受け、来季の新ユニフォームを直接受け取った。なお、スペイン代表がベスト4に進出した場合、セルタの開幕戦であるオサスナ戦は延期される可能性がある (via Estadio Deportivo)。
ドルトムントのファビオ・シウバの獲得に関心を示しているクラブの一つとして名前が挙がっている (via Estadio Deportivo)。
来季、バライードス・スタジアムでトップチームとセルタ・フォルトゥナ(Bチーム)が6つの週末でホームゲームが重複することが判明し、芝の管理などのハードなロジスティクス調整が必要となっている (via SPORT)。
マジョルカ
レオ・ロマンをデポルティボへ900万ユーロの契約解除金で売却した。サイル・ラリン、ヴェダト・ムリキ、パブロ・マフェオの売却と合わせ、パブロ・オルテリスSDの主導で計2700万ユーロの収入を得た。ムリキの後釜としてコルドバからアドリアン・フエンテスを獲得している (via SPORT) (via ElDesmarque)。
エスパニョール
モンチSDの最初の補強として、カステリョンからアレックス・カラトラバを獲得した。マノロ・ゴンサレス監督のチームで、トップ下やサイドとしてエドゥ・エスポシトとポジションを争うと見られている (via SPORT)。
また、他クラブと競合する形でファビオ・シウバ(ドルトムント)の獲得にも関心を示している (via Estadio Deportivo)。
オサスナ
レアル・ソシエダのハビ・ロペス獲得に関心を寄せているクラブの一つとして報じられている (via ElDesmarque)。
【本日の総括】
W杯が進行し各国の代表選手が奮闘する裏で、ラ・リーガの各クラブはプレシーズンを本格的に始動させています。セビージャやベティス、レアル・ソシエダなど多くのクラブがカンテラから若手を大量に招集し、新戦力の見極めと底上げを行っています。また、W杯に出場している選手たちの活躍によってFIFAから支払われる補償金や、主力選手の売却による資金調達など、各クラブは限られた予算の中でチーム編成を急いでいます。特にセビージャでは経営陣の辞任などピッチ外での激動が続いており、移籍市場における各クラブの生き残り戦略から目が離せません。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズン始動に伴い、各クラブがカンテラから多くの若手を招集している点は注目に値します。これは単なる頭数合わせではなく、戦術的なオプションの幅を広げ、既存戦力との噛み合わせをテストする重要な機会です。特にソシエダやベティスのように、新監督や新スタッフの下でチームの骨格を再構築する過程では、若手の適応力がシーズン序盤の完成度を左右します。戦術的な規律と個の閃きをどう融合させるか、この準備期間の配置の工夫が、秋以降の局面変化にどう影響するかを注視すべきでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
セビージャの経営陣辞任や、バレンシアの登録枠超過に伴う放出圧力など、ピッチ外の課題がクラブの空気に影を落としています。一方で、ベティスがFIFAからの補償金で財政を補い、マジョルカが売却益を確保するなど、経営の安定化に向けた動きも鮮明です。クラブの温度感は、フロントの意思決定と現場の士気に直結します。今はまだプレシーズンの熱気の中にありますが、経営の不透明さがチームの求心力にどう作用するか、慎重に見極める必要があるでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場では、ファビオ・シウバを巡る争奪戦のように、複数のクラブが同じターゲットを追う構図が目立ちます。各クラブとも限られた予算の中で、いかに効率的に戦力を補強し、かつ登録枠を整理するかに腐心しています。特にビジャレアルのパプ・ゲイェの去就は、その後の大型補強の可否を分ける重要な変数です。噂に惑わされず、契約解除金や放出による資金調達の連動性を見れば、各クラブの今夏の編成方針と優先順位がより明確に見えてくるはずです。