データ分析:エムバペの守備データが浮き彫りにする実態
昨季42ゴールを挙げチームの得点源となったキリアン・エムバペだが、守備面での献身性の低さがファンから厳しく批判されている。データ分析プラットフォーム『Driblab』の統計により、欧州のトップストライカー(フリアン・アルバレス、ケイン、ギョケレス、デンベレ、クバラツヘリア、ヤマル、ハフィーニャなど)と比較して、エムバペの守備意識の欠如が明確な数字として表れた。
1試合あたりの平均走行距離は8.23kmであり、比較対象の中で最も少ない(トップのケインは10.3km)。25.2km/h以上の高速スプリントの回数や距離は平均的だが、19.8〜25.2km/hの中速域での移動距離が極端に少なく、最下位となっている。これはジョグでポジションを修正するなどのオフ・ザ・ボールの動きを怠っていることを示している。
最も顕著なのは守備を行う位置である。エムバペの守備アクションの95.1%が自陣ゴールラインから40m以上離れた敵陣で行われており、自陣に戻っての守備に全く参加していない。他のFWの平均が約70%であることと比較すると異常な数値である。また、ボールロスト後2秒以内のアグレッシブなプレッシング(0.19回/試合)や、ロスト後8秒以内の敵陣40m以上でのボール奪取(0.13回/試合)、1試合あたりの守備アクション総数(1.32回)のすべてにおいて最下位を記録している。守備のデュエル勝率やアタッキングサードでのタックル成功率は悪くないため、能力の問題ではなく、純粋に「守備をサボっている(受動的な態度)」ことがデータから証明された形となっている。 (via ElDesmarque)