(夏の移籍市場の成果とペジェリーニ監督の満足度、そして1月の補強資金が一切残されていない驚きの財務状況を解説します)
✅ バルトラのエリア侵入論争に副会長が終止符!マドリー戦の余韻と元審判たちの異なる見解
(前節マドリー戦の勝利がもたらした興奮やPKエリア侵入への副会長の公式見解、元審判たちによる徹底討論をカバーします)
✅ 21年ぶり夢の舞台へ!リール戦の最新予想スタメンとペジェリーニ監督が描く戦術プラン
(CL開幕リール戦を控えた最新の予想布陣、期待されるスタメンと、ペジェリーニ監督が送り出すメンバー構成に迫ります)
補強予算は限界!ロペス・カタラン副会長が明かす夏の移籍市場総括と冬の市場補強ゼロの冷徹な現実
セビージャのサン・パブロ空港で、フランス遠征へ出発する前にメディアの取材に応じたホセ・ミゲル・ロペス・カタラン副会長は、興奮冷めやらぬ夏の移籍市場について非常にポジティブな総括を行いました。
副会長は、夏の移籍市場について、
『移籍市場は常にひとつのショーのようなものであり、多くの期待や新戦力に対するワクワク感が伴うものだ』
と語りつつ、ベティスとしては冷静に、明確な計画に沿って対応してきたことを主張しました。
『私たちは今夏の移籍市場で非常に明確なロードマップを持ち、落ち着いて計画を進めてきた。結果として、左サイドバック、ピボット(アンカー)、センターフォワードという当初から望んでいたポジションをすべて補強することができ、素晴らしい計画を実行できたと確信している。さらにその仕上げとして、ファンが強く望んでいたダニ・セバジョスという特別なピースを連れ戻すことができた。これらはクラブにとって本当に大きな意味がある。現状のスカッドには非常に満足しており、あとはピッチの上でそれを証明するだけだ。シーズン終了時に最終的な評価が下されることになるだろう』
と自信を覗かせています。
また、ペジェリーニ監督の意向についても、
『マヌエルは夏を通じて、構築されたチームに対して非常にハッピーであり、満足していた。もちろん、すべての指揮官がもっと多くの、そしてより良い補強を望むのは当然のことであり、チームは常に改善できるものだ。しかし、フロントも監督も含め、私たちは全員が心から現状に満足している』
と語りました。
特に出口と入口の整理が難航した中盤についても、
『ソフィアン・アムラバトが去り、代わりに加わったファクンド・ベルナルは非常によくやってくれており、大きな信頼を寄せている。さらに、セルジ・アルティミラの退団に対してはダニ・セバジョスが帰ってきた。中盤の構成は完全にカバーされている』
と、戦力的な手応えを強調しました。
さらに、他国の移籍市場がまだ一部開いている現状について、
『あまり出場機会を得られていない選手に関して、市場が開いている限りは退団の可能性を100%否定することはしない。しかし、目立った動きがあるわけではなく、現行のスカッドで基本的にチームは閉じたと考えている』
と、イケル・ロサダやアルバロ・フィダルゴなどの周辺の噂を牽制しました。
一方で、1月の冬の移籍市場に向けては、ファンやメディアに対して極めてシビアな現実を突きつけています。
『1月の市場に向けて、残された予算は一切ない。私たちはラ・リーガが定めるサラリー上限枠の限界ぎりぎりまで予算を使い切り、すべてを投入したからだ。ただ、サッカー界は常に流動的であるため、1月になった段階で改めて当時の収支や売上高を精査し、補強枠を再評価することはある。とはいえ、通常であれば、そしてそうなってほしいと願っているが、1月には何も動かないことがベストだ。冬に動く必要がないということは、すべてが順調に、良好なラインで機能していることを意味するからだ。冬の移籍市場は、想定外の大怪我が発生したなどの緊急事態に対処するためのもの、というのが本来の私たちのプランだ』
と語り、冬のウィンドウで大がかりな補強を行う予定はないことを明言しました。
(via Estadio Deportivo / SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / MARCA)
バルトラのエリア侵入論争に副会長が終止符!マドリー戦の余韻と元審判たちの異なる見解
前節行われたレアル・マドリード戦での歴史的な1-0の勝利は、今なお大きな反響を呼んでいます。特にキリアン・エムバペが放った後半のペナルティキックを、守護神アルバロ・バジェスがスーパーセーブで防いだシーンについて、キックの瞬間にマルク・バルトラがエリア内に侵入していたのではないか、という論争が未だに尾を引いています。
この議論について、ロペス・カタラン副会長は明確に見解を述べ、火消しに努めました。
『あの瞬間、非常に大きな議論が巻き起こったのはよく理解している。なぜなら、その場にいたほとんどの人間が、今回の特殊なルールを正確に、そして完全には把握していなかったからだ。しかし、試合後にCTA(技術審判委員会)が十分な説明を行い、すべてを明確にしてくれた。これで議論は完全に収束した。あのシーンが再び繰り返されることはない』
と話し、この論争はすでに過去のものとして解決済みであると主張しました。
しかし一方で、テレビ番組「エル・チリンギート」に出演した3人のスペインの著名な元審判(ラファ・ゲレーロ、ウリサール・アスピサルテ、パハレス・パス)は、あのペナルティキックはルール上、絶対にやり直されるべきだったと満場一致で主張し、副会長らとは異なる技術的見解を示しました。
ラファ・ゲレーロは、テレビ画面を拡大してバルトラの足を克明に分析し、
『これはバルトラの数センチ単位のミスであり、彼自身も気づいていなかった。しかし、バルトラの右足のつま先は確実にラインの上に乗っている』
と指摘。
ウリサール・アスピサルテも、厳格なルールを根拠に、
