プレシーズンマッチ進捗と今後の日程

レアル・マドリードはプレシーズンで実戦を重ねており、8月8日のフェレンツヴァーロシュ戦では、アレキシス・シリアのパスからマリオ・リヴァスが先制ゴールを決め、後半にはカルロス・エスピーがフェデ・バルベルデのアシストから追加点を挙げて1-2で勝利した。失点はケナン・コドロによるもので、ディーン・フイスィンとアントニオ・リュディガーの守備の乱れが原因となり、これに怒ったモウリーニョ監督は給水タイムを長引かせる場面もあった。これまでチームは、アルコルコンとレガネスとの練習試合、フィオレンティーナ戦(2-2)、フェレンツヴァーロシュ戦(1-2で勝利)をこなしている。

次の実戦は8月12日21:00にリアソルで行われるトロフェオ・テレサ・エレーラでのデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦である。対戦相手のデポルティーボはプレシーズンで無敗を維持しており、レオ・ロマンを擁する堅固な守備で6試合3失点と仕上がりが良い。さらに今夏はピエール=エメリク・オーバメヤンなどを獲得しており、マドリードにとって彼はかつてドルトムントやバルセロナ、マルセーユ時代に8試合7ゴールを奪われた天敵である。この試合に続いて、8月16日17:00にはドイツでシャルケ04とのプレシーズン最終戦を行う。ラ・リーガの開幕戦は8月22日21:30にアウェイのRCDEスタジアムでエスパニョールと対戦する。その後は8月26日にレアル・ソシエダ、8月30日にマラガ、9月4日にベティスとの対戦が控えている。(via Mundo Deportivo)

エンドリックはマドリード残留決定

レンタル移籍が確実視されていたエンドリックだが、モウリーニョ監督がプレシーズンでの働きを直接確認したことで残留が決まった。ローマやアストン・ヴィラ、レアル・ソシエダがレンタル獲得に関心を示していたものの、クラブはすべての放出交渉を完全にストップした。モウリーニョ監督は彼を中央のフォワードだけでなく、かつてパルメイラスやオリンピックでも経験した右サイドでも起用できる多才な選手と評価している。ペレス会長もエンドリックに特別な愛情を持っており、今回の残留方針を強く支持している。

獲得時の移籍金は固定3500万ユーロと変動2000万ユーロ(または2500万ユーロ)で、税金や手数料を含めると既に8000万ユーロ(あるいは総額7200万ユーロ)を投資している。昨季はシャビ・アロンソ監督の下で出場機会に恵まれず、冬にリヨンへレンタルされて21試合8ゴール8アシストの成績を残したが、マドリードでは40試合7ゴール1アシストにとどまっていた。選手本人は残留して平等な条件での競争に挑む意思を示しているが、もし冬までに出場時間が十分に得られない場合は、冬の市場でのレンタル移籍も選択肢として排除していない。(via SPORT)

ヤン・ディオマンデがクラブ史上最高額で加入

19歳のコートジボワール代表ウインガー、ヤン・ディオマンデの加入が正式決定した。移籍金は固定1億2500万ユーロ、変動1500万ユーロの合計1億4000万ユーロで、クラブ史上最高額の取引となった。契約は2033年までの7年間という長期契約である。ディオマンデはかつてMLSのBチームや、ボーンマス、チェルシー、レンジャーズ、オリンピアコス、クリスタル・パレスの入団テストで不合格となり、一時はアフリカに戻される不遇を味わった。しかし、レガネスでチャンスを掴んでプロデビューを果たした。そのデビュー戦の直後、15歳の妹が急死する悲劇に見舞われたが、次のエスパニョール戦でゴールを決めて涙ながらに妹に捧げた。

その後移籍したライプツィヒでは13ゴール9アシストを記録してブンデスリーガ最優秀若手選手に選ばれ、先のワールドカップでもラミン・ヤマルに次ぐドリブル成功数をマークして市場価値が急騰した。レガネス時代の恩師であるボルシア・ヒメネス監督やマヌエル・マントヴァーニは、彼の両足を巧みに操るドリブル、1対1の圧倒的な突破力、そして誰よりも練習に熱心な姿勢を絶賛している。モウリーニョ監督は彼の予測不可能性と汎用性に大きな期待を寄せており、ヴィニシウスのいる左サイドではなく、主に右サイドのスペシャリストとして起用する方針を固めている。(via ElDesmarque)

