ポーランド遠征とKSクラクフ120周年記念試合
✈️ ルイス・ガルシア・プラサ監督率いるセビージャFCは、金曜日の朝にホセ・ラモン・シスネロス・パラシオス・スポーツシティで最後のトレーニングを行った後、チャーター便でポーランドのクラクフへ出発しました。約3時間のフライトで到着したチームは、日曜日の16:00から行われるKSクラクフとのプレシーズン第2戦に向けて準備を進めています。
初戦のフベントゥド・トレモリーノス戦に1-0で勝利したチームは、土曜日には郊外にあるKSクラクフのスポーツ施設でハードなトレーニングを実施し、8月15日土曜日21:30からホームで行われるラージョ・バジェカーノとの開幕戦を見据えています。
試合は、1912年開場で15,000人以上を収容するStadion Cracovii im. Józefa Pilsudskiegoで行われます。この試合はKSクラクフの創立120周年(6月13日)を記念する公式行事も兼ねており、セビージャのクラブ幹部もプロトコルイベントに参加する予定です。Pumaが用意した、試合の日付と両クラブのエンブレムが胸に刻まれた記念ユニフォームが399ズウォティ(約92ユーロ)で販売されているほか、マフラーやキーホルダーなどの記念グッズも飛ぶように売れており、主催者にとってはファンへのお披露目試合となるため大観衆が予想されています。
ルイス・ガルシア・プラサ監督はポーランド遠征に向けて24名のメンバーを招集しました。軽い足首の捻挫から回復したオソとチデラ・エジュケが復帰した一方で、フアンル・サンチェス、アルフォン、カストリン、マルカオの4選手は怪我の回復のためセビージャに残り、メンバーから外れています。
ポーランドの気温はヨーロッパの熱波の影響で32度まで上がっていましたが、週末は25度を下回る見込みです。ただし、試合時間帯には雷雨の可能性があります。なお、この親善試合はSevillaFC+で無料生中継されます。(via Estadio Deportivo)
アコル・アダムスのヴェネツィア移籍
🤝 今夏最初の大型売却と目されているアコル・アダムスのヴェネツィアFCへの移籍ですが、クラブ間の合意は先週末の時点で完全にまとまっています。ヴェネツィアのフィリッポ・アントネッリSDがセビージャを訪れて交渉を軌道に乗せ、移籍金は固定1680万ユーロ、容易に達成可能なボーナスで2050万ユーロに達し、さらに難易度の高いボーナスとして300万ユーロが設定されています。1年半前にモンペリエに550万ユーロで放出した選手であり、現在の市場価値1500万ユーロを上回る非常に有利な取引です。
しかし、アダムス本人が日々のトレーニングに普通に参加している状況に、クラブ内では一抹の不安もよぎっていました。現在、移籍は選手本人の同意待ちで保留状態となっています。アダムスはヴェネツィアと2030年までの4年契約で合意していましたが、関係者が多い複雑な交渉の中で分配金の調整において強硬な姿勢を見せているとのことです。イタリアから提示された給与は現在より高いものの劇的なアップではないため、本人は焦っていないようです。
それでも、金曜日のポーランド遠征メンバーからは外れ、ケガのリスクを回避しました。来週初めにはイタリアでメディカルチェックが予定されており、クラブは今週中の解決を信じています。この移籍が完了すれば、ホセ・イグナシオ・ナバロが主導するストライカーやウインガーの補強計画をさらに進めるための資金的余裕が生まれます。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
チデラ・エジュケの放出計画
👋 セビージャはチデラ・エジュケの将来についても重要な決断を下す時期を迎えています。エジュケの契約は2027年6月30日までの残り1年となっており、この夏の移籍市場で放出される可能性が高まっています。
昨シーズンのラ・リーガでは27試合、922分の出場で1ゴール、1アシストにとどまり、加入からの2シーズンで安定したパフォーマンスを見せられていません。ビクトル・オルタSDの時代にCSKAモスクワからフリートランスファーで加入したため、移籍金が発生すればクラブにとって完全なキャピタルゲインとなります。
ただし、契約が残り1年となった28歳のウインガーに移籍金を支払うクラブを見つけるのは容易ではありません。クラブは資金確保やコスト削減のために売却に応じる姿勢ですが、オファーがなければ今季終了まで残留し、来夏にフリーで退団するのが現実的なシナリオとなります。(via Estadio Deportivo)
構想外選手たちの現状
❌ ラファ・ミル、フェデ・ガットーニ、ファビオ・カルドソ、ジョアン・ジョルダンの4選手は来季の構想から外れており、全体練習から外れて別メニューでの調整を続けています。これに対し、ジョルダンはチームメイトとの練習を認めないクラブの決定を不服とし、スペインサッカー選手協会(AFE)への提訴も辞さない構えを見せています。
特にラファ・ミルの状況は極めて複雑です。残り1年の契約と高額な給与がネックとなっているだけでなく、バレンシア県立裁判所から性的暴行と傷害の罪で懲役8年半の判決(現在控訴中)を受けていることが最大の障壁となっています。この状況で彼を獲得しようとするクラブを見つけるのは至難の業です。
