ネルソン・デオスサの劇的な残留劇
昨シーズンは適応不足や度重なる怪我、パフォーマンスの低下により厳しい評価を受け、一時はブラジルのバスコ・ダ・ガマやアルゼンチンのボカ・ジュニオルスへの放出が確実視されていたコロンビア人MFネルソン・デオスサですが、このプレシーズンでその立場を完全に覆しました。
攻撃陣の主軸であるクチョ・エルナンデスの合流遅れや、前線の新戦力補強の遅れに対応するため、マヌエル・ペジェグリーニ監督はデオスサを前線の「偽9番(falso 9)」として起用するという大胆な策を打ち出しました。これが大はまりし、デオスサはプレシーズンでチーム最多タイとなる3ゴールをマーク。特にダブリンで行われたアーセナル戦では衝撃的なミドルシュートを突き刺し、その計り知れないポテンシャルを証明しました。
この劇的な活躍を受け、本人の意志も残留へと大きく傾いています。デオスサはすでにバスコ・ダ・ガマへの移籍を拒否し、新シーズンをベティスで戦い抜く強い決意をクラブに伝えました。チームメイトや指揮官からの厚い信頼を背に、本来の価値を示し始めたデオスサの存在は、今夏の移籍市場における「最大のサプライズ」となっています。ただし、アーセナル戦での輝きを目にしたイプスウィッチ、リーズ、ウェストハム、ウォルヴァーハンプトンといったイングランドのスカウト陣が熱視線を送っており、市場閉幕までに高額なオファーが届く可能性は残されています。 (via Estadio Deportivo)