ジローナFC
ハンガリー1部のETO FCから、21歳のウクライナ人FWオレクサンドル・ピシュチュルを2031年6月30日までの5年契約で獲得した。移籍金は約100万ユーロ。身長204cmの長身で、空中戦に強くエリア内で違いを作れるフィジカルが魅力である。昨季はハンガリーで25試合344分出場2ゴール(別大会含め36試合5ゴール)と数字は控えめだが、U-21ウクライナ代表で活躍し、チリで開催されたU-20W杯では韓国戦でヘディングゴールを決めるなど潜在能力は高い。同胞のブラディスラフ・クラピフツォフも在籍しており、チームへの適応を助けるはずだ。(via Mundo Deportivo)
降格のショックから再建を図るチームだが、28歳のヴィクトル・ツィガンコフはセグンダでのプレーを望まず退団の意向を示している。しかし契約は2027年まで残っており、ディナモ・キーウと権利を共有しているため交渉は非常に複雑だ。また、ミチェル監督の退任後、クラブは現在も新監督を探している状況である。(via Estadio Deportivo)
なお、チェコ代表のラディスラフ・クレイチーがW杯の韓国戦でゴールを決めたが、彼はジローナからウルブスへ移籍している。(via SPORT)
バレンシアCF
ギド・ロドリゲスがW杯アルゼンチン代表から外れたことを受け、クラブは契約延長を目指しているが、本人は他クラブからのオファーも考慮して迷っている状態だ。一方、放出候補としてディアカビ、バティスト・サンタマリア、ダニ・ラバ、ダンジュマ、アンドレ・アルメイダ、フルキエの6人がリストアップされた。特にディアカビについては、ファンアンケートで82%が売却を支持しており、クラブも高額な給与と残り1年の契約状況から移籍を歓迎している。(via ElDesmarque)
ナポリの新監督に就任したマッシミリアーノ・アレグリがハビ・ゲラに関心を示しており、ベンフィカも動向を注視している。しかし、クラブと選手の父親は『契約があり、ここに残りたい』と残留を強く主張している。ウマル・サディクは休暇中の母国ナイジェリアでバレンシアのユニフォームを着て草サッカーを楽しみ、地元クラブへの寄付も行った。カルロス・コルベラン監督は右SBの補強として経験豊富なトマス・ムニエを希望している。また、ピラール・ベルナベ政府代表はピーター・リムの経営姿勢について『都市との共感がない』と批判し、新メスタージャ建設についても疑問を呈した。(via SPORT)
アスレティック・ビルバオ
エディン・テルジッチ新監督がレサマを初訪問し、『数週間後にシーズンが始まるのが待ちきれない。サン・マメスを感じ、共に歴史を作りたい』と意気込みを語った。早速ミケル・ゴンサレスSDと市場の動向や若手の昇格について定期会議を開始している。テルジッチ体制のプレシーズン最初の親善試合3試合も決定し、7月15日にイケル・ムニアイン率いるデリオ、18日にレイオア、22日にセスタオ・リベルと対戦する。(via ElDesmarque)
イニャキ・ウィリアムスは過去8シーズンで初めてチーム内の出場時間ランキングでトップ3から陥落し、2708分で8位となった。現在はガーナ代表としてW杯に参加している。元所属のフェルナンド・ジョレンテは『市場は限られているが、若手に出場機会と愛情を与えるべきだ』とカンテラ重視の姿勢を強調した。また、UEFAからはプーマスからのアレックス・パディジャのローン打ち切りに関連した未払い問題で1万ユーロの罰金処分を受けた。(via Mundo Deportivo)
レアル・ベティス
マヌ・ファハルドSDのもと、左SBの補強でカイキ・ブルーノを狙っていたがコモへの移籍が濃厚となり、ディナモ・キーウのウクライナ人ヴィヴチャレンコ(契約解除金600万ユーロ)を注視している。ローマのアルテム・ドフビクに関心を示しているとイタリアで報じられる一方、ローマはベティスのCBナタンに注目している。ジオ・ロ・チェルソについては、W杯での活躍による価値上昇と売却を検討している。(via Estadio Deportivo)
エズ・アブデが代表戦で右膝内側側副靱帯の中程度の捻挫を負いW杯欠場が決定した。クラブは『人生は時に不公平だが、あなたの努力は報われると確信している』と励ましのメッセージを送り、アブデも『必ず強くなって戻る』とSNSで応えた。なお、FIFAからは負傷後28日を超えた場合、1日あたり20,548ユーロの補償金が支払われる見込みだ。ノーベル・メンディの保有権80%をラージョ・バジェカーノへ約350万ユーロで売却し、将来の売却益の20%を保持した。W杯による不在選手が少ないことを、プレシーズン初日から多くの選手が合流できるため前向きに捉えている。また、持続可能性クラブランキングでスペイン1位(7.7点)を獲得した。(via MARCA)
アトレティコ・マドリード
