ベジェリンへの卑劣なヘイト発言:ボルハ・イグレシアスが激怒したYouTuberの暴言問題
エクトル・ベジェリンに対する卑劣なヘイト発言が物議を醸しています。先週金曜日、レアル・マドリードをラ・カルトゥハで1-0と撃破し歴史的な勝利を収めた後、マドリードを熱烈に支持する登録者60万人超の人気YouTuberであるイニャキ・アングロが自身の配信で大荒れしました。アングロはベジェリンの直接の名前こそ伏せたものの、彼の政治的見解や性的指向、マニキュアを塗るライフスタイルを激しく皮肉り、差別的な暴言を吐き散らしました。
動画配信の中で彼は、
『爪にマニキュアを塗り、女性の書いた本ばかりを読み、おそらく……で、左翼であり、社会主義に投票するような男が今日ピッチにいた。名前は言わないが、本人が喜ぶように「elle(彼・彼女に代わるジェンダーニュートラルな代名詞)」と呼んでやろう。その「elle」が一人でヴィニシウスを止めてしまったんだ』
と発言。この常軌を逸した侮辱発言はSNS上で凄まじい批判を浴びています。
この暴挙に対して真っ先に異を唱えたのが、かつてベティスで共にプレーし、現在はセルタ・デ・ヴィーゴに所属するボルハ・イグレシアスです。ベジェリンの旧友であり親友でもある彼は、怒りを露わにしながらこの暴言動画を引用し、
『なんと野蛮で、なんという恥知らずなことか!』
『この人物を見るのは初めてだが、このような暴言を吐いたのはこれが初めてではないはずだ』
と語り、公然と友人を全力で擁護しました。(via SPORT)
刑事告訴へ発展:スポーツ団体が差別発言に法的措置、最長2年の禁錮刑も
このYouTuberによるヘイト発言をめぐり、ついに司法のメスが入ることになりました。「スポーツにおける透明性と民主主義協会」は、イニャキ・アングロが発したベジェリンへの侮辱行為を極めて重く受け止め、マドリード地方検察庁のヘイト犯罪・差別部門に対して正式に刑事告訴状を提出しました。
全10ページにわたる具体的な告訴状によると、アングロは公の配信において、ベジェリンを性的少数者に対する蔑称を交えて公然と侮辱し、彼のジェンダー表現を執拗にからかう発言を行ったとされています。これは、個人の尊厳を傷つけ、性的指向や性自認を理由に侮辱・軽蔑・貶める行為を禁じるスペイン刑法510条のヘイト犯罪に明確に抵触する可能性があると指摘されています。
もしこの罪で有罪判決が下された場合、6ヶ月から最大2年の禁錮刑、さらには多額の罰金が科されることになります。協会は捜査の早期開始とともに、重大なデジタル証拠の緊急保全を要請。検察の捜査が進められる間、問題となったヘイト動画の即時削除やアクセスブロックといった迅速な対応も求めています。(via Mundo Deportivo)
数字で見る驚異の守護神:アルバロ・バジェスが示す驚異的なスタッツとCLへの野望
レアル・マドリード戦でキリアン・エムバペのPKを見事に阻止し、チームに勝ち点3をもたらした守護神アルバロ・バジェス。その突出したセービング能力は圧倒的なスタッツによっても証明されています。バジェスはこれまで、リーガの舞台で対峙した16回のPKのうち、失点を許したのはわずか9回のみ。PK失点率は44%という驚異的な数値を誇っています。
これまでに彼は、ペペル(バレンシア戦)、ジュリアーノ・シメオネ(アラベス戦)、アルテム・ドフビク(ジローナ戦)、ゴルカ・グルセタ(アスレティック・ビルバオ戦)らのPKをシャットアウトしており、他2回はキッカーが枠を外しています。彼からPKでゴールを奪ったのは、オヤルサバル、ウナヒ、ブディミル、ヤマル、コレア、ギュンドアン、ベベ、ペペルなど一握りの実力者のみです。
この抜群の強さは、本人のたゆまぬ研究姿勢と、PKのスペシャリストであるコーチのトニ・ドブラスによる熱心な個別指導の賜物です。さらに、バジェスはベティスでの公式戦通算37試合に出場し、14試合で無失点(クリーンシート率37.8%)を達成しています。
今シーズンは開幕4試合のうち3試合で完封を記録。プレシーズン中に肩関節を脱臼し離脱している新加入のディエゴ・コンデや、若きマヌ・ゴンサレスとの正守護神争いにおいて、バジェスは指揮官が好むローテーション制を実力で跳ね除け、正GKとして君臨しています。最高のコンディションで、初戦となるチャンピオンズリーグのリール戦へと挑みます。(via Estadio Deportivo)
7581日ぶりの帰還:ベティスが挑むUEFAチャンピオンズリーグ開幕リール戦の展望
歴史的なマドリード戦の歓喜から息つく暇もなく、ベティスには欧州最高峰のステージが待っています。2005年12月6日に行われたアンデルレヒト戦を最後に、ベティスはチャンピオンズリーグの舞台から遠ざかっていました。実に20年と9ヶ月2日、日数にして7,581日という果てしない時を経て、緑と白の戦士たちがついに欧州の頂決戦へと帰還します。
記念すべき開幕戦はフランス北部のリール、エスタディオ・ピエール=モーロワで行われるLOSCリール戦です。相手を率いるのは、名将アンチェロッティの息子であるダヴィデ・アンチェロッティ。火曜日の21:00(日本時間9日早朝4:00)に運命のホイッスルが鳴り響きます。
ペレグリーニ監督はこの歴史的な一戦に向けて、招集可能なすべての選手を同行させる方針です。そこには、復帰が噂されるダニ・セバジョスやジョバニ・ロ・チェルソといった主力の名前が含まれる可能性が浮上しています。
セバジョス自身も、
『すでに監督とは話し合っており、遠征に行けることを願っています。日々のトレーニングの中で得られる感覚次第になるでしょう。火曜日には出場できるようにしたいと考えています。チャンピオンズリーグの試合に向けて、何とか間に合わせるために全力を尽くしています』
と熱い思いを口にしています。
さらに、鼻骨折を負ったディエゴ・ジョレンテは手術を回避し、特製プロテクターマスクを着用してトレーニングを再開しています。彼がリール遠征に帯同するかは、このマスクへの適応具合にかかっています。万全の準備を整え、クラブの歴史を塗り替える夜へ臨みます。(via SPORT)
【本日の総括】
エクトル・ベジェリンへの差別的なヘイト発言問題は刑事告訴に発展し、法的措置が進められています。ピッチ上では、マドリード撃破の立役者である守護神アルバロ・バジェスの驚異的なPK阻止スタッツが注目を集める中、チームは7,581日ぶりとなる記念すべきチャンピオンズリーグ開幕リール戦に向けて、負傷を抱えるダニ・セバジョスらの復帰も見据えながら最高のムードで準備を進めています。
