ガビが故郷に投じた130万ユーロの慈善住宅プロジェクトとマンチェスター・ユナイテッドからの4000万ユーロのメガオファー完全拒絶
ガビはピッチ内だけでなく、ピッチ外でも異彩を放つ特別なフットボールプレイヤーです。近年、クラブでのリーグ優勝やスペイン代表としてのワールドカップ制覇など目覚ましい成功を収めてバカンスから戻ってきた彼は、自身の知名度と富を最も社会的意義のある形で還元する決断を下しました。
地元メディアが確認したところによると、ガビは自身の生まれ故郷であるロス・パラシオス・イ・ビジャフランカにおいて、極めて脆弱な環境に置かれているホームレスや生活困窮者など約300人を対象に、150戸の安定的かつ永続的な住宅を建設するプロジェクトに自費から130万ユーロ(約1億3000万円相当)を投じることを公式に決定しました。
これは決して不動産投機のような商業的投資ではなく、故郷の近隣住民の生活水準を劇的に改善し、プロデビュー以来サポーターから受け取ってきた多大な愛情を社会に還元するための完全な慈善事業です。
ガビはこの人道支援に踏み切った理由について、次のようにその切実な胸の内を明かしています。
『私は、冬の凍えるような夜に、身を寄せる安全な屋根もないまま生き延びようと必死に戦っているあまりにも多くの人々を目にしてきました。自分に違いを生み出すチャンスがあるときには、行動を起こす責任がある。いつもそう信じてきました』。
彼が子供時代の大半を過ごした故郷への思い入れは計り知れません。少年時代は父パブロの仕事を手伝い、母ヘマはレアル・ベティスの洗濯部門で働いていたため、彼は幼少期から常にフットボールの熱気に包まれた温かい家庭環境で育ちました。ガビは自身のSNS上で、家族や周囲への深い感謝を次のように綴っています。
『私の家族や友人、そしてここに到達するまでのすべての努力と犠牲のおかげで、今、その価値があったと言えます。すべて、いやそれ以上のことをもう一度喜んで乗り越えます』。
この並外れた忠誠心と人間性は、移籍市場におけるピッチ外の大きなドラマへも直結しました。中盤の早急な補強を求めて躍起になっていたプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、バルセロナでのダニ・オルモやペドリ、フェルミン、さらには新たに加入したロドリらによる中盤の熾烈なポジション争いを理由に、ガビに対して約4000万ユーロという天文学的な移籍金と巨額の給与を提示して獲得を打診してきました。
しかし、ガビはクラブとの契約を全うすること、そしてバルサ以外のユニフォームを着るつもりは毛頭ないとして、オファーの交渉のテーブルに就くことすらなく一蹴し、即座にバルサ残留の絶対的コミットメントを表明しました。怪我からの復活を支えてくれたハンジ・フリック監督への強い恩義もあり、彼は今シーズン、青赤のユニフォームのためにすべてを捧げる覚悟を固めています。 (via SPORT / ElDesmarque)
フリアン・アルバレス獲得決裂に伴うラウタロ・マルティネスとの基本合意とインテルの強硬姿勢、そしてアヨセ・ペレスを含むバックアッププランの全貌
今夏のバルサの最優先ターゲットはアトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスでしたが、アトレティコの最高経営責任者であるミゲル・アンヘル・ヒル・マリン氏やマテウ・アレマニー氏を含む役員会は、バルサへの売却を絶対に容認しない方針を堅持。バルサが提示した総額1億ユーロ(固定9000万ユーロ、ボーナス1000万ユーロ)のオファーすら冷酷に拒絶されました。アトレティコはイングランドのアーセナルへの売却については道を開いたものの、アルバレス本人がバルサへの移籍以外の選択肢を断固拒否。契約が2030年まで残っているものの、両クラブ間の交渉は事実上の完全な決裂を迎えました。
この膠着状態を受け、スポーツディレクターのデコ氏とハンジ・フリック監督は即座にプランBへの移行を決断。そのターゲットとなったのが、インテル・ミランの主将であり絶対的エースのラウタロ・マルティネスです。
事態はここ数時間で急展開を見せました。スペインのテレビ番組において、バルサのデコSD、ボジャン・キルキッチ氏、およびラウタロの代理人を務めるアレハンドロ・カマニョ氏がマドリードで極秘会談を行い、バルサとラウタロ本人の間における個人合意(契約年数や年俸などの経済的条件)が事実上完了したことが報じられました。
バルサは、インテル側の抵抗力を測り、交渉の糸口を見出すための第1弾オファー(1億ユーロを下回る金額)を週明けにも提示する準備を進めています。
しかし、インテル側の壁はアトレティコ以上に強硬です。イタリアの報道によると、インテルはラウタロを『絶対的な非売品・不売(イントランフェリブレ)』に指定。彼はインテルにおいて公式戦376試合に出場し、ロナウドやヴィエリ、イブラヒモヴィッチといった伝説的ストライカーたちをラ・リーガで凌駕するクラブ歴代3位の175ゴールを挙げている象徴的な存在です。さらに契約は2029年まで残っており、現地での生活も安定しているため、インテルが市場閉幕まで10日を切ったこの土壇場でエースを手放す可能性は極めて低いと、ジャーナリストのガストン・エドゥル氏らも指摘しています。
バルサはラウタロがバロンドールやゴールデンシューといった個人賞の栄誉を勝ち取るためにスペインでのさらなるステップアップに力を注ぐことに魅力を感じているという点に望みを託していますが、交渉が不調に終わった場合に備えて、第3・第4の矢を用意しています。
その筆頭が、ビジャレアルの32歳のスペイン代表FWアヨセ・ペレスです。フリック監督はアヨセの卓越した戦術的機動性とユーティリティ性を非常に高く評価しており、契約解除条項である3000万ユーロ(約30M€)が提示されれば、アヨセ自身もバルサ移籍のためにビジャレアルに圧力をかける意思を固めています。そのほか、アーセナルからの退団を熱望しているビクター・ギェケレスや、クラブ・ブルッヘの18歳の若き大砲ニコロ・トレソルディなども獲得リストにその名を連ねており、残り少ない移籍市場でバルサの『新たな9番』の確保に向けた動きが佳境を迎えています。 (via SPORT / ElDesmarque / MARCA)
