フリアン・アルバレス獲得交渉の全容

バルサはロベルト・レヴァンドフスキの後釜として10ヶ月前からフリアン・アルバレスをターゲットにしており、現在はアトレティコ・マドリードとのオープンな争いに発展している。ジョアン・ラポルタ会長は『デコが一定の金額のオファーを出した。彼が以前からバルサに来たがっていたことは知っている。アトレティコには最大限の敬意を持ってオファーした』と明言。クラブのオファーは約9000万ユーロにボーナスを加えた分割払いの内容だが、アトレティコ側は最低でも1億5000万ユーロを要求してハードルを上げている。ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOはバルサにこのオペレーションを遂行する資金力がないと疑っており、交渉は行き詰まっている。フリアン自身は、1億ユーロのオファーがあれば退団を容認されるという約束があると信じており、バルサへの移籍を希望している。しかし、アトレティコのディエゴ・シメオネ監督も彼を中心に攻撃プランを構築しており、放出には否定的な姿勢を見せている。ラポルタ会長は『我々が適切と考える期間、そのオファーを維持する』と述べ、無期限の交渉にはしないと警告している。一方で、バルサはハリー・ケインにも関心を持ち続けており、W杯終了後に再びアプローチする可能性がある。(via SPORT / Mundo Deportivo)

ロベルト・レヴァンドフスキのシカゴ・ファイアー移籍とヴラホヴィッチの逆オファー

ロベルト・レヴァンドフスキがバルサに別れを告げ、MLSのシカゴ・ファイアーへ正式に移籍することが発表された。サウジアラビアからのオファーもあったが、2028年までの2年契約でアメリカ行きを選択した。ポーランドの伝説的選手ズビグニェフ・ボニエクは『美しく素晴らしい気候のバルセロナから、風の強いシカゴへ移るのは簡単な状況ではない。ロベルトはキャリアをさらに推し進めるためではなく、そこで終えるためにシカゴへ行くのだから、この決断に驚くべきではない』と語った。また、妻のアンナ・レヴァンドフスカもバルセロナが家になっていたと別れを惜しんでおり、ボニエクは『女性には疑念を口にする権利がある。それが早く晴れることを願っている』と付け加えた。一方、レヴァンドフスキが去った後釜の控えストライカーとして、ユベントスとの契約延長に応じずフリーとなる見込みのドゥシャン・ヴラホヴィッチがバルサに逆オファーを売り込んでいる。フェラン・トーレスが退団した場合のオプションとして浮上しているが、バイエルン・ミュンヘンやアトレティコ・マドリードも関心を示している。(via Mundo Deportivo / SPORT)

アンソニー・ゴードン加入とラッシュフォード、ラファエル・レオンの動向

バルサは今夏の最大の補強として、ニューカッスルからアンソニー・ゴードンを固定費7000万ユーロ(ボーナス込みで最大8000万ユーロ)で獲得し、2031年までの長期契約を結んだ。ゴードンはイングランド代表として出場したW杯コンゴ民主共和国戦で途中出場から2アシストを記録して逆転勝利に貢献し、トーマス・トゥヘル監督からメキシコ戦でのスタメン起用を検討されている。一方、昨季バルサで49試合14ゴール14アシストを記録したマーカス・ラッシュフォードについて、バルサは3000万ユーロの買い取りオプションを行使しなかった。ラッシュフォード本人は『ワールドカップが始まる前に移籍を完了させたかったが、それができないなら終わるまでそのことには触れたくなかった。今は完全にこの瞬間に集中したい』と語っている。さらに、デコSDとラポルタ会長はACミランのラファエル・レオンにも強い関心を持っている。ミランのルベン・アモリム新監督の構想外となったレオンには6000万ユーロから7000万ユーロの移籍金が設定されているが、バルサはラッシュフォードの時と同様の買取義務なしのレンタル移籍での獲得を狙っている。ハフィーニャにアル・ヒラルから高額オファーが届いているため、彼が退団した場合はウイングの補強が必須となる。(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / Estadio Deportivo)

テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍詳細

マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍が合意間近となっている。フリック監督の構想外となったドイツ人GKは、ジローナ時代に短期間指導を受けたミチェル新監督との再会を希望し、ジョルディ・クライフがスポーツディレクターを務めるアヤックスへの加入を決断した。焦点となっていた給与負担については、アヤックス側がジローナでのテア・シュテーゲンの負傷による固定費負担の二の舞を避けるため、出場試合数に連動する条件を要求。基本的にはアヤックスが現在の給与の10%から15%を負担し、バルサが80%以上を支払い続ける契約になるが、定期的にプレーすればアヤックスの負担額は3000万ユーロを超える可能性もある。(via SPORT / Mundo Deportivo)

