プレシーズンマッチ動向と今後の超過密スケジュール

レアル・マドリードはプレシーズン調整を精力的にこなしており、8月12日水曜日21時にはデポルティーボ・ラ・コルーニャとの伝統あるトロフェオ・テレサ・エレーラ(第81回)を控えています。マドリードがABANCA-Riazorで試合をするのは13年ぶりです。ここまでの調整では、アルコルコンに勝利し、非公開のレガネス戦も4対1で制しました。フィオレンティーナ戦は2対2の引き分けに終わり、直近のフェレンツヴァーロシュ戦では1対2で勝利を収めています。フェレンツヴァーロシュ戦では前半41分にAlexis CiriaのアシストからMario Rivasが先制し、後半開始直後にFede Valverdeのアシストから新加入のCarlos Espíが追加点を決めました。しかし、HuijsenとRüdigerの連係ミスから相手のKenan Kodroに1点を返され、後半は押し込まれる展開を強いられました。LuninとArda Gülerのみがフル出場を果たし、Arda Gülerは最後まで中盤でボールをキープして試合を終わらせる役割を担いました。今後は8月16日17時にドイツでシャルケ04との最終親善試合を行い、8月22日21時30分のアウェイ・エスパニョール戦でラ・リーガ開幕(第2節)を迎えます。ワールドカップの影響で第1節のレアル・ソシエダ戦は8月26日21時に延期されました。さらに8月30日17時にホームでマラガ戦、9月4日21時にアウェイでベティス戦を控える超過密スケジュールとなっています。(via SPORT)

ジョゼ・モウリーニョ監督の衝撃ドキュメンタリーとカシヤスへの批判

2026年7月から第2期政権をスタートさせたジョゼ・モウリーニョ監督は、Netflixで配信開始された自身のドキュメンタリー『The Special One』の第3話にて、第1期(2010-2013)のロッカールームの内情を暴露しました。特に当時のカピタン、イケル・カシヤスに対しては『最初の3回の会話で彼らが甘やかされていることに気づいた』と言い放ち、カシヤスが「代表選手の休暇延長」「練習開始の1時間繰り下げ」「試合前ホテルの合宿廃止」を求めてきたことを明かしました。さらに、クラシコの緊張を和らげるためにカシヤスがバルセロナのシャビに電話した一件について、モウリーニョ監督は『これは戦争だ。私をリスペクトしない者は問題になる』と断言しました。ロッカールームで戦術などがメディアに漏洩したスパイ事件の際、監督は発狂してボトルを蹴り、ドアを叩きつけて自室に引きこもりました。カシヤスは『監督は気が狂ったように怒鳴り散らし、我々全員を非難した』と振り返り、元相棒のマルセロも『彼の怒りはとてつもなかった』と述べています。アシスタントコーチを務めるサミ・ケディラは『カシヤスをベンチに置いて口をきかず、メディアで悪口を言っていたことでロッカールームは地獄になり、選手たちとの関係が崩壊した』と証言しています。カシヤスは、当時の摩擦が退団のきっかけになったとしつつも、『現在では José とのわだかまりは消え、会っても問題ない』と語っています。また、モウリーニョ監督は前任のシャビ・アロンソやアルベロアが無冠に終わったチームを立て直すべく、『セルヒオ・ラモスにヘディングを、クリスティアーノにゴールの決め方を教える必要はなかった。仕事は全員が同じサッカー観を持つことにあった』と独自の哲学を振り返りました。(via MARCA)

クラブ史上最高額ヤン・ディオマンデの獲得と知られざる悲劇

RBライプツィヒから、レアル・マドリード史上最高額となる固定1億2500万ユーロ(さらに1500万ユーロのインセンティブ)で加入した19歳のコートジボワール代表FWヤン・ディオマンデは、背番号25を着用します。2033年までの長期契約を結んだ彼は『モウリーニョ監督のおかげでここにいる。呼ばれたら断れない』と大きな喜びを口にしています。しかし、彼のこれまでのキャリアは苦難の連続でした。かつてボーンマス、チェルシー、レンジャーズ、オリンピアコス、クリスタル・パレス、そしてMLSのリザーブチームからも契約を拒否され、ビザ切れで一度はアフリカに戻る失意を経験しました。クリスタル・パレスのテスト時にはマイケル・オリーセやエゼから『君は非常に素晴らしい』と声をかけられながらも不合格でした。その後レガネスに加入してプロデビューを果たした直後、当時15歳の妹ロクサーヌがパーティーで飲み物に何かを混入されて急死するという悲劇に見舞われました。レガネスの元指揮官ボルハ・ヒメネスは彼を『両足で自在にボールを操り、完全に静止してからフェイントをかける独特のプレースタイルを持つ驚異的な選手。練習に最後まで残り、個別指導を求めてくる向上心がある』と絶賛しています。モウリーニョ監督は、彼を右ウイングのスペシャリストとして据える戦術を構想しています。ディオマンデはRBライプツィヒからの病気明けということもあり、コンディション調整のためテレサ・エレーラ杯の招集からは外れました。(via SPORT)