マーク・ククレジャがメディカルチェック完了

ワールドカップを制覇したスペイン代表左サイドバック、マーク・ククレジャがメディカルチェックを通過し、チームのトレーニングに合流した。加入に伴い、背番号は「17」を着用する。ククレジャはクラブの公式チャンネルで『このようなクラブでプレーする機会を断ることは非常に難しい。何も迷いはなかった』と入団時の心境を振り返った。さらに、子供の頃からの憧れや、これまでテレビや観客席から見ていたベルナベウの奇跡的な逆転劇、多くのチャンピオンズリーグ制覇に触れ、『それを今度は自分自身で体験し、偉大な歴史の一部になれることは、大きな責任であると同時に美しく挑戦的な課題だ』と意気込みを語った。

初日のハードなトレーニングについて、『非常に充実した1日だった。新しいチームメイトとじっくり知り合い、感覚を掴んで良いシーズンにしたい』と話し、モウリーニョ監督からは『ピッチで自分たちのすべきことを行い、とにかく楽しむように』と信頼を寄せられたことを明かした。クラブからは、彼を歓迎する品としてワールドカップのトロフィーの形をした特別なキーホルダーが贈られた。(via MARCA)

新シーズンの公式背番号リスト発表

クラブは2026/2027シーズンの公式背番号リストを正式に発表した。登録された26名のうち、注目はDavid Alabaの退団に伴って空き番号となっていた「4」を継承したディーン・フイスィンである。フイスィンはインスタグラムで『レアル・マドリードで背番号4を着てプレーすることは幼い頃からの夢だった』と明かし、幼少期に憧れのセルヒオ・ラモスのモデルのスパイクを履いて練習していたエピソードや、自身と同じマラガ出身のフェルナンド・イエロへの敬意、指示を受けたアラバへの感謝を綴った。また、フランク・マスタントゥオーノはフィオレンティーナへレンタル移籍(買い取りオプションなし、給与の50%をマドリードが負担)となり、昨季24番だったフイスィンに代わって新加入のデンゼル・ダンフリースが「24」を着用する。

新シーズンの全背番号は以下の通りである。

1. クルトワ、2. アセンシオ、3. ミリトン、4. フイスィン、5. ベリンガム、6. カマヴィンガ、7. ヴィニシウス、8. バルベルデ、9. エンドリック、10. エムバペ、11. ロドリゴ、12. アレクサンダー=アーノルド、13. ルニン、14. チュアメニ、15. アルダ・ギュレル、16. コナテ、17. ククレジャ、18. アルバロ・カレーラス、19. カルロス・エスピー、20. ベルナルド・シウバ、21. ブラヒム、22. リュディガー、23. フェルランド・メンディ、24. ダンフリース、25. ヤン・ディオマンデ、27. チアゴ・ピタルチ(カンテラ登録だがファーストチームの動向に入る)。現在、ファーストチームの25枠はすべて埋まっており、これ以上の補強を行うには選手の放出が必須である。(via ElDesmarque)

ベルナルド・シウバがマドリードでデビュー

マンチェスター・シティからフリーで加入したベルナルド・シウバが、フェレンツヴァーロシュ戦で後半からピッチに立ち、レアル・マドリードでのデビューを果たした。コンディションはまだ発展途上であり、モウリーニョ監督は試合後、『ベルナルドは休暇中にしっかりと頭を休ませるタイプのようで、合流時のフィジカルレベルは通常よりかなり低かった。ここから上げていかなければならない。しかし、彼は並外れたクオリティを持っており、アンカー、インサイドハーフ、さらにはトップ下など、複数の異なる役割を高い水準でこなせるため、指導する側にとって完璧な選手だ』と評した。

シウバ本人は自身のプレースタイルについて過去に『自身の最適な位置はボランチの隣、すなわち8番の役割だ』と語っており、ピッチ中央での組み立てを好む。チームとしては、引退したトニ・クロースの後継者として、中盤の構成力を高める戦略的な補強として位置づけている。(via SPORT)

ロドリ獲得交渉は消滅しバルサ移籍へ

今夏の補強の目玉とされていたロドリ(マンチェスター・シティ)の獲得交渉は完全に決裂し、選手はバルセロナへの移籍に合意した。これに対し、元マドリード守護神のサンティ・カニサレスは『クラブは本気でロドリを獲りに行っていなかった。本当に望む選手であれば、これまでの例のようにすぐさま契約を結んでいたはずだ。交渉は形だけに過ぎなかった』と痛烈に批判した。

また、元フォワードのフェルナンド・モリエンテスも『マドリードがロドリを一度も必要としていなかったのは明白であり、破談の責任を選手側に押し付けている。ペレス会長が本気になれば逃すはずがない。ロドリとハーランドは会長選における対立候補のエンリケ・リケルメの公約だったため、彼らを獲得することは相手側の主張を認めることになるのを嫌ったのだ』と分析した。この移籍劇の背景には、2024年のバロンドール授賞式におけるヴィニシウスの落選とマドリード側のボイコット騒動、さらにシティ側が撮影した替え歌動画による関係悪化も影響を及ぼしている。(via SPORT)

スビメンディ獲得に関心の噂?

