新戦力トリオの入団発表

ルイス・ガルシア・プラサ監督の指揮下でプレシーズンを開始しているセビージャに、新たに3選手が加わった。ヨン・グリディ、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテの3名がサンチェス・ピスフアンのプレスマルームで入団会見に臨んでいる。アラベス時代にガルシア・プラサ監督の教え子だったグリディは、『監督からの誘いがあり、セビージャのような偉大なクラブからのオファーを断る理由はなかった』と加入の経緯を語った。また、『セビージャのサポーターが私の獲得で大喜びするわけではないことは理解しているが、チームのために全力を尽くす』と謙虚な姿勢を見せている。ヘタフェから加入したフアン・イグレシアスは、『セビージャから声がかかった時は本当に嬉しかった。右サイドバックだけでなく、チームが求めるポジションならどこでもプレーする準備ができている』と持ち前のユーティリティ性をアピールした。ル・アーヴルからフリーで加入したサンガンテは、同じフランス人のロイク・バデからクラブの素晴らしさを聞いていたと明かし、『ここでエリート選手に成長したい』と野心を燃やしている。3選手ともクラブの現状が厳しいことを理解しつつも、強い覚悟を持って新たな挑戦に臨む姿勢を示した。(via Estadio Deportivo)

アダムスとニアンズの売却交渉

クラブの財政状況を改善するため、複数選手の売却交渉が進行している。アコル・アダムスはベネツィアへの移籍が合意間近となっている。固定額1680万ユーロに加え、条件次第で最大2050万ユーロに達する取引となり、ビクトル・オルタ体制でモンペリエから550万ユーロで獲得した同選手から大きな利益を得ることになる。現在は支払い方法の調整が行われており、アダムスはメディカルチェックへ向かう許可を待っている状態である。一方、タンギ・ニアンズはリールへの移籍に向けたメディカルチェックを済ませたものの、リール側が最終的な決断を下しておらず、交渉は一時保留となっている。ホセ・イグナシオ・ナバーロSDは、『両選手とも交渉中だが、公式発表があるまでは何が起こるか分からない』と慎重な姿勢を崩していない。(via Estadio Deportivo)

ナバーロSDが語るチームの現状

ホセ・イグナシオ・ナバーロSDが記者会見でクラブの現状について詳しく説明した。最も深刻な問題はサラリーキャップの制限であり、『現時点では選手の売却や給与枠の削減を行わない限り、新戦力を登録する余裕はない』と明言している。また、構想外となっているラファ・ミル、フェデ・ガットーニ、ファビオ・カルドソ、ジョアン・ジョルダンの4選手については、別メニューでの調整が続いている。ジョルダンはスペインプロサッカー選手協会への提訴を検討しているが、クラブ側は『初日に彼らと話し合い、構想外であることを伝えた上で出口を探している。クラブの権利を守りつつ、彼らが練習を続けられる環境は提供している』と主張した。また、スカウト部門にはカルロス・ヒメネスとパブロ・ロドリゲスという経験豊富なスタッフを新たに迎え入れ、体制の強化を図っている。(via Estadio Deportivo)

オソを巡る激しい争奪戦

左サイドバックのオソに対し、国内外の複数クラブから熱視線が注がれている。ノッティンガム・フォレストからは固定600万ユーロとボーナスのオファーが届いたが、セビージャ側は最低でも1000万ユーロ以上を要求してこれを拒否した。フォレストと同じエヴァンゲロス・マリナキス氏がオーナーを務めるオリンピアコスも獲得に動いており、ストラスブールを経由したチェルシーへの移籍という変則的なプランも浮上している。さらに、イタリアのフィオレンティーナも強い関心を示しており、オソの周辺は非常に騒がしい状況となっている。ナバーロSDは、『オソとは契約延長の意向もあるが、彼らのような若い選手にオファーが届くのは当然であり、あらゆる可能性に開かれている』と移籍を容認する構えを見せている。(via Estadio Deportivo)

負傷者の続出とプレシーズンの動向

ルイス・ガルシア・プラサ監督の下でプレシーズンを進めるチームに、早くも負傷者が続出している。フアンル・サンチェスが左大腿四頭筋の筋断裂で戦線を離脱し、復帰時期は未定となっている。他にも、アンドレス・カストリンが恥骨炎、マルカンが右大腿四頭筋の浮腫み、アルフォン・ゴンサレスが右大腿四頭筋の筋断裂でそれぞれリハビリを続けている。アルフォンに関してはプレシーズンだけでなく開幕戦にも間に合わない見込みだ。一方で、右足首の軽い捻挫で休んでいたオソは無事に全体練習に復帰した。チームは木曜日に2部練習を行った後、金曜日の午後にポーランドへ出発し、日曜日にKSクラコヴィアの創立120周年を記念する親善試合に臨む予定である。(via Estadio Deportivo)

