W杯SNSスター現象とLinkedInスカウト
W杯によって無名選手が一夜にして世界的スターになる現象が起きている。ニュージーランド代表のティム・ペインはアルゼンチンのインフルエンサーの呼びかけからSNSで600万人のフォロワーを獲得した。しかしピッチ上の活躍でそれ以上の注目を集めたのがカーボベルデ代表GKヴォジーニャとキュラソー代表GKエロイ・ルームである。スペイン相手に8セーブを記録した40歳のヴォジーニャは一気に1500万人近いフォロワーを獲得した。また、エクアドル相手にW杯記録となる15セーブで人口15万5000人のキュラソーに歴史的勝ち点1をもたらしたエロイ・ルームのフォロワーも約80万人に達した。カーボベルデ代表は人口わずか50万人の島国であり、代表チームを強化するためにビジネス特化型SNSのLinkedInを通じてセンターバックのピコ・ロペスをスカウトしたという驚きのエピソードも明らかになっている。(via SPORT)
カーボベルデ代表GKの母親のビザ問題
カーボベルデ代表の守護神ヴォジーニャの活躍の裏で、彼の母親であるアナ・カンディダ・エヴォラがアメリカのビザ取得費用が高額なためにW杯の試合を現地で観戦できないという問題が起きていた。この事実が明らかになるとSNS上で連帯のメッセージが溢れた。これを受けてアメリカ下院の民主党リーダーであるハキーム・ジェフリーズが動き、国務省やマルコ・ルビオ国務長官と連携してビザ手数料を免除し、渡航の手配を済ませた。ジェフリーズは『息子が歴史を作る瞬間を見逃すべき母親などいない。ウルグアイ戦に間に合うようビザを取得できたと発表できて光栄だ』とSNSで報告した。母親のアナも『神の思召しがあれば息子の試合を見て、試合後に抱きしめるつもりだ』と喜びを語った。これに対してカーボベルデサッカー連盟は、旅費や宿泊費は連盟とFIFAが全額負担しており、政府の支援も得ていると声明を出し、この連帯の行動が誤った情報によって悪用されていると遺憾の意を示した。(via SPORT)
オランダ国王のロッカールーム訪問
エクアドル相手にスコアレスドローを演じ、W杯の歴史で初めての勝ち点1を獲得したキュラソー代表のロッカールームは、試合後に歓喜の渦に包まれた。この歴史的な瞬間に立ち会うため、キュラソーの国家元首でもあるオランダのウィレム=アレクサンダー国王とマキシマ王妃、そして末娘のアリアンネ王女がロッカールームを訪問した。国王はキュラソーの青と黄色のマフラーを首に巻き、王妃と王女は代表チームのユニフォームを着用して選手たちに混ざり、両手を挙げて一緒にダンスを踊った。彼らが踊ったのはキュラソーの歌手Jeonのパピアメント語の楽曲『Mama Wa』であった。ディック・アドフォカート監督やコーチ陣、そして15セーブの記録を作ったGKエロイ・ルームらと挨拶を交わし、小さな島国の偉業を共に祝った。(via Mundo Deportivo)