ロドリのバルセロナ移籍報道に伴い、アーセナルに所属するマルティン・スビメンディの獲得に関心を示しているという噂が流れている。しかし、現地の専門メディアやフランス人クリエイターのリルズらは『クラブはスビメンディ獲得のための具体的なアプローチを行っておらず、この噂は選手の代理人が市場価値を高めるためにマドリードの名前を利用した煙幕である』と否定した。

アーセナルは最近、ニューカッスルからブルーノ・ギマランイスを8700万ユーロで獲得しており、中盤の勢力図に変化が生じているものの、マドリードが実際に動く可能性は極めて低い。(via SPORT)

コロンビアの大地震にクラブが公式声明

クラブは、コロンビアのチョコ県サン・ホセ・デル・パルマを震源とするマグニチュード7.4の巨大地震が発生したことを受け、公式声明を発表した。現時点で110人以上の死者と多数の負傷者が出ているこの災害に対し、ペレス会長および理事会は『犠牲者のご家族やコロンビアのすべての人々に対して心からのお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々の迅速な回復を心より願っています。私たちの連帯と親愛の情をコロンビアに送ります』と哀悼の意を表した。(via Mundo Deportivo)

エムバペが練習に合流しバイシクルゴールを記録

キリアン・エムバペが休暇を前倒ししてマドリードのトレーニングに完全合流した。合流初日の練習では、GKクルトワからのロングパスを直接ボレーのチレーナ(バイシクルショット)で鮮やかにゴールへと突き刺し、その驚異的なシーンを映した動画がSNS上で大きな注目を集めた。

一方で、エムバペの商業面における新たな動向も報じられている。7月31日をもって、8歳の頃から契約を結んでいたナイキ社とのパトロン契約が満了した。ナイキ側は今後6ヶ月間の優先マッチング権を保持しているものの、アディダスやアンダーアーマーが獲得に興味を示している。さらに、かつてテニスのロジャー・フェデラーがスポーツブランドのオン(On)と結んだような、株式の取得や独自のカスタムブランドの立ち上げを含む全く新しい形式のパートナーシップ交渉が非公表のブランドとの間で最終段階に入っている。(via Mundo Deportivo)

モウリーニョ監督がドキュメンタリーで激白

モウリーニョ監督のNetflixドキュメンタリー『The Special One』の公開に伴い、彼の過去の発言やライバルへのコメントが話題を呼んでいる。チェルシー監督時代の2014-2015シーズンにチーム医師のエヴァ・カルネイロ氏へ暴言を吐き裁判に発展した件について、モウリーニョ監督は『私にとって女性の医師も男性の医師も同じ存在だ。緊張感の高まる試合中に自分の語彙を使っただけであり、フットボールのDNAや文化を持つ人間ならすぐに理解できる。私は謝罪するつもりはない』と突っぱねた。

また、バルセロナ時代に激しいライバル関係にあったペップ・グアルディオラ(現在は休養中)が過去に設けた休養期間(サバティカル)について、『サバティカルを必要とすることは弱さの表れだ。私はフットボールのない人生など考えられず、死ぬまで休むつもりはない。今後10年以上は監督を続け、まだ見ぬ場所やかつて栄光を築いた場所でタイトルを勝ち取りたい』と辛口な持論を展開した。一方で、1990年代後半にバルセロナのアシスタントコーチを務めていた時代に、当時選手だったグアルディオラやルイス・エンリケと一緒に写ったトレーニング写真について『懐かしく、非常に面白い思い出だ』と振り返り、バルセロナという都市やチームに対しても『恨みはなく、当時は最高の家族の時間を過ごした』と好意的に語った。(via Mundo Deportivo)

元カンテラ所属セルヒオ・アリバスの去就

かつてマドリードの育成組織に所属し、昨季はアルメリアで25ゴールを挙げてセグンダ(スペイン2部)の得点王に輝いた24歳のセルヒオ・アリバスに、多くのクラブが関心を示している。現在、アヤックスを率いるミシェル監督が獲得を熱望しているほか、マヌエル・ペレグリーニ率いるレアル・ベティスも問い合わせを行っている。

移籍金は約2000万ユーロ(過去にベンフィカが関心を示した際の金額)と見積もられており、買い取りだけでなくレンタルでの獲得を狙うプリメーラ(1部)のクラブも複数存在するため、9月1日の市場閉幕までに移籍が成立する可能性が非常に高い。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

プレシーズンマッチの消化や新背番号の発表、大物新戦力たちの合流など、チームは着実に新シーズンへの準備を進めています。移籍市場でのロドリ獲得失敗という不慮の事態はありましたが、モウリーニョ監督のもとでチームの結束は一段と強まっています。