最近では、歌手のヘンリー・メンデスがSNSでラファ・ミルに向けて『頑張れ、クラック』と応援メッセージを送ったことで大炎上し、ビスカヤ県のオロスコ市議会が「ジェンダー暴力に対する確固たるスタンス」を理由に、9月に予定されていたメンデスのコンサートをキャンセルする事態にまで発展しました。
セビージャFCは公式声明で『司法手続きに最大限の敬意を払う』とし、『いかなる種類の暴力、虐待、性的暴行に対しても最も断固とした強い非難』を表明しています。一方のミル本人は最後の公の場での発言で『今は前に進み、自分の仕事に集中し、司法がその手続きを進めるのを待つ時だ』と語り、諦める姿勢を見せていません。(via Estadio Deportivo)
タンギ・ニアンズの去就
⏳ アコル・アダムスと同様にポーランド遠征のメンバーから外れたタンギ・ニアンズは、フランスのリールへの移籍決定を待っている状態です。ニアンズのフリー移籍が成立すれば、クラブは高額な年俸負担から解放されます。アダムスとニアンズの放出が完了すれば、復帰したヴラホディモスを含む獲得済みの4選手の選手登録を余裕で行うことができるようになります。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
新シーズンのラ・リーガ日程
🗓️ 新シーズンの公式戦のスケジュールも明確になりつつあります。8月15日に行われるホームでのラージョ・バジェカーノとの開幕戦に続き、第2節は8月22日の木曜日に敵地新サン・マメスでエディン・テルジッチ監督率いるアスレティック・ビルバオと対戦することが決まっています。(via Estadio Deportivo)
ケレチ・イヘアナチョのトルコ移籍
🇹🇷 元セビージャのストライカー、ケレチ・イヘアナチョがトルコ2部(1.Lig)に昇格したブルサスポルの目玉補強として金曜日に加入しました。
イヘアナチョのセビージャでの半年間は「最悪」と呼べるものでした。2024年夏にビクトル・オルタSDの指揮下でフリーで加入したものの、公式戦出場はわずか11試合(581分)にとどまり、ゴールはコパ・デル・レイでの3得点のみでした。その後、期待外れの半年の後に冬にミドルズブラへレンタル移籍し、最終的に移籍市場の最終日に契約を解除してスコットランドのセルティックへ移籍していました。
セルティックでは24試合で9ゴール1アシストと復調の兆しを見せましたが、プレミアリーグやチャンピオンシップでのかつての姿は取り戻せませんでした。今回、イギリスとスペイン以外での初めての挑戦としてトルコでのプレーを選択しました。ブルサスポルは過去にスーパーリーグで優勝経験を持つ歴史あるクラブですが、近年は低迷して4部まで転落していました。イヘアナチョは名門復活の旗振り役として大きな期待を集めています。(via Estadio Deportivo)
マレスカ獲得の舞台裏
🎙️ セビージャの元ゼネラルディレクターであるホセ・マリア・クルス氏が、ポッドキャスト番組のインタビューで、エンツォ・マレスカを獲得した際の緊迫した舞台裏を明かしました。
クルス氏とモンチSDは、ユベントスの本部があるトリノへ赴き、当時のゼネラルディレクターであるルチアーノ・モッジ氏と交渉に臨みました。マレスカは当時、何度もレンタル移籍に出されていたことでクラブから不当な扱いを受けていると感じており、『世界と争っていた』状態でした。
モッジ氏との会談中、交渉の雰囲気に耐えかねたクルス氏はモンチSDに対して『私はこの話し合いから抜ける。あいつは馬鹿野郎で、もう我慢できない。君が残れ。私がここにいたら交渉が決裂してしまう』と告げて部屋を退出したそうです。同時に『交渉において特定の経済的パラメータは絶対に妥協するな』と警告を残しました。結果としてモンチSDが交渉をまとめ上げ、マレスカは後にセビージャの歴史に金文字で名を刻むレジェンドとなりました。(via ElDesmarque)
デ・ラ・フエンテ監督の思い出
⚽ 現在スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、ワールドカップ決勝前の記者会見で、セビージャのユース(ディビシオン・デ・オノール)を指揮していた当時のエピソードを披露しました。
2004年5月15日、デ・ラ・フエンテ監督率いるセビージャ・フベニールは、コパ・デル・レイ・フベニールのベスト16第2戦でバルセロナと対戦するためミニエスタディに乗り込みました。
監督は当時を振り返り、『メッシという少年の素晴らしい噂は聞いていました。最初は彼にマンツーマンマークを付け、70分までは0-0の同点に抑えていました。しかし、彼をマークしていた選手にイエローカードが出たため、選手を交代させたところ、わずか15分の間に彼に4ゴールを決められてしまいました』と語り、当時16歳だったメッシにチームを完全に粉砕された苦い経験をユーモアを交えて回顧しました。(via Mundo Deportivo) (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
【本日の総括】
ポーランド遠征でのプレシーズンマッチに向けた動きが本格化する中、アコル・アダムスの移籍交渉や構想外選手の放出など、フロントの懸命なスカッド整理が続いています。過去のレジェンド獲得秘話や指導者たちのセビージャ時代の逸話も飛び出し、クラブの歴史の深さを感じさせる一日となりました。