PSGの韓国代表MFイ・ガンインと1月時点で移籍合意に達した。移籍金は約2500万ユーロで、2031年までの5年契約が見込まれており、現在はPSGの承認待ちとなっている。ディエゴ・シメオネ監督も彼のライン間で受ける能力や戦術的柔軟性を高く評価しており、アジア市場での商業的価値も期待されている。一方で、マンチェスター・シティを退団するベルナルド・シウバの獲得を目指し、マテウ・アレマニーが説得に動いていたが、直前でレアル・マドリードのモウリーニョ監督からの電話により本人が翻意し、契約書にサインする直前で獲得に失敗した。(via Estadio Deportivo)
セビージャFC
新投資家へのクラブ売却が間近に迫っている。セルヒオ・ラモスとの交渉が決裂した後、アメリカのファンドなどの中から欧州のトップレベルの投資家に絞り込み、株式85%の売却と最低8000万ユーロから最大1億2000万ユーロの資本増強を計画している。(via Estadio Deportivo)
ルイス・ガルシア・プラサ新監督がホセ・イグナシオ・ナバロ新SDと共に編成を主導しており、アラベスからMFジョン・グリディ(2年契約)、ヘタフェから右SBフアン・イグレシアス(2030年までの4年契約)をフリーで獲得した。フアン・イグレシアスについては元セビージャのダビド・ソリアが移籍を後押しした。この加入によりフアンル・サンチェスかホセ・アンヘル・カルモナの売却が濃厚となった。ル・アーヴルからCBアロウナ・サンガンテをフリーで獲得間近で、契約は5年、契約解除金は5000万ユーロに設定される。インデペンディエンテ・デル・バジェのパトリック・メルカド獲得(600万ユーロ)で合意していたが、同選手の十字靭帯断裂によりメディカルチェック待ちの状況。ビジャレアルで出番を失っているGKディエゴ・コンデの獲得も検討している。ネマニャ・グデリは双方合意で契約を解除し、261試合出場の功労者が退団した。マルコンは度重なる負傷と高額年俸で放出候補だが本人は残留を希望。カンテラーノのマヌ・ブエノの残留が決定した。マノロ・ヒメネス元監督が、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督との現役時代や指導者時代の思い出を語り、『彼の競争力が私を成長させた』と称賛した。(via MARCA)
ビジャレアルCF
アルベルト・モレイロがファン選出の今季最優秀選手に輝いた。今季は10ゴール6アシストの活躍を見せ、U-23最優秀選手候補にも名を連ねるなどチームの核として飛躍したが、W杯のスペイン代表メンバーからは惜しくも落選した。(via Estadio Deportivo)
レアル・ソシエダ
エリック・ブレトスSDがCB補強として、アタランタの33歳セアド・コラシナツとウニオン・ベルリンの27歳ディオゴ・レイテをリストアップしている。Bチームのヨブ・オチエング、ミケル・ロドリゲス、ジョン・バルダが年齢制限でU-23枠を外れ、トップチームとBチームの行き来ができなくなる問題に直面しており、トップ昇格かレンタル移籍かの決断を迫られている。カンテラ出身の右SBアルベルト・ダディエが契約満了で退団し、カディス、スポルティング・ヒホン、ブルゴスが関心を示している。(via Mundo Deportivo)
ラージョ・バジェカーノ
イニゴ・ペレス監督の後任として、マジョルカを退任したハゴバ・アラサテの就任が内定した。バックアップとしてベニャト・サン・ホセとパブロ・エルナンデスも候補に挙がっている。オスカル・トレホが現役引退とフロント入りのオファーを検討中で、ダビド・コベーニョSDと話し合いを行っている。ベティスからノーベル・メンディの保有権80%を約350万ユーロで買い取った。(via ElDesmarque)
CAオサスナ
スペイン代表としてW杯に参加中のビクトル・ムニョスに対し、ニューカッスルから3500万ユーロ(+ボーナス500万ユーロ)の巨額オファーが届いた。ニューカッスルは獲得に楽観的だ。レアル・マドリードが50%の権利と2000万ユーロの買い戻しオプションを持つため、移籍金は折半される見込みだ。(via SPORT)
セルタ・デ・ビーゴ
マルコ・ガルセスSDがUDラス・パルマスのCBミカ・マルモルの獲得を狙っているが、エスパニョール、ラージョ、ヘタフェも激しく競合している。カール・スタルフェルトについては、契約が2027年までとなっていることから、イタリアのコモからのオファーを一度は拒否したものの、W杯後の売却の可能性が再び浮上している。(via ElDesmarque)
RCDマジョルカ / ヘタフェCF
アドリアン・リソに対し、マジョルカ、バレンシア、セビージャ、ラージョなどが関心を示している。リソはレアル・サラゴサからヘタフェにレンタル中だが、ヘタフェは300万ユーロの買取オプションを行使せず、減額を要求している。(via ElDesmarque)
UDラス・パルマス
昇格プレーオフでマラガに敗退し、1部復帰を逃した。ヘセ・ロドリゲスは『11ゴールを決めるという約束は果たした。クラブは自分の人生だ』と残留を熱望しているが、クラブからの連絡はなく契約満了で退団の危機にある。ミカ・マルモルの引き抜きも時間の問題となっている。(via SPORT)