ルベン・ドゥアルテ獲得の噂

セビージャは守備陣の補強として、メキシコのプーマスUNAMに所属するCBルベン・ドゥアルテの獲得を調査している。30歳のドゥアルテはスペインへの復帰を望んでおり、プーマスとの契約が残り1年となっているため、比較的安価での獲得が可能と見られている。彼を獲得する上での最大の強みは、アラベス時代にドゥアルテを指導し、キャプテンに任命したこともあるルイス・ガルシア・プラサ監督の存在だ。センターバックだけでなく左サイドバックもこなせるドゥアルテは、オソが移籍した場合のバックアッパーとしても理想的な存在である。ただし、古巣のエスパニョールをはじめ、ラージョ・バジェカーノ、オサスナ、アルメリアといった国内クラブも彼の動向を追っており、激しい争奪戦になることが予想されている。(via Estadio Deportivo)

パトリック・メルカドの獲得保留

今年2月にセビージャがインデペンディエンテ・デル・バジェと移籍金600万ユーロで合意に達していたエクアドル人MFパトリック・メルカドの去就が不透明になっている。メルカドは3月に右膝の前十字靭帯と半月板を断裂する大怪我を負い、2027年初頭まで長期離脱を余儀なくされた。この事態を受け、ナバーロSDは『契約には一定の条件が含まれており、それが満たされない限り彼がセビージャの選手になることはない。現時点では彼は元のクラブの所属だ』と述べ、正式な契約締結には至っていないことを強調した。怪我の回復具合やメディカルチェックの結果次第では、取引自体が白紙に戻る可能性が高い。(via ElDesmarque)

GKアルベルト・フローレスの去就

オディッセアス・ブラホディモスのレンタル延長が決まったことで、若手GKアルベルト・フローレスが退団に向かっている。クラブは新たな第2GKを探しており、出場機会を求めるフローレスの退団を阻むつもりはない。ナバーロSDも『彼は現在我々を助けてくれているが、出場時間を求めているはずであり、彼からの要望があれば扉を閉ざすことはない』と明言している。完全移籍や、契約を延長した上でのレンタル移籍など、様々な選択肢が検討されている。クラブ側は焦らずに彼の移籍先を探す方針だ。(via ElDesmarque)

ナバーロSDの資金調達計画

アントニオ・コルドン前SDの後任として手腕を振るうホセ・イグナシオ・ナバーロSDは、大胆な選手売却でクラブの財政再建を図っている。アコル・アダムスで約1600万ユーロ、オソで約1500万ユーロ、さらにワールドカップで活躍を見せたルベン・バルガスの売却で約2000万ユーロ、イタリアから関心が寄せられているフアンルで約1500万ユーロと、総額で6600万ユーロ規模の資金調達を見込んでいる。これに加えて、ニアンズやネマニャ・グデリ、アドナン・ヤヌザイといった高給取りの選手の放出や給与削減を進めることで、サラリーキャップの枠を大幅に空け、市場終盤での効果的な補強に繋げる青写真を描いている。(via ElDesmarque)

来季第3ユニフォームのデザイン流出

2026-2027シーズンに向けたセビージャの第3ユニフォームのデザインが、公式発表を前にSNSなどでリークされた。アディダスが手掛けるこの新ユニフォームは、黒に近い落ち着いたトーンをベースに、サーモンピンクの象徴的なスリーストライプスが施されている。肩のラインやクラブエンブレムも同じピンクで統一され、首元にはバイオレットとモーブのグラデーションカラーが採用され、襟の内側には『SFC』の文字が刻まれている。ここ数シーズンのホームは白、アウェイは赤、第3は黒というカラーリングの伝統を踏襲しつつ、蛍光色のアクセントが際立つ斬新なデザインとなっている。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

財政問題や選手登録の制限という逆境の中、ルイス・ガルシア・プラサ新監督の下で新たな船出を切ったセビージャFC。新戦力の加入と同時に、アダムスやオソなどの主力の売却交渉が並行して進んでおり、チームの顔ぶれは開幕までに大きく変わる可能性が高い。負傷者の続出は懸念材料だが、ナバーロSDの緻密な市場戦略によってチームの再建が着実に進められている。