【今日のラインナップ】
✅ 劇的勝利!バルベルデの94分弾でセルタを撃破
✅ 試合を決定づけた疑惑の判定とセルタ側の猛抗議
✅ アルベロア監督の会見と欠場者への「意味深な牽制」
✅ ギュレルの不満爆発と指揮官の直接的な返答
✅ クルトワ&ヴィニシウスが語る苦闘とシティ戦への決意
✅ バルベルデとピントゥス、涙の抱擁の隠された真実
✅ 個別選手評価:チュアメニが最高評価、アーノルドに厳しい声
✅ ムバッペ、パリでの女優との熱愛報道と膝の重傷疑惑
✅ 専門医が明かすロドリゴの半月板損傷のシビアな現実
✅ クロップ代理人がレアル・マドリード就任の噂を完全否定
✅ アネルカが語るマドリードの思い出とムバッペへの期待
✅ エルゲラが古巣の育成とアルベロア政権を痛烈に批判
✅ トップ招集の余波を抱えるカスティージャの次戦
✅ ベイルのヘルニア告白とUEFAからの不条理なスタジアム閉鎖警告
■【劇的勝利!バルベルデの94分弾でセルタを撃破】
レアル・マドリードはクラブ創立124周年の記念すべき日に、敵地バライードスでセルタ・デ・ビーゴを相手に1-2の劇的な勝利を収めた。公式戦でオサスナ、ヘタフェと痛恨の2連敗を喫し、最悪の1週間を過ごしていたチームにとって、首位バルセロナに暫定で勝ち点1差に迫る、まさに首の皮一枚つながる貴重な勝ち点3となった。
10人もの欠場者(負傷者と出場停止者)を抱える野戦病院状態の中、アルベロア監督はフェルラン・メンディを今季リーグ戦わずか出場1分という状況から左サイドバックのスタメンに抜擢。中盤にはチアゴ・ピタルチを連続起用し、さらにブラヒム・ディアスを昨年11月以来のスタメンに復帰させ、アルダ・ギュレルをファルソ・ヌエベ(偽9番)気味に配置する奇策に打って出た。
試合はマドリードがボールを支配し、セルタがボールの後ろに11人を配置して強固なブロックを敷く展開で幕を開けた。前半9分、トレント・アレクサンダー=アーノルドからのロングパスに抜け出したヴィニシウスがハビ・ロドリゲスに体勢を崩されながらもGKと1対1になりシュートを放つが、これは無情にもポストを直撃。しかしその直後の前半11分、アルベロア監督がデザインしたセットプレーから先制点が生まれる。右サイドからのショートコーナーをアーノルドが蹴り、受けたギュレルがペナルティエリア内ではなくペナルティエリア手前の中央へパス。これをオーレリアン・チュアメニが右足のインサイドで完璧にコントロールして叩き込み、ボールは右ポストに当たってネットを揺らした。
しかし、セルタも黙ってはいない。前半25分、オスカル・ミンゲサの左足での見事なロングパスがアーノルドの背後を突く。抜け出したウィリオット・スウェドベリがアーノルドを完全に翻弄してペナルティエリア深くまで侵入し、マイナスの折り返しをボルハ・イグレシアスが左足でダイレクトで合わせ、あっさりと同点に追いついた。
後半に入るとマドリードは焦りからかアイデアを欠き、試合は硬直状態に。アルベロア監督は前半終了間際、チームの不甲斐ないパフォーマンスに激怒し、ホイッスルが鳴る数秒前に足早にロッカールームへと引き上げていた。後半、指揮官はギュレルを下げてカンテラーノのセサル・パラシオスを、ブラヒムに代えてゴンサロ・ガルシアを投入し、終盤にはマヌエル・アンヘルもピッチに送り込んだ。
試合が動いたのは後半のアディショナルタイム94分だった。マヌエル・アンヘルが中盤でボールを奪い、左サイドのヴィニシウスからチュアメニ、そして右のアーノルドへと展開。アーノルドの鋭いクロスは一度クリアされたものの、こぼれ球を拾ったフェデ・バルベルデがペナルティエリア手前から右足を一閃。この強烈なシュートがセルタのマルコス・アロンソに当たってコースが大きく変わり、逆をつかれたGKイオヌツ・ラドゥは一歩も動けず、ボールはゴールへ。運も味方につけたマドリードが、土壇場で勝ち越しに成功した。
■【試合を決定づけた疑惑の判定とセルタ側の猛抗議】
この試合では2つの大きな判定が議論を呼んでいる。