エルチェCF
エデル・サラビア監督の後任候補として、ガルシア・ピミエンタを筆頭に、ガブリエル・エインセ、ラウル・ゴンサレス、パブロ・エルナンデス、サンティ・デニアの5名をリストアップし、来季の1部定着に向けた指揮官探しを進めている。(via Estadio Deportivo)
マラガCF / UDアルメリア
マラガは昇格プレーオフでラス・パルマスを破り決勝へ進出した。対するUDアルメリアも昇格プレーオフでカステリョンを破り決勝へ駒を進めた。アルメリアはアリーバス(26ゴール)、エンバルバ、バプティスタンなどを擁し、圧倒的な攻撃力を誇っており、白熱のアンダルシアダービーによる昇格決定戦となる。(via SPORT)
レアル・サラゴサ
イバイ・ゴメス新体制が始動し、ヘタフェへレンタル中のアドリアン・リソを売却して資金調達を画策している。テネリフェのFWヘスス・デ・ミゲルと個人合意するも、テネリフェが15万ユーロの移籍金を要求し交渉が難航している。アレナス・クルブ・デ・ゲチョから足元の技術に優れたGKアナルツ・ペーニャを2年契約で獲得した。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表のサメド・バズダルがW杯に参加しており、クラブにFIFAからの補償金(約30万ユーロ)が入る見込みだ。(via ElDesmarque)
スポルティング・ヒホン
ニコラス・ラルカモン監督の要望により、メキシコのプエブラからウルグアイ人CBエマヌエル・グラルテを買取オプション付きのレンタルで獲得間近となっている。(via SPORT)
レバンテUD
ルイス・カストロ監督のもと、7月4日と5日にメディカルチェックを行い、6日からプレシーズンを始動することが決定した。(via MARCA)
CDテネリフェ
チーム得点王(11ゴール)のエンリク・ガジェゴが目標達成による契約延長を果たし残留が決定した。『2年のつもりで来たが6年目になる。ここでとても幸せだ』と語った。FWヘスス・デ・ミゲルはサラゴサと合意したがクラブが移籍金を要求している。(via SPORT)
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
フェルナンド・ソリアーノSDが1部の舞台に向けて10人の補強を計画している。一方で、ホセ・アンヘル・フラドやチャーリー・パティーニョらが構想外となっており、退団が濃厚である。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
本日は各クラブが来季に向けた監督人事やプレシーズンの準備、そしてW杯に出場する選手の動向を見据えた補強戦略に注力していることが明らかになった。セビージャやラージョなど新監督を迎えての再建が進む一方、ベティスやサラゴサのようにW杯の補償金を期待しつつ市場での立ち回りを模索するクラブも多い。また、W杯で活躍する若手選手への巨額オファーや、ベテラン選手の契約満了に伴う移籍など、市場は非常に活発に動いている。なお、今回の全ニュースにおいて日本人選手(久保建英、浅野拓磨など)に関する情報は確認されなかった。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
セビージャの動きが興味深いです。ルイス・ガルシア・プラサ新監督がホセ・イグナシオ・ナバロSDと連携し、グリディやフアン・イグレシアスといった即戦力をフリーで確保しつつ、戦術的な適応を急いでいます。特にフアン・イグレシアスの加入は、サイドの役割分担を再定義する意図が見え、既存のフアンルやカルモナの去就にも直結するでしょう。戦術的な再構築と編成の効率化を同時に進めるこの手際は、新体制の明確な意思表示と言えます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
バレンシアの現状には、クラブと街の乖離という根深い問題が影を落としています。ピーター・リム体制への批判が公然と語られる中、選手たちは残留を望みつつも、放出候補リストが先行する不安定な空気が漂っています。一方、ビルバオではテルジッチ新監督がレサマを訪問し、カンテラ重視の伝統と新たな風をどう融合させるか、その初動に注目が集まっています。クラブのアイデンティティをどう守り、どう前進させるか、各クラブの温度差が鮮明です。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
市場の動きは、W杯という特異なイベントを軸に回っています。オサスナのビクトル・ムニョスに対するニューカッスルからの巨額オファーは、市場価値の急騰を象徴する出来事です。また、アトレティコがイ・ガンインとの合意に至りつつ、ベルナルド・シウバの獲得で翻弄された経緯は、交渉の難しさを物語っています。各クラブとも、契約年数や保有権の複雑なシェアを整理しながら、限られた予算内でいかに編成の最適解を導き出すか、シビアな駆け引きが続いています。