新スタジアム建設とCEOアラルコンが描く持続可能な財務モデル

CEOを務めるラモン・アラルコンが、権威あるビジネス誌「フォーブス」のインタビューに応じ、メガクラブとの経済的格差を縮めるための極めて先進的な持続可能な成長モデルを明かしました。

その核心となるのが、ホームスタジアムであるベニト・ビジャマリーンの全面改修計画です。スタジアム全体の収容人数は維持しつつ、VIP・プレミアム席を現在の1,200席から6,000席へと一気に5倍に拡張。これにより、一般サポーターのチケット価格をインフレに合わせた穏やかな引き上げに留めつつ、観客1人あたりの平均スタジアム収入をほぼ3倍に跳ね上げます。

さらに、スタジアムに隣接する形でホテル、商業施設、レストラン、オフィスを建設し、試合が開催されない日も含めた「年間365日営業」の複合施設へと変貌させます。これにより、スタジアム単体での年間商業収入を現在の3,000万ユーロから9,000万ユーロへと大幅に増加させ、最終的には年間総営業収入2億ユーロを安定して確保する強固な基盤を築き上げます。アラルコンCEOは『大クラブとの差は依然として残るが、このスタジアム改修によって他クラブに対する経済的優位性を確立し、常に欧州カップ戦を争う第2グループの筆頭に定着できる』と力強く展望を語りました。

ピッチ外では、2020年に立ち上げた環境サステナビリティプラットフォーム「Forever Green」の取り組みが世界的なブランド価値を高めており、国連の支援を受けながらローマやマンチェスター・ユナイテッドなど世界有数のクラブと連携を進めています。今季のセカンドユニフォームも、若くして亡くなったサポーターのサンドラ・ペニャへの追悼と、いじめ(bullying)撲滅への社会的なメッセージが込められた特別なデザインとなっています。 (via Estadio Deportivo)