W杯ベスト16に進出した12名のバルサ選手とデ・ヨングの負傷状況

W杯のベスト16にバルサから12人の選手が進出し、これはマンチェスター・シティの13人に次いでアーセナル、PSGと並ぶ2位の数字となった。内訳は、スペイン代表のジョアン・ガルシア、エリック・ガルシア、パウ・クバルシ、ペドリ、ダニ・オルモ、ガビ、ラミン・ヤマル、フェラン・トーレス、ブラジル代表のハフィーニャ、フランス代表のジュール・クンデ、イングランド代表のアンソニー・ゴードン、そしてエジプト代表のハムザ・アブデルカリム(18歳)である。フェラン・トーレスは練習で見事なボレーやエリア外からのシュートを次々と決め、ポルトガル戦に向けて照準を合わせている。ハムザ・アブデルカリムはモハメド・サラーから『すべての経験を伝えようとしてくれる』とアドバイスを受けており、アルゼンチン戦に向けて『僕らはメッシと対戦するわけではない』と語った。ヤマルは自身の生い立ちについて『僕の母は16歳で僕を産んだ。父は家に食べ物を持ち帰るために通りで物を拾って生計を立てた。それこそが本当のプレッシャーだ。僕がやらなければならないのは、ただサッカーをしてスペインの人たちを喜ばせることだけだ』と語った。唯一ベスト32で姿を消したオランダ代表のフレンキー・デ・ヨングは、グループステージの2試合で鎮痛剤を打ち、モロッコ戦でも右膝に痛みを抱えたまま110分間プレーした。しかし、クラブは重傷ではないと見ており、敗退後の3週間の休暇を経て、イングランドでのプレシーズン合宿前に合流できると判断している。また、ハフィーニャは右脚大腿二頭筋のグレード1の筋肉断裂から回復しつつあり、トレーニングで長い人工ドレッドヘアの新しい髪型を披露した。ノルウェー戦は欠場予定だがベンチには入る。(via Mundo Deportivo / SPORT / MARCA)

フリック監督の意向を反映したフィジカル部門の刷新

バルサはトップチームのフィジカル準備に関する方法論を統一するため、パフォーマンス・最適化エリアを新設した。この部門のトップにはフリオ・トウスが就任し、彼が空けたトップチームのフィジカル責任者のポストには、ハンジ・フリック監督がドイツサッカー連盟で数年間共に働いた信頼の置けるヤン・ベンジャミン・クーゲルが就任した。フリック監督は、昨シーズンのハフィーニャの再発など負傷者の多さに不満を抱いており、部門の刷新を望んでいた。クーゲルは2014年W杯優勝時のコーチングスタッフであり、ケルン、ヴェルダー・ブレーメン、PSV、ベンフィカなどでも手腕を発揮してきた。彼の目標は負傷者を極限まで減らし、フリックの戦術の要である90分間の強烈なプレッシングを維持できるように選手を準備することである。(via MARCA / Mundo Deportivo)

国際ネットワークを強化するスカウト部門の徹底的な再編

ジョアン・アマラルがトップに就任したスカウト部門で大きな再編が行われている。アマラルは前任のパウロ・アラウホとは異なり、現地に頻繁に足を運んで新進気鋭の才能を直接視察している。国際ネットワークを強化するため、冬にはパトリシオ・パシフィコ、ジュウェンスリー・オンスタイン、アジェイ・タヴァレスが加入し、オーストラリアのルーカス・ヘリントンやベルギーのジェシー・ビシウのような有望選手の追跡をすでに開始している。新たにエマージングタレント部門の責任者として、元モデナのスポーツディレクターでローマの育成部門を率いたダニエレ・プラシドが就任し、16歳から21歳の才能発掘を担当する。さらに、ロジェール・ポルタやジョルディ・ビジャソンも加わった。ブラジル担当のブルーノと、トップチーム・2部担当のチェチュ・ロホは残留する。一方で、国際スカウトの重要人物だったダビド・フェルナンデスがオビエドの新SDに就任するため退団し、ジェローム・ビゴやペドロ・シャラナもクラブを去った。(via SPORT)

バルサ・アトレティックとカンテラにおける移籍・契約情報

バルサは15歳のピボーテ、ビクトル・バルバニーをレガネスから獲得した。彼は2025年夏にバレンシアと契約したが1ヶ月でレガネスに復帰し、カデテリーグ優勝やマドリード選抜でのU-16スペイン選手権優勝に貢献したU-15スペイン代表選手である。年齢的にはカデテAに合流するが、飛び級の可能性もある。トップチームの第3GKの座を巡っては、フベニール年齢ながら高いポテンシャルを評価され2027年まで契約を結んでいるイケル・ロドリゲス(18歳)と、昨季トップチームで16回ベンチ入りしたエデル・アジェール(19歳、2028年まで契約)が争っており、デ・ラ・フエンテGKコーチの意見が鍵となる。また、17歳のセルビア人、ニコラ・クストゥリカに対し、NCAAのUCLAブルーインズが2年間で1200万ドルという巨額オファーを提示しており、流出の危機に瀕している。アンス・ファティはASモナコへ1100万ユーロ(将来の売却益の一部をバルサが保持する条項付き)で完全移籍した。ダニ・ロドリゲス(20歳)もディナモ・ザグレブへ4年契約で完全移籍したが、バルサは買戻しオプションと将来の売却益の割合を保持している。マルク・カサドにはACミラン、モナコ、アル・ヒラル、マンチェスター・ユナイテッドが関心を示しており、バルサは2000万から3000万ユーロの移籍金を希望している。守備の補強としては、クラブ・ブルッヘのジョエル・オルドニェス(22歳)にフリック監督が関心を示しており、移籍金は4000万から4500万ユーロと見られている。マジョルカからはハビ・カストロを獲得し、バルサ・アトレティックと2028年までの契約を結んだ。パブロ・トーレはマジョルカの2部降格に伴い、1部クラブへレンタル移籍できる条項を持っているが、バルサに買い戻す予定は今のところない。なお、ラシン・サンタンデールのDFホルヘ・サリナスの獲得については、6月30日までに決着しなければ契約解除金が800万ユーロから1600万ユーロに跳ね上がるため、事実上オペレーションは消滅した。(via Mundo Deportivo / SPORT / AS)

