RCDマジョルカ
悲劇的な2部降格から数ヶ月、ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督率いるチームは、史上最多となる19,552人のソシオ(年間シート会員)を獲得しました。この驚異的な数字は、2部所属でありながらクラブ史上4番目の多さとなる偉大な記録です。そんなファンの熱量に応えるように、プレシーズンマッチ「チウダ・デ・パルマ」では17,524人の観衆の前で、欧州王者の名門パリ・サンジェルマンに3-0で大勝する大金星を挙げました。試合ではルヴンボがヤン・ビルジリのパスから素晴らしいループシュートで先制。さらに敵陣でのダルダーのパスカットから、最後はビルジリ自身が追加点となる美しい浮き球を決め、ファンからは『ビルジリ、残って!』と大合唱が巻き起こりました。後半にもアレックス・サラのコーナーキックからライージョが頭で合わせて3点目を記録。ルイス・ガルシア監督が植え付けた「勇敢さ、高いプレス、高いインテンシティ」が存分に体現された一戦となりました。また、主力MFサム・コスタにはサウジアラビアのアル・ナスルから2200万ユーロの巨額オファーが届いており、マジョルカ史上最高売却額での移籍交渉が最終段階に入っています。ファンはクラブの動きに期待を寄せつつも、『ストライカーが1人足りない』『マジョルカが2部にいるのは信じられないが、新シーズンへの期待が膨らむ』と口々に語っています。(via SPORT)
UDアルメリア
昨季に続き2部での戦いに臨むアルメリアは、主力MFディオン・ロピの売却交渉をサウジアラビアのアル・イテハドと合意に達しました。移籍金は固定1300万ユーロに、達成が容易な変動ボーナス600万ユーロが加わった最大1900万ユーロとなります。さらに将来の売却額の10%を保持する好条件です。2023年にスタッド・ランスから650万ユーロで獲得していたため、ランスに売却益の20%(約130万〜250万ユーロ)を還元したとしても、アルメリアは約1000万ユーロの巨額な純利益を手にする計算となり、2部を勝ち抜くための資金力補強に成功しました。これに並行して、チームは8月7日にプレシーズン最終戦としてコルドバCFとの対戦を控えており、補強面ではデポルティーボのDFアルナウ・コマスの獲得調査を進めています。(via MARCA)
レアル・サラゴサ
サラゴサは、新戦力確保のための資金捻出と選手登録枠の整理に向け、サメド・バズダルの放出に加えて、注目株であるアイドリアン・リソの売却を最優先事項として進めています。リソにはセビージャやアラベス、バレンシア、エスパニョール、ベネツィア、そして2部のライバルであるマジョルカなど数多くのクラブが関心を示しており、当初サラゴサは違約金である500万ユーロの満額支払いを求めていましたが、将来の売却権パーセンテージを保持することを条件に、300万ユーロ程度での値下げ交渉にも応じる姿勢を見せています。リソ自身は、開幕が近づく中でフォームを維持するため、8月6日18:30に行われるFCアンドラとのプレシーズンマッチへの出場を決意しました。イバイ・ゴメス新監督にとって、昨季自身が率いたアンドラとの古巣対決となり、膝の不安を解消したDFセルヒオ・エスクデロも出場可能となっています。(via ElDesmarque)
ジローナFC
2部開幕まで1週間あまりと迫る中、ジローナは極めて危機的なチーム状況に直面しています。今夏に獲得できた新戦力はイバン・モランテのみ。数ヶ月前に決定していた若手のイザン・ゴンサレスとオレクサンドル・ピシュチュルこそ合流しているものの、守備陣はトップチーム所属のセンターバックがわずか2名という崩壊寸前の状態にあります。左サイドバックのアレックス・モレノや右サイドバックのアルナウにも移籍の噂があり、ウナヒやツィガンコフの去就問題が決着しない限り、給与制限の関係で新たな補強に動くこともできません。かつてチャンピオンズリーグを戦った面影はなく、キケ・アルバレス新監督はいきなり2部での過酷な試練を強いられています。(via Mundo Deportivo)