ヴィニシウスが2032年まで契約延長した「沈黙の合意」の真相

ヴィニシウス・ジュニオールは、1年半に及ぶ難航した交渉の末に、2032年までの契約延長に合意しました。アーセナルが最後まで獲得に向けて好条件を提示していましたが、モウリーニョ監督がクラブに対して絶対に売却しないよう強く反対したことで残留が決定しました。彼の初期要求は年俸純額3000万ユーロと高額な更新プレミアム(契約金)、肖像権の改善であり、クラブの当初提示額は2200万ユーロでしたが、最終的にはそれを大幅に上回るボーナスや更新プレミアムが加算された好条件で決着しました。この契約の大きな特徴は、契約金額が一切公表されない「沈黙の合意」であることです。これは、金額が明るみに出ることで、ロッカールームの他のスター選手(エムバペやベリンガムなど)との年俸比較や契約更新時の新たな基準になってしまうのを防ぐためのクラブ側の措置です。ヴィニシウスは『モウリーニョ監督からは、これまで通り幸せに、明るく、自分のサッカーをするよう求められている』と明かし、ポルトガル語で対話できる関係に満足しています。(via SPORT)

新加入ベルナルド・シウバのデビューとモウリーニョからの叱咤

マンチェスター・シティからフリーで加入したベルナルド・シウバは、背番号20を着用し、ゲームメーカーとしてトニ・クロースが残した穴を埋める役割を託されています。フェレンツヴァーロシュ戦で後半に初出場を果たしたものの、モウリーニョ監督からは『彼は休暇中に何もしないのが頭に良いタイプで、著しく劣ったフィジカル状態で戻ってきた。ここから成長する必要がある』と厳しく指摘されました。しかし、同時に『低い位置からのビルドアップだけでなく、10番の位置でもプレーできる多才さは監督にとって完璧だ』と賛辞も送られています。ベルナルド・シウバ自身は、自分の最適なポジションは6番でも10番でもなく『8番』であると語っています。中盤のリーダーとして期待される彼は、モウリーニョ監督の「ピッチ上の脳」としての役割を求められています。(via MARCA)

20歳エンドリックの残留決定と右ウイング起用の新プラン

20歳で背番号9のブラジル代表FWエンドリックは、新加入のCarlos Espíやヤン・ディオマンデ、さらにはエムバペ、ロドリゴ、ブライム・ディアスらの存在により出場機会の減少が危惧され、一時はローマやアストン・ヴィラ、レアル・ソシエダへのレンタルが検討されていました。しかし、モウリーニョ監督が彼の残留を強く希望し、クラブ(特にペレス会長)も彼を3500万ユーロ(固定)+2500万ユーロ(インセンティブ)を投じた最重要プロジェクトとして自チームで育てるべきだと考え、レンタル交渉を完全ストップさせました。モウリーニョ監督は彼をセンターフォワードだけでなく、右ウイングとしても機能する多才な選手として高く評価しています。エンドリック本人は残留してポジションを争う覚悟を決めていますが、1月までに十分な出場機会が得られない場合は、冬の市場での一時退団も視野に入れている状況です。(via SPORT)

ククレジャ, コナテ, ドゥムフリース新加入勢の合合と適応状況

ワールドカップの影響で合流が遅れていたマルク・ククレジャ(背番号17)、イブラヒマ・コナテ(背番号16)は、月曜日にメディカルチェックを済ませてチームの練習に合流しました。ククレジャは『レアル・マドリードは欧州で最大のクラブであり、ここでのプレーは特権。バルセロナの下部組織にいたが、この誘いは断れなかった。ベルナベウでの公式デビューが楽しみだ』と意気込みを語っています。クラブは彼にワールドカップ型の特製キーホルダーを贈って歓迎しました。新加入のコナテは、モウリーニョ監督が求める左利きセンターバックではないものの、頼れる即戦力としてDF陣に加わりました。一方、同じく新加入で背番号24を背負うデンゼル・ドゥムフリースは、フェレンツヴァーロシュ戦でハンドによりPKを与えてしまう苦いシーンもあり、今後のアピールが期待されます。(via MARCA)