チアゴ・アルカンタラら関係者が語るヤマルやバルサ選手への賛辞

チアゴ・アルカンタラがリオ・ファーディナンドとの対談でバルサの若手たちを絶賛した。ラミン・ヤマルについて『彼はワールドカップでも素晴らしいプレーをしているし、スペインに劇的な変化をもたらした。これからの数年間で彼が最高になれない理由なんてないよ。彼はとても成熟しているし、彼が体現するライフスタイルを若い世代が追っている。すでに偉大なアイドルのようなオーラを持っている』と語った。ペドリについては『僕にとってペドリは世界最高のミッドフィルダーだ。絶え間ない流動性、知的な動き、そして常に正しい判断を下す能力があり、アンドレス・イニエスタと同じ感覚を僕に抱かせる』と称賛。クバルシやフェルミン、ガビ、ベルナルについても『彼らはどんな試合、どんな状況でもはるかに速いスピードでプレーしており、ボールを前に進め、正しい判断を素早く下す巨大な能力を持っている』と驚きを隠さなかった。スペイン代表のウナイ・シモンもヤマルについて『攻撃で決定的なのはもちろん、守備でもすごく助けてくれる。彼がどれだけ走り、どれだけ守備をするかは全試合で目にしているし、それが彼のアイデンティティの一つだ。彼のように決定力のある選手があんな風にプレーしてくれるのを見ると、私たちのモチベーションも上がる』と守備面での献身性を高く評価した。ジェレミ・ピノはヤマルについて『彼は親切で、分別があり、責任感のある人間だ。彼がピッチの中で伝えているものは、ピッチの外での彼そのものだ』と人柄を称えた。また、ポルトガル代表のヌーノ・メンデスは『言うまでもなく良いデュエルになるだろう』とヤマルとの対戦を楽しみにし、ネルソン・セメドは『ラミンは素晴らしい選手でとてつもないポテンシャルを秘めているが、彼だけに集中してしまうと多くの問題が生じるだろう』と警戒感を示した。さらに、レアル・マドリードからリバプールへ移籍するビクトル・ムニョスは、代表合宿で『クバルシ、ペドリ、ダニ・オルモ、エリック・ガルシア…彼らは特に僕の世話をしてくれた』とバルサの選手たちへの感謝を述べた。(via SPORT / Mundo Deportivo / ElDesmarque)

シャビ・ジョレンスが語るメッシの原点と現在の育成

バルサの育成コーディネーター顧問を務めるシャビ・ジョレンスがインタビューに応じ、メッシの最初の練習について振り返った。『キメト・リフェからアルゼンチンの少年が来ると言われ、彼をロッカールームに連れて行った。レオはシャイでロッカールームの隅にいたが、ディオン・メンディがすぐに打ち解けて彼を大いに助けた。技術的にとても優れていることはすでに分かっていた。ロンドには慣れていなかったがボールタッチは素晴らしく、ミニゲームではすでに大きな違いを見せていた。フィニッシュの練習では特に際立っており、ボールを足に縫い付けたように運び、シュートも見事だった。彼ほど縦に速く、ドリブルが上手い選手は見たことがなかった』と当時の衝撃を語った。また、メッシの人間性についても『ピッチでのパフォーマンスからもっとエゴイストになることもできたが、彼は常にチームプレーヤーとして行動し、他の選手より高いエゴを見たことがなかった。ゴールパフォーマンスも自己主張するものではなく、チームメイトと楽しんでいた』と絶賛した。現在の育成については『バルサの育成の秘密は、自分たちが好むサッカーを信じ、明確な方針を持っていることだ。バルサは自家製の選手に多くを賭けており、困難な時期にこの若い世代に大きく賭けたことは活かさなければならない』と方針の重要性を強調した。(via SPORT)

【本日の総括】

フリアン・アルバレスの獲得交渉はアトレティコの強硬な姿勢により難航し、レヴァンドフスキはシカゴ・ファイアーへ移籍決定。新加入のゴードンがW杯で躍動する中、テア・シュテーゲンのアヤックスへのレンタル移籍も合意間近です。フリック新監督の意向を受けたフィジカル部門の刷新や、国際網を強化するスカウト部門の再編など、クラブは新たなフェーズへと大きく動き出しています。