1つ目は後半26分(71分)、マドリードの攻撃時にペナルティエリア内でルーズボールがフェラン・ジュグラの手に当たった場面だ。マドリードの選手から強い抗議はなかったものの、VARのプリード・サンタナが介入し、イシドロ・ディアス・デ・メラ・エスクデロス主審をモニターへ呼んだ。映像では明らかにジュグラの腕にボールが当たっており、PKかと思われた。しかし、主審は一連のプレーの直前にセサル・パラシオスがイライクス・モリバを背後から押していたことを確認。ハンドではなく、その前の攻撃側ファウルをとる判定を下し、マドリードはPKのチャンスを逃した。
2つ目は、マドリードの決勝ゴールが生まれる直前のシーンだ。94分、セルタのフェル・ロペスが中盤でボールをキープしようとしたところ、マヌエル・アンヘルが両足で激しいスライディングタックルを見舞いボールを奪取した。映像ではマヌエル・アンヘルはボールに全く触れておらず、右足を高く上げて意図的にフェル・ロペスを倒しているのが明確だった。しかし主審はファウルを吹かずプレーを流し、これが直後のバルベルデのゴールに直結した。
これに対し、セルタの選手たちは猛抗議。クラウディオ・ヒラルデス監督も試合後に怒りを隠さず、『フェルへのファウルを主張した。彼は両足でいき、選手を倒している。その少し前にアセンシオにイエローカードが出たプレーと非常に似ている。ファウルは明確だと思う。あの判定の迷いから生まれたプレーで、さらに相手に運良くリバウンドが入るという形でゴールを奪われるのは本当にキツい』と不満を爆発させた。元審判のイトゥラルデ・ゴンサレス氏(via Cadena SER)も、『マドリードの選手の明確なファウルだ。彼はボールに触れておらず、右足を上げてフェル・ロペスを倒している。明らかなファウルだ』と断言している。
■【アルベロア監督の会見と欠場者への「意味深な牽制」】
試合後の記者会見で、アルベロア監督は勝利の喜びを語りつつ、チーム内に向けた非常に強いメッセージを発した。メディアの間で大きな波紋を呼んでいる。
指揮官は、『マドリードは試合に勝つためにプレーした。それがレアル・マドリードのプレースタイルであり、私たちがやりたかったことで、今日の目標だった』と皮肉交じりに切り出し、次のように語った。
『来たいと思ってくれた人たち、後押ししに来てくれた人たちの姿勢にとても満足している。こういう厳しい時にこそレアル・マドリードの選手としての真価が問われる。今日私は多くの選手たちの中にそれを見た』
この『来たいと思ってくれた人たち』という言葉は、特定の選手への痛烈な皮肉だと受け止められている。最大の標的とされているのがエドゥアルド・カマヴィンガだ。彼は虫歯による感染症という理由で2試合連続で欠場しているが、試合前日のトレーニングには参加していたにもかかわらず、最終的に遠征メンバーから外れた。クラブ内では、たかが歯の痛みで1週間も問題が解決できず、チームの危機に駆けつけないことへの不満が渦巻いている。
また、ヘタフェ戦のロスタイムに退場処分を受けたマスタントゥオーノや、不必要なファウルで累積警告を受けたフイセンやカレーラスといった選手たちへの怒りも込められていると見られている。
一方で、指揮官は無理を押して帯同した選手たちを高く評価した。ダニ・カルバハルは深刻な胃腸の不調を抱えながらもビーゴへ遠征し、出場機会はなかったものの、相手エースのイアゴ・アスパスがピッチに入る際にはベンチから拍手を送るキャプテンとしての振る舞いを見せた。また、ラウル・アセンシオは脛骨の問題と、ベンフィカ戦で受けた激しい打撃による頚椎の負傷を抱え、注射すら打てない満身創痍の状態でありながらも強行出場し、フルタイムを戦い抜いた。
さらにアルベロアは、この日もスタメン起用した18歳のチアゴ・ピタルチを大絶賛した。