『レギュレーションは非常にクリアだ。ペナルティエリアの境界線、そしてペナルティエリア外の半円も、ルール上はペナルティエリアの一部とみなされる。つまり、キックが行われるより前の段階で選手がラインを少しでも踏んでいれば、それはエリア内に侵入していることになり、PKはやり直しにならなければならない』
と、当時の主審およびVARの判断ミスを主張しました。
パハレス・パスはさらに技術的な違反を2つ指摘しています。
『私から見れば、マルク・バルトラは2つの明白な違反を犯していた。1つはアスピサルテやゲレーロが指摘した通り、半円のライン上に足を乗せていたこと。そしてもう1つは、エムバペがボールを打つ瞬間に、すでにバルトラがその足を軸にしてジャンプし、足が地面から離れて空中に浮いていたことだ。もしキックの瞬間にジャンプして足が浮いていれば、それもルール違反となる。したがってやり直しは不可避だった』
と、詳細な判定基準を解説しました。
しかし、判定を巡る物議はあれど、マドリード撃破がチームに与えた好影響は揺るぎません。副会長は、この大きな一戦を以下のように振り返っています。
『リーグ戦の開幕4試合で勝ち点9を積み上げられたことは、まさに素晴らしいスタートだ。金曜日のマドリード戦での勝利は、チームに計り知れない自信、士気、そして大いなる喜びをもたらした。チームはピッチですべてを出し切り、ファンもいつものように熱狂的な声援を届けてくれた。あの勝利はベティスにとって完全に値するものだった。相手の指揮官やマドリードの選手たちが、決定機を逃したことや、我々のGKがすべてを防いだことに対してフラストレーションを募らせる気持ちはよく分かる。しかし、あの勝利にいつまでも浸っているわけにはいかない。すでに過去のことであり、今は次の試合に向けて100%集中することが不可欠だ。かつてレバンテ戦などで経験したように、一瞬でも集中を切らせば足元をすくわれる。一戦一戦、常に張り詰めた集中力を保ち続けることこそが私たちの進むべき道だ』
と語り、勝利の余韻を断ち切って目の前の戦いに集中する重要性を強調しました。
(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)
21年ぶり夢の舞台へ!リール戦の最新予想スタメンとペジェリーニ監督が描く戦術プラン
いよいよ迎えるUEFAチャンピオンズリーグの開幕戦、リール戦。ベティスにとって21年ぶりとなる、この最高峰の舞台に臨む最新の予想スタメンと、ペジェリーニ監督が目論む戦術アプローチが明らかになりました。
マドリード戦での輝かしいクリーンシートを経て、守護神には神懸かり的なセーブを見せているアルバロ・バジェスが引き続き起用されることが確実視されています。
ディフェンスラインの選択肢として、右サイドバックは経験豊富なエクトル・ベジェリンと、カンテラ育ちの若手アンヘル・オルティスの二者択一となっていますが、現時点ではベジェリンが先発し、オルティスはベンチから出番をうかがう形になりそうです。センターバックは、マルク・バルトラとナタンのコンビが守備の心臓部を担うことが決定的。左サイドバックでは、ジュニアとフラン・ガルシアが激しくポジションを争っており、カンテラ出身のジュニアがやや有利と見られています。
中盤の底には、若いながらも卓越したフィジカルと運動量を誇るウルグアイ代表ファクンド・ベルナルが、コンスタントに試合に出場できるタフさを買われてスタメン起用される可能性が急浮上しています。これにより、獅子奮迅の活躍を見せるパブロ・フォルナルスは、自身が最もその能力を存分に発揮できる本来のポジションである「8番」の位置に復帰する見込みです。右ウイングにはアントニーが不動の存在として君臨し、ウイルスの影響でアブデが無念の遠征除外となった左ウイングには、ロロ・リケルメが先発起用される見通しとなっています。
注目されるのが、エースのイスコ・アラルコンの状況です。イスコは復帰後、日々調子を上げており、すでに45分以上のプレーが可能なレベルに達しているため、トップ下としてスタメン復帰する可能性があります。もしイスコが先発する場合、強行出場のために急ピッチでコンディションを上げたダニ・セバジョスや、予定より一週間早く復帰を果たしたジオヴァニ・ロ・チェルソ、さらにアルバロ・フィダルゴやデイベル・デオッサらは、ベンチから後半の切り札として待機することになります。
そして最前線のワントップには、前節マドリード戦で見事な決勝ゴールを決め、AZアルクマールから加入したアイルランド代表のトロイ・パロットが、クチョ・エルナンデスを抑えて先発する見込みです。パロットは、かつてバレンシア戦やレバンテ戦で、オフサイドポジションにいると思い込んで決定機を逃したシーンがありましたが、マドリード戦での決勝ゴールによってその呪縛を完全に解き放ち、得点への自信を取り戻しました。パロットの最大の武器である、ロングボールを前線で力強く収め、味方の押し上がりを助けるポストプレーは、リールのホームであるピエール=モーロワ・スタジアムの激しいプレッシャーを回避するための生命線となるでしょう。
なお、今回対戦するリールには、昨季までベティスに所属していたロマン・ペローや、元セビージャのタンギ・ニャンズが在籍しており、激しい戦いが予想されます。この重要な初戦をコントロールするのは、判定に議論が起こりやすいことで知られるジョルジ・カバコフ主審です。
(via SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
【本日の総括】
21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰という歴史的な夜を控え、ベティスはマドリード戦の勝利の余韻を断ち切り、決戦の地リールへ飛び立ちました。ダニ・セバジョスやロ・チェルソといった主力の復帰という追い風を受け、ペジェリーニ監督のもと、ベティスがヨーロッパ最高の舞台でどのような輝きを放つのか、今から期待が止まりません。