レアル・オビエド
ジュリアン・カレロ監督率いるオビエドは、今夏にクリス・ラモス、ビクトル・ミンゴ、アレクサンドル・イスファン、カルロス・フェルナンデスという4名のFWを一挙に補強した結果、選手登録枠の確保に迫られています。その標的となったのが、昨季バルセロナBへの期限付き移籍で大活躍し、今季の活躍も期待されていたホアキン・デルガドです。クラブは彼を単純なレンタルで手放す気はなく、昇格目標の達成などを条件とした「買取義務付きレンタル」または「完全売却」による現金化を狙っています。すでにサバデルやポルトガルのエストリルなどが熱心に関心を示しており、オビエドは2部での覇権を狙いつつ、ギリギリまで交渉を有利に進める姿勢を崩していません。(via SPORT)
CDカステリョン
クラブはレジェンドである元エースのデビッド・クビジャスを、Bチームおよびユース組織であるフベニールAのコーチングスタッフとして招聘しました。これによりアカデミー組織全体の精神的かつ戦術的な強化を図ります。一方、市場ではオーストラリア代表としてワールドカップにも出場したアウェル・メイビルが、母国のメルボルン・シティへ3年契約で完全移籍することが決定しました。2025年2月にグラスホッパーからカステリョンに加入し、昨季は31試合に出場した実力者ですが、クラブのウイングのポジションは現在完全に飽和状態。今回のメイビル売却を皮切りに、リーグ登録期限までに少なくともあと4選手を放出する必要に迫られています。(via MARCA)
コルドバCF
イバン・アニア監督率いるチームは、8月6日にレアル・ハエン(3部相当)との「オリーボ杯」を戦い、翌8月7日にはUDアルメリアとのプレシーズン最終2連戦を予定しています。プレシーズンこれまでの成績は、オーランド・パイレーツに1-1で引き分け、セビリアFCとPK戦まで及ぶ善戦。さらにカディスCFを1-0で破り、エルチェCFとは2-2で引き分けるなど、仕上がりは順調です。しかし、エルチェ戦で若手のハコボ・マルティが重傷を負うなど、暗い影も落としています。アニア監督は、チームを一つにまとめ上げ、厳しい2部の戦いに備えています。(via SPORT)
カディスCF
昨季の教訓を胸に2部からの復帰を目指すカディスは、プレシーズンマッチでコルドバCFに0-1で敗れるなど、まだ戦術のすり合わせ段階にあります。一方で、昨季は他のクラブへレンタル移籍していた絶対的守護神ジョキン・エスキエタがレンタル満了に伴いカディスに帰還し、チームに合流しました。彼の復帰は、昇格を目指す2部の戦いにおいて守備陣の再建に向けた最大の補強とも言えます。(via SPORT)
FCアンドラ
カルロス・マンソ監督率いるアンドラは、2部リーグに残留し今季の飛躍を誓う中で、8月6日にサラゴサの練習場で行われる親善試合へ挑みます。対戦相手のサラゴサを率いるイバイ・ゴメス監督は、昨季自身を更怠した前監督であり、その因縁の一戦でもあります。マンソ監督はこれまでのプレシーズンで積み上げた戦術と、伝統的にチームが誇るポゼッションの強みを前面に出し、ライバルに対して高いモチベーションを持って挑むことになります。(via SPORT)
【本日の総括】
降格を味わったRCDマジョルカがソシオ獲得数でクラブの歴史的記録を叩き出し、さらにプレシーズンでPSGに完勝するなど、2部とは思えない熱狂と潜在能力の高さを見せつけています。また、アルメリアは最大1900万ユーロに及ぶ主力ロピの売却に成功し、サラゴサも大器リソの去就整理により、2部チームは着実に財務基盤の確保と再編を推進しています。一方でジローナFCのように、深刻な守備陣不足と資金不足に喘ぐ名門もあり、プレシーズンでありながら各チームの台所事情と仕上がりには大きな格差が生じています。激戦必至のセグンダ・ディビシオン、今季の勢力図は早くも混沌を極めています。