止まらぬ場外の波紋

ピッチ上がヨーロッパ最高峰の戦いに向けた熱気に包まれる一方で、前節のレアル・マドリード戦で掴み取った大金星の余韻は、いまだにマドリード側による判定への恨み言という形で物議を醸し続けています。

議論の焦点となっているのは、後半終了間際にキリアン・エムバペがPKを失敗(アルバロ・バジェスがセーブ)したシーンです。マドリード側は、キックの瞬間にベティスのマーク・バルトラの足がペナルティエリア内に侵入していたとして、PKはやり直されるべきだったと激しく主張しています。

深夜の有名テレビ番組「エル・チリンギート」では、レアル・マドリードを熱狂的に支持するジャーナリストのトマス・ロンセロがスタジオ内で突如立ち上がり、バルトラの体の動きを自ら真似しながら、怒りを爆発させました。

『バルトラの足は完全にエリア内のラインを踏んで地面に接していた!ルール上、絶対にやり直しにすべきだったんだ。それなのにVARの担当者は何一つ確認しようとせず、主審に映像を見るように促すことすらしなかった!』

これに対し、周囲のコメンテーターたちが審判の基準やルールを冷静に説明してなだめようと試みましたが、ロンセロの激昂は収まらず、かつて審判買収疑惑でスペインサッカー界を揺るがしたネグレイラ事件を持ち出して、現在の審判組織全体へ牙を剥きました。

『はっきり言ってやる、私はこのおかしな現状に心底うんざりしている!ジョゼ・モウリーニョ監督が試合後に怒りをぶちまけてくれたのは当然だ。ネグレイラは今もなお生きている!なぜなら、彼の当時の教え子や後継者たちが今も審判界の支配層に居座り続けているからだ。レアル・マドリードの試合にはいつもそうしたネグレイラ人脈の審判が割り当てられ、先日のVARもまた我々に対しておぞましい決定を下した。これは我々全員が知っている公然の事実だ!』

マドリード側のこの激しい執着は、ベティスがラ・カルトゥハで展開した非の打ち所がない見事な戦いと勝利の価値をいかに歪めようとしているかを示しており、場外での論争は今なおヒートアップしています。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

7,581日という長い年月と数々の苦難を乗り越え、ベティスがついにチャンピオンズリーグの舞台へと帰ってきました。今夜のリール戦は、往年のレジェンドであるジョアキンたちが見守る中、歴史的な一歩となります。マドリード戦の劇的な勝利を巡るピッチ外の雑音をシャットアウトし、最高峰の舞台で「緑白の魂」を示してくれることを期待しましょう。