激化する会長選:エンリケ・リケルメ陣営の動きとユルゲン・クロップ招聘の波紋
20年ぶりとなるソシオの投票が行われるレアル・マドリードの会長選において、挑戦者のエンリケ・リケルメ(37歳)の動きが波紋を広げている。リケルメは、スポーツ部門のディレクターにラウル・ゴンサレス・ブランコ、カンテラ責任者にフェルナンド・イエロ、さらにイケル・カシージャスやビセンテ・デル・ボスケといったレジェンドたちを要職に迎えることを公約に掲げている。テレビ番組「エル・オルミゲーロ」に出演した際には、背番号9と自身の名前が入ったユニフォームを掲げ、アーリング・ハーランドとロドリ・エルナンデスの獲得を約束した。公証人役場で作成された誓約書によれば、もし自身が会長に就任して彼らを獲得できなかった場合、来シーズンのソシオの会費を全額自腹で支払う(約1700万ユーロの負担)としている。しかし、マンチェスター・シティ側は「スペインから出ている話は嘘であり、いかなる契約解除条項も存在しない」と激怒し、ユニフォームの使用について法的措置を検討している。リケルメはこれに対し、『選手を守るための普通の反応だ。誰も私が当選しないとは断言できない。2000年のルイス・フィーゴの時も同じだった』と反論し、先日マルベーリャでハーランド本人と直接話をしたことも明かしている。
さらにリケルメは、ラウルの指名により、ユルゲン・クロップを新監督として招聘する方針を公式声明で発表した。『クロップが短期的には監督業に復帰する意思がなく、多くのオファーを断っていることは承知している。だが、レアル・マドリードという挑戦は別格だ。日曜日に私が選ばれれば、月曜日にラウルが直接クロップに連絡を取り、プロジェクトを提示する』と断言した。しかし、現在レッドブル・グループでグローバルサッカー部門の責任者を務めるクロップの代理人、マルク・コシケはドイツメディアに対し、『非常に迷惑だ!彼はレッドブルでの役割に満足しており、クラブの監督に戻る野心は一切ない。現在の状況を考えても、レアル・マドリードの件は完全に閉ざされた章だ。将来的に彼にとって魅力的な仕事があるとすれば、それはドイツ代表だけだ』と一蹴した。リケルメ陣営は、この代理人の発言はメディアの重圧にうんざりした結果であり、事前の声明文には同意を得ていたと主張している。なお、監督候補として噂のあったウナイ・エメリ(アストン・ヴィラ)は、『私が望まれている場所はアストン・ヴィラだけだ。レアル・マドリードへ行く可能性はゼロだ』と完全否定している。(via MARCA)