プレシーズン4ゴールで得点王に輝いた18歳のエジプト代表FWハムザ・アブデルカリムの衝撃と古巣アル・アハリへの敬意
バルセロナの今夏のプレシーズンマッチにおける最大の、そして最も美しい驚きとなったのが、18歳のエジプト人ストライカー、ハムザ・アブデルカリム(Hamza Abdelkarim)の圧倒的な大ブレイクです。
当初、エジプトの名門アル・アハリからの買い取りオプション付き期限付き移籍という形でユース(Juvenil A)に加入したハムザですが、直後の代表での大活躍を受け、バルサはすぐさま保有権を完全に買い取り、2029年までの5年のプロ契約を締結。
彼は、ワールドカップ出場に伴う規定の休暇を自ら返上し、ハンジ・フリック監督のファーストチームのトレーニング初日に一番乗りでグラウンドに現れました。このプロとしての模範的な姿勢が、規律を極めて重視するドイツ人指揮官の心を瞬時に鷲掴みにしました。
ハムザは今夏のプレシーズンを通じて凄まじい決定力を披露。バーゼル戦でのゴール、さらには水曜日のガンパー杯でのアル・アハリ戦において、アレハンドロ・バルデからの正確無比なクロスに完璧なタイミングで飛び込み、試合の均衡を破る値千金の先頭ゴールをマーク。計5試合で「4ゴール」を挙げ、並み居る主力クラックたちを退けてチームの単独得点王(ピッチーニ)に君臨しました。
この「夏のプレシーズン得点王」の称号は、一昨年のウスマヌ・デンベレ(5ゴール)、昨年のフェラン・トーレス、さらに一昨年のラミン・ヤマル(ともに3ゴール)の系譜に並ぶ、文字通りのエリートロードへの直行切符です。
しかし、スタジアムのファンを最も感動させたのは、彼のピッチ上での得点後の態度でした。かつて自身を育ててくれた最愛の古巣アル・アハリに対する最大のリスペクトを示すため、ハムザはゴールネットを揺らした瞬間、一切の派手なセレブレーション(パフォーマンス)を行うことなく、静かに両手を挙げて謝意を示し、同僚たちの抱擁を静かに受け入れました。
試合後、メディアの取材に応じたハムザは、まだティーンエイジャー特有のあどけなさと極めてシャイな表情をのぜかせながら、次のように語りました。
『神に感謝します。神の御心なら、これはまだ始まったばかりに過ぎません。自分を育み、プロとしての扉を開いてくれたアル・アハリとの対戦は、本当に言葉にできないほど特別な感情で満ち溢れていました。ハンジ・フリック監督が私に寄せてくれている絶大な信頼に対し、ピッチ上で100パーセントの結果で応えられたことが本当に嬉しいです』。
ロベルト・レヴァンドフスキがMLSへ、フェラン・トーレスがPSGへと去り、本格的なストライカー(9番)の枚数が絶対的に不足している現状において、この18歳のエジプトの怪物は、日曜日に行われるエルチェとのラ・リーガ開幕戦において、スタメンとして1トップを託される可能性が日増しに高まっています。 (via SPORT)
快速ウイング、カリム・アデイェミの右サイドへの適応と元指揮官ニコ・コヴァチが語る『トップキャリアの確信』
今夏ボルシア・ドルトムントから加入し、その圧倒的な縦へのスプリント能力とアジリティでサポーターを魅了しているドイツ代表FWカリム・アデイェミ(Karim Adeyemi)に対し、かつてドルトムントで彼の指導にあたっていた名将ニコ・コヴァチ氏が、その高いポテンシャルとバルサでの成功を固く予言しました。
コヴァチ氏はメディアの独占対談において、アデイェミのパーソナリティについて次のように愛情を込めて語りました。
『カリムは本当に純粋で、信じられないほど誠実な心を持った素晴らしい青年です。私はドルトムントでの日々において、彼と誰よりも多くの時間を共有し、マンツーマンでの指導ミーティングを重ねてきました。彼の契約が残り1年となっていたため、クラブが引き留めることは非常に困難でした。彼が異なるトップクラブに移籍し、スペインの全く新しい戦術コンセプト(フットボールモデル)に触れることは、彼自身の成長にとっても、クラブにとっても極めて正しい決断だった。ハンス・フリックは代表を通じてアデイェミの特長を隅々まで知り尽くしており、彼がバルサにおいて異次元のスピードと高いインテンシティを駆使し、必ずやワールドクラスのトップキャリアを歩むと確信しています』。
プレシーズンマッチにおいても、アデイェミはバーゼル戦で素晴らしいファーストゴールを記録するなど、高い戦術適応度を披露。アデイェミは取材に対し、バルサでのプレーについて次のように語っています。
『このような素晴らしい街に、そして世界最大のクラブにいられるなんて本当に素晴らしい。多くのことを学んでおり、毎日さらに良くなろうと努力しています』。
フリック監督はアデイェミについて、キャリアを通じて130試合以上の出場経験を持つセンターフォワード(9番)としての起用を現段階で完全に除外しており、右サイドハーフ、すなわちラミン・ヤマルのポジションの完璧なバックアップ(あるいはライバル)として、前線に凄まじいダイナミズムを注入する役割を求めています。 (via SPORT / MARCA)