モウリーニョ監督の審判追及 ベティス戦の不可解な判定とヴィニシウスへの警告に怒り
セビージャでの手痛い敗戦から数日、指揮官の怒りは今なお収まる気配がありません。インテル戦を控えた記者会見の場において、ベティス戦の勝敗を分けたPK判定とヴィニシウスへの警告に対して、非常に強い言葉で審判への抗議を行いました。
敗戦そのものについては、チャンスを得点に結びつけられなかった自分たちの責任であると認めつつも、決定的なシーンでの判定への不満を爆発させています。特にムバッペのPKが防がれた際、相手のバルトラがキック前にエリア内に侵入していたにもかかわらず、やり直しを命じなかったVARの対応を猛烈に追及しました。
『あのペナルティは、なぜやり直されなかったのか。VARがルールを把握していなかったのか、それとも単にやり直す気がなかったのか。レアル・マドリードを率いる監督として、責任のある立場の人々から明確な説明を求めたい。もしルールを知らずにやり直させなかったのであれば、VAR担当は家に帰るべきであり、その職にとどまる資格はない。もしルールを理解した上で指示しなかったのだとすれば、それはさらに深刻な問題だ。なぜモニターで確認するよう主審を呼ばなかったのか、極めて不可解である』
と言葉を強めています。
さらに、キャプテンのヴィニシウスが審判に説明を求めて歩み寄っただけでイエローカードを提示されたことに対しても不満を述べ、『キャプテンには敬意を保ちながら主審に説明を求める権利があると常に教えられているにもかかわらず、審判の前に到着する前にカードを出されたのはなぜなのか、理由をはっきりさせてほしい』と非難を続けています。
試合後に選手たちを「純粋すぎる」と表現した真意については、選手を非難しているのではなく、対戦相手の巧妙さに言及したものであると説明しました。
『ベティスの選手たちは、少しの接触でも審判を大きく揺さぶろうとしていた。ベンチの目の前でまるで死にかけたように倒れ込み、救急車が必要かと思わせるような騒ぎを起こしていたが、当然ながら救急車など必要なかった。我がチームの選手たちはピュアであり、倒されてもすぐに立ち上がろうとする。彼らの方が賢く立ち回っていたということだ』
と、苦言を呈しています。
なお、記者会見の席では、イタリアのメディア「スポーツ・イタリア」のジャーナリスト、タンクレディ・パルメーリから、2010年のインテル監督時代にバルセロナを破った際のカンプ・ノウでのアイコニックな「スプリンクラー作動事件」にちなみ、小型のスプリンクラーをお守りとしてプレゼントされる一幕がありました。モウリーニョ監督はそれを感謝を込めて受け取り、静かに微笑みを返していました。敗戦によるショックはすでに乗り越えており、チームは高いモチベーションを保って次の挑戦に備えています。 (via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
バロンドールへの絶対的自信を示すムバッペ 守備批判やPSGのCL制覇を冷淡に一蹴
大舞台を前にした前日記者会見に登場したムバッペは、バロンドール獲得への並々ならぬ自信を明かしました。
栄誉ある個人賞について問われた彼は、『レアル・マドリードでプレーしていれば、必然的にこの手の個人賞やチームの最高峰のタイトルと名前を結びつけられるものだ。街を歩いていても多くの人々からバロンドールの話をされる。今年の夏、私はスポーツ界で最も重要とされる大会で歴史的な軌跡を残した。今年はそれを受け取るのに十分にふわさしい素晴らしい1年だったと感じている。とはいえ、投票の権利は記者たちにあるため、その結果を待つだけだ』と述べ、さらに自身を世界最高と自負しているかという質問に対しては、『私はいつでも自分自身を世界最高だと思っている。ただ、これは極めて個人的な感覚であり、他人も自分と同じように考えるべきだとは思わない』と語っています。
一方で、チームでの守備への献身が足りないとされる批判や、ラフィーニャやデンベレといった他クラブの選手との守備スタッツの比較に対しては、強いプライドを覗かせて反論しました。
『守備の義務が私とヴィニシウスにだけ求められているかのような議論は不自然だ。少し不躾な言い方を許してもらえるならば、私は彼らよりもはるかに多くのゴールを奪っている。彼らこそ、私と同じレベルに到達するためにもっと得点を重ねるべきだと言うことだってできる。他人と比較するような議論に踏み込めばキリがない。私は他の選手たちには到底真似できない多くのプレーをピッチで見せている。それでも、チーム全体が守備を助け、相手にチャンスを与えないために自分自身も守備面でさらに成長し、ボールを保持している時もより賢く振る舞わなければならないという点には強く同意する』
とコメントしています。
また、自身の退団後に元所属のPSGが欧州チャンピオンズリーグを制したことをメディアが退団と結びつけたがることについては、冷淡に一蹴しました。
『それは単なる外野の分析であり、私には変えることができない。実際のところ、私にとってはどうでもいいことだ。フットボールの本質を理解しているし、なぜそうなったかも分かっている。私について言及することは単にビジネスとして非常によく売れる、ということなのだろう』
と語り、周囲の雑音を気に留めていない姿勢を示しました。
なお、France Football誌の企画における「お気に入りのバロンドール受賞者」を選ぶ質問では、モドリッチやベンゼマといったかつての名手ではなく、友人であるデンベレを真っ先に選んだことが判明しており、これには一部のファンの間で反感を買うという一幕もありました。 (via Mundo Deportivo / SPORT / Estadio Deportivo / MARCA)