アルダ・ギュレルを巡るPSGからの超巨額1億1500万オファー

モウリーニョ監督の「お気に入り」マルチプレイヤーとして活躍するアルダ・ギュレル(背番号15)に、パリ・サンジェルマンのルイス・エンリケ監督が惚れ込み、1億1500万ユーロにのぼる超巨額オファーが提示されているという噂が浮上しています。レアル・マドリードに現時点で彼を手放す予定はありませんが、中盤の競争が激しく、ベリンガムやベルナルド・シウバの存在でスタメンが確約されていないギュレルに対し、パリ側がさらにオファー額を引き上げる場合、マドリードが放出を完全に否定しない可能性も取り沙汰されています。ギュレルは直近のフェレンツヴァーロシュ戦でもLuninとともに唯一フル出場を果たし、戦術的な核としての実力を証明しました。(via SPORT)

フイセンが継承した伝統の背番号4と守備陣の競争激化

ディーン・フイセンは、今シーズンから背番号を24から「4」に変更しました。かつてセルヒオ・ラモス、フェルナンド・イエロ、デヴィッド・アラバといった名DFが背負った伝統の番号への変更について、フイセンは『レアル・マドリードで背番号4を着用することは私の長年の夢だった』と語っています。昨季はボーンマスで34試合3ゴールと大ブレイクを果たし、ローマ時代にも短期間モウリーニョ監督の下でプレーした経験を持つ彼ですが、今季はリヴァプールからコナテが加入したことでポジション争いが一気に激化しています。守備でのポジショニングの甘さや、トランジションでの課題がプレシーズンで露呈しており、フェレンツヴァーロシュ戦でも連係ミスから失点を許すなど、ラモスの域に達するためには更なる安定感が求められます。(via SPORT)

ロドリ獲得失敗の舞台裏と中盤ピボット補強プランの現状

レアル・マドリードは、中盤の要としてマンチェスター・シティのロドリ(Rodrigo Hernández)の獲得を最優先していましたが、個人合意を済ませたロドリは最終的に宿敵バルセロナへの移籍を選択しました。元マドリードGKのサンティ・カニサレスや元FWフェルナンド・モリエンテスは『マドリードはロドリに本気の関心を示していなかった。本気ならアセンシオの怪我の解決やディオマンデへの大金投資よりも前に獲得していたはずだ』『野党候補エンリケ・リケルメの公約だったロドリとハーランドを嫌うペレス会長のプライドが邪魔をした』と真相を暴露しています。ロドリの獲得失敗を受け、クラブは「市場は閉まった」と公言しているものの、モウリーニョ監督は中盤ともう一人の左利きセンターバック(ラウール・アセンシオの放出が条件で、候補はインテルのバストーニ)の獲得を諦めていません。中盤の代替案としてはアーセナルのマルティン・スビメンディ(最低9000万ユーロを要求)が挙げられますが、このオペレーションにはEduardo Camavinga(評価額8000万ユーロ)などの放出が必須とされています。その他の候補であるロカテッリ、キース・スミット、アダム・ウォートンらは実力不足と見なされ、モウリーニョ監督がかつて望んだヒュルマンドはアトレティコに4000万ユーロで奪われました。(via SPORT)

2026/27シーズン新体制の背番号一覧が正式発表

レアル・マドリードの2026/2027シーズンの最新公式背番号が以下の通りに決定しました。

1. Thibaut Courtois

2. Raúl Asencio

3. Éder Militao

4. Dean Huijsen

5. Jude Bellingham

6. Eduardo Camavinga

7. Vinícius Jr.

8. Fede Valverde

9. Endrick Felipe

10. Kylian Mbappé

11. Rodrygo Goes

12. Trent Alexander-Arnold

13. Andriy Lunin

14. Aurélien Tchouaméni

15. Arda Güler

16. Ibrahima Konaté

17. Marc Cucurella

18. Álvaro Carreras

19. Carlos Espí

20. Bernardo Silva

21. Brahim Díaz

22. Antonio Rüdiger

23. Ferland Mendy

24. Denzel Dumfries

25. Yan Diomande

27. Thiago Pitarch

なお、これ以上の補強を進めるためには、25名のファーストチーム登録枠を空けるための売却(特にアセンシオ、またはカマヴィンガやエンドリックなどの動き)が不可欠となります。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

モウリーニョ監督による第2期マドリードは、ディオマンデやベルナルド・シウバ、ククレジャといったメガ補強で新体制を整える中、バロンドールMFロドリの獲得失敗とドキュメンタリーでの過激暴露によりピッチ内外で激しく揺れています。開幕に向けて短いスカッドの調整を急ぐ中、今後の動向に注目が集まります。