『何度でも言うが、今日チアゴがやったことには非常に大きな価値がある。彼の個性、努力、1度、2度、3度と連続してプレッシャーをかける能力、ボールを欲しがる姿勢、プレッシャーを受けてもボールを失わない技術、常に最良の選択肢を探し、パスを出しては動く。今日のような引いた守備を崩すには、彼のようにパスが出なくても1度、2度、3度と裏へ抜け出すダイナミックな選手が必要だ。18歳の若者がトップチームに定着するのは素晴らしいニュースで、彼は自ら出場時間を勝ち取っている。私の信頼というより彼のサッカーの賜物であり、レアル・マドリードの選手そのものだ。カンテラをもっと評価しなければならない。ここは世界最高の選手が来る場所だが、カンテラにも非常に質の高い選手がいる』
■【ギュレルの不満爆発と指揮官の直接的な返答】
試合の後半20分(65分)、最初の交代カードとしてアルダ・ギュレルの背番号が掲示された。ギュレルは自分が交代させられることが信じられないといった様子で、半笑いを浮かべ、明確な怒りと諦めのジェスチャーを見せながらベンチへと退いた。彼が交代に不満を露わにしたのは、ベンフィカ戦に続いてこれで2度目となる。
これに対し、アルベロア監督は会見で一切の妥協なくきっぱりと言い放った。
『私以上にギュレルを起用し、多くの出場時間を与えた監督がいるかどうかわからない。たぶんいないだろう。私が来てから最も彼を信頼してきた監督だ。彼を交代させてセサル・パラシオスを入れたのは、今日ギュレルがやっていたタスクをこなすのに、パラシオスの方が慣れているからに過ぎない。マドリードが勝ち、みんなが勝ったのだ。私は彼の働きやクオリティにとても満足しているし、これからもずっとこの調子で続けてほしい』
■【クルトワ&ヴィニシウスが語る苦闘とシティ戦への決意】
何度も決定的なセーブを見せ、チームを救ったティボー・クルトワは試合後、安堵と次戦への熱い思いを口にした。
『勝つことがとても重要だったし、何より我々の偉大なクラブの誕生日に勝てたことはファンにとって大きな喜びだ。簡単な試合ではなかった。彼らはボールの後ろに11人を配置して守ろうとし、我々はスペースを見つけるのに苦労した。簡単な1週間ではなかったし、我々は反応しなければならないことはわかっていた。フェデのゴールの瞬間、私は狂ったように喜んで、お祝いに走り出した』
自身のコンディションについては『とても気分が良い。手術後もスピードと爆発力を維持するためにジムで働き続けている。悪い日を除けば、今年はケガがないので木を叩いておこう。それは日々の努力の証だ』と自信を見せた。
そして水曜日に迫るマンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグに向けては、『信じられないほどのインテンシティと集中力を持ったチームが必要だ。重要な試合だとわかっているし、ベンフィカ戦のように1分からファンが一緒にいてくれる必要がある。ベルナベウでの素晴らしい夜になるかもしれない。我々もファンも200%でなければならない。必ず勝てると確信している』と力強く宣言した。
一方、この試合では何度か見せ場を作りつつも本調子とは言えなかったヴィニシウスも心境を明かした。
『非常に難しい試合だった。多くの選手が欠場していたが、私たちは勝つためにここに来た。たくさん働き、かなり苦しんだが、最後には勝つことができた。これが水曜日の試合に向けて自信を持つために最も重要なことだった。入ってくれたカンテラの子供たちに感謝する。クラブの誕生日にファンにこのプレゼントを贈るこれ以上のことはない。フェデのゴールは良かった。彼は常に私たちのために利用可能で、チームのためにすべてを捧げている』
試合中の疲労感について問われると、『ちょうど今日は少し疲れていた。ここ数日多くの試合をこなしてきたからだ。でも、良い試合に備えなければならない。水曜日に向けて家でよく休む時だ。時間はある。最高のバージョンを出さなければならない』と語った。
なお、ヴィニシウスは後半29分(74分)に左サイドのライン際で「ランブレッタ」(両足でボールを挟んで頭上に蹴り上げるヒールリフト)を試みたが、ボールを全くコントロールできずにそのままタッチラインを割るという大失態を演じた。これには対峙していたセルタのディフェンダーも両手を広げて呆れ返り、バライードスの観客は大爆笑とともにヴィニシウスを嘲笑するチャントを歌い上げる事態となった。
