19歳で世界王者となった神童ラミン・ヤマルが明かす、下町マタロからラ・マシアへの学業と生活の葛藤

先日のワールドカップ決勝において、アルゼンチンを相手に驚異的なパフォーマンスを見せて19歳にして世界王者(ワールドチャンピオン)の頂点に登り詰めたラミン・ヤマル(Lamine Yamal)が、自身の急激すぎるシンデレラストーリーの陰にあった、非常に人間味溢れる学業面での苦悩と、下町マタロ(Rocafonda)への深い望郷の念を赤裸々に激白しました。

ヤマルは、小学校時代をMataroの労働者階級が住むロカフォンダ地区のペレアントン校で過ごし、授業の一環としてトロンボーンの演奏を好んで学んでいました。しかし、わずか16歳でのバルサでの衝撃的なトップチームデビュー以降、生活のすべてがフットボール一色へと塗り替えられました。

彼は学業とプロキャリアの両立について、次のように本音を語っています。

『ある日、私は母親に「学校には行くけれど、授業は何も聞かずに、午後のバルサの練習のためだけに体力と集中力を温存する」と告げました。母は私の言うことが理解できず、毎日のように烈火のごとく怒り狂っていました。プロデビューしたその日の朝ですら、母は私に「まず何よりも学校に行きなさい」と叱りつけていました。最後には、これが私の人生のすべてを懸けた壮大な夢であることを理解し、静かに抱きしめて応援してくれました』。

ヤマルはその後、ラ・マシアの特別チューターによる遠隔指導や、EURO2024の最中にもノートと教科書を抱えてホテルの部屋で深夜まで机に向かい、大会期間中に義務教育(ESO)を無事に完全修了しました。

しかし、急激な環境の変化は、彼の多感な思春期の心に複雑な影を落としていました。

『私は最初はグラノリェースで勉強していましたが、その後、ラ・マシアから通う内部の学校に転校しました。1年目は順調でしたが、2年目は……Mataroとは異なる、自分とは全く違う社会階層(富裕層)の人々の中に身を置くことにどうしても馴染めず、授業から心が離れてしまいました。私は、自分の近所の人々やパン屋、肉屋の主人がいるような、シンプルで飾らない環境が一番落ち着くのです』。

世界で最も高価なティーンエイジャーとなった今も、ヤマルは時間があればいつでも故郷ロカフォンダのストリートへ帰り、自身の原点である「素朴な子供」としての心を取り戻す時間を何よりも大切にしています。 (via SPORT)

ハンジ・フリック監督がカタルーニャ語で送った感動のスピーチと新キャプテンのラフィーニャが見せた負傷中のルーニーへの心温まるジェスチャー

ジョアン・ガンパー杯のセレモニーにおいて、満員に膨れ上がったSpotifyキャンプ・ノウのサポーターを前に、新指揮官のハンジ・フリック監督は、自身の流暢かつエモーショナルなカタルーニャ語による素晴らしいスピーチを披露し、会場を大きなどよめきと感動で包みました。

フリック監督はスタンドに向けて、マイクを握り締めながら次のように言葉を贈りました。

『ここに、バルサファミリーの皆さんの前に立てることを心から幸せに感じています。実は、私が最愛の父を亡くした最も暗いどん底の時期、バルサのクラブ、サポーター、そして世界中のファンの皆様から、想像を絶するほど温かく深いお見舞いと家族へのケアをいただきました。皆さんは常に私たちのそばにいてくれた。この場を借りて、心から、魂の底から大きな感謝を捧げたいと思います。我々には、デコSDやラポルタ会長の多大なる尽力のおかげで、極めてファンタスティックなチームが用意されています。すべてのタイトルのために命を懸けて戦う準備は完了しています。Junts som mes forts(共に戦えば、我々はさらに強くなれる)。バルサ万歳! カタルーニャ万歳!』。

監督の魂の叫びに、スタジアムの数万人のクレスはスタンディングオベーションと激しい拍手で応えました。

さらに、デ・ヨングの離職に伴い、新たにチームの正式な第1ファーストキャプテンに就任したブラジル代表FWラフィーニャも、キャプテンとしての最初の仕事として、非常に高潔で品格のある素晴らしいメッセージを世界に発信しました。

ラフィーニャはスピーチの冒頭、誰も予想していなかったピッチ外のデティール、すなわち他チームの若き天才Roonyの重傷に対し、次のようにエールを贈りました。

『クレスの皆さん、こんにちは。まずはじめに、今現在、人生における極めて困難な大怪怪と戦っているルーニーの一日も早い回復を、チーム全員を代表して心からお祈りします。彼は本当に非の打ち所がない素晴らしい才能を持った少年であり、傑出したフットボールプレイヤーです。ルーニー、君が何かを必要とするとき、僕たちバルサのメンバーはいつでも君のそばにいる。忘れないでくれ』。

ラフィーニャのこの驚くべきリスペクトに満ちた紳士的なジェスチャーは、フットボール界におけるスポーツマンシップの真髄を示すものとして、メディアのみならずSNS上でも凄まじい絶賛の嵐を巻き起こしました。 (via SPORT)