■【バルベルデとピントゥス、涙の抱擁の隠された真実】
劇的な決勝ゴールを決めた直後、フェデ・バルベルデはチームメイトの輪を抜け出し、ベンチにいるフィジカルトレーナー、アントニオ・ピントゥスの元へ一直線に走り寄って熱い抱擁を交わした。この感動的なシーンの裏には、悲しい出来事があった。
試合後、ピントゥスは自身のInstagramを更新し、次のようなメッセージを綴った。
『私の母の死のために、フェデ・バルベルデがゴールの後に私を抱きしめに来てくれた...フェデ、君は気高い男であり、偉大な選手だ』
母を亡くしたばかりで悲しみに暮れる名物トレーナーに対し、キャプテンの一人であるバルベルデが捧げた極上のプレゼントだった。
■【個別選手評価:チュアメニが最高評価、アーノルドに厳しい声】
メディア(via ElDesmarque)による選手個別の採点では、明暗がくっきりと分かれた。
最高評価の【9】を獲得したのは、先制点を挙げたオーレリアン・チュアメニだ。中盤の攻守において最も正確なプレーを見せ、危機的状況のチームにあってリーダーシップを発揮した。
クルトワは【7】。ボルハ・イグレシアスの最初のシュートに対する完璧なパラドンや、スウェドベリの至近距離からのシュートを防ぐ反射神経を見せ、またしてもマドリードの救世主となった。
左サイドバックに抜擢されたメンディも【7】。怪我で今季4試合目の出場だったが、守備は非常に安定しており、ロスタイムにも決定的なピンチを防いだ。アルベロア監督も『彼がピッチにいればマドリードが勝つのは簡単になる。彼のような選手が必要だ』と絶賛している。
バルベルデは【6】。アーノルドの守備の穴埋めに奔走し、攻撃面ではアイデアを出せなかったものの、最後に幸運なシュートでチームを救った。チアゴ・ピタルチも【7】で、中盤でのサポートと後半のダイナミックなプレーが高く評価された。
一方で、厳しい評価を下された選手たちもいる。
トレント・アレクサンダー=アーノルドは最低点の【3】。先制点の起点にはなったが、守備の欠陥が完全に露呈した。同点ゴールの場面ではスウェドベリのスピードに全くついていけず、簡単にクロスを上げられ失点の元凶となった。クロスの精度も低く、かつてユルゲン・クロップが語った『彼に守備を教えることだけが足りなかった』という言葉を完全に裏付けるパフォーマンスだった。
ブラヒム・ディアスは【4】。前線でポジションを固定せずに動いたが、スペースを見つけることができず、危険な場面を一切作り出せなかった。
ヴィニシウスも【4】。前半にポストを叩いたスプリント以外は試合から消えており、後半もプレーに関与したものの決定的な仕事はできなかった。
■【ムバッペ、パリでの女優との熱愛報道と膝の重傷疑惑】
左膝の捻挫により戦線を離脱しているキリアン・ムバッペだが、そのピッチ外での行動がマドリディスタの大きな怒りを買っている。
現在、リハビリのためにパリに滞在しているムバッペだが、スペインの超人気女優であるエステル・エスポシトとパリで密会している姿がSNSアカウント(@AQABABE)によって暴露された。エスポシトはパリ・ファッションウィークの目玉イベントである「Le Grand Dîner du Louvre」に招待されてパリを訪れており、その機会を利用して逢瀬を重ねたようだ。エッフェル塔を望むレストランで一緒にいる写真が出回っているだけでなく、2月25日にはマドリードのプルマンホテルのルーフトップバーで夜通しキスを繰り返していたとの目撃情報まで飛び出している。
さらに、チームが本拠地ベルナベウでヘタフェに敗れるという大失態を演じていたまさにその時間帯、ムバッペはアクラフ・ハキミらフランス代表のチームメイトたちとパリで優雅に夕食を楽しんでいたことも発覚。チームがかつてない危機に瀕している中、背番号10がリハビリと称してパリで恋愛と夜遊びを謳歌している姿に、ファンは完全に呆れ返っている。
そんな中、彼の膝の状態については極めて深刻な情報が飛び交っている。
膝関節の手術において世界的な権威であるパブロ・ゲルベル博士は、ムバッペの診断について次のように解説している。
『クラブが発表している「膝の捻挫」というのは、「頭が痛い」と言うのと同じくらい曖昧で一般的な言葉です。メディアを黙らせるためによく使われます。もし一部で報じられているように、後十字靭帯の損傷(限界状態)であるならば、非常に難しい決断を迫られます。手術をすれば、前十字靭帯の手術ほど完璧には治らないことが多い。しかし手術をしなくても、完全に元通りにはならないのです。だからこそ、完璧な結果が保証されない場合、医者は何としてでも手術を避ける保存療法(PRP療法など)を選びたがります』
さらに博士は、最悪のシナリオについても言及した。
『もし手術が必要になった場合、数ヶ月でワールドカップに復帰できるような魔法の手術はありません。靭帯の手術は通常6ヶ月から10ヶ月かかります。最低でも今シーズンは完全に棒に振ることになります。そして何より重要なのは、スポーツ競技に復帰することと、以前と全く同じレベル(同じプレー時間、同じゴール数、筋肉のトラブルなし)に復帰することは別だということです。同じレベルに戻るのははるかに難しいのです』
■【専門医が明かすロドリゴの半月板損傷のシビアな現実】
ムバッペの曖昧な診断とは対照的に、前十字靭帯断裂と外側半月板損傷という明確な重傷を負ったロドリゴについても、ゲルベル博士はシビアな見解を示している。
『前十字靭帯の断裂自体はサッカーにおいて非常に頻繁に起こる怪我です。スポーツへの復帰率は95%から98%と高く、プロアスリートが以前と同じレベルに復帰できる確率も約80%あります。しかし、ロドリゴのケースで予後を大きく左右し、状況を複雑にしているのは「外側半月板」の損傷です。半月板は膝のクッションの役割を果たしており、特に外側の損傷は生体力学的に非常に厄介なのです』
ロドリゴの復帰への道のりも、決して平坦なものではないことが浮き彫りとなっている。
■【クロップ代理人がレアル・マドリード就任の噂を完全否定】
シャビ・アロンソの電撃解任後、レアル・マドリードの次期監督候補としてユルゲン・クロップの名前が急浮上していた。さらに、アトレティコ・マドリードを買収したアポロ・スポーツ・キャピタルもクロップの招聘を狙っているとの噂が飛び交い、マドリードの2クラブによる争奪戦が報じられていた。
しかし、クロップの代理人を務めるマルク・コシケ氏はこの噂を真っ向から一蹴した。
『ユルゲン・クロップは現在、レッドブルのグローバル・サッカー部門の責任者という役割に非常に満足している。レアル・マドリードの監督就任に向けた交渉が行われているという話は、今のところ単なる噂に過ぎない。そのような単なる噂について、私たちがわざわざ答える必要はない。現時点において、誰からも私たちに連絡は来ていない』
アルベロア監督への疑念が晴れない中、待望論が巻き起こっていたクロップだが、当面はレッドブルのプロジェクトに専念することになりそうだ。
■【アネルカが語るマドリードの思い出とムバッペへの期待】
かつてレアル・マドリードでプレーした元フランス代表FWニコラ・アネルカがバルセロナを訪れ、学生の大会を観戦。その場でスペインメディア(via SPORT)のインタビューに応じ、古巣への思いと後輩ムバッペへの期待を語った。
マドリード時代について問われると、『レアル・マドリードでチャンピオンズリーグを勝てたことは信じられないくらい素晴らしいことだった。世界最大のクラブの一つだし、特別な場所だ。スペインで過ごしたあの時間は、私にとって忘れられない最高の思い出だよ』と懐かしんだ。
また、不振が囁かれる同胞のムバッペについては擁護の姿勢を見せた。
『彼はとてもよくやっていると思う。毎試合のようにゴールを決めているじゃないか。モナコでも、パリでも、そして今はマドリードでもゴールを決めている。彼に今足りないのは、レアル・マドリードのユニフォームを着てタイトルを獲得することだけだ。今シーズン、彼がリーガかチャンピオンズリーグで優勝することを願っている。マドリードは今季、間違いなく何かを勝ち取るはずだ』
さらに、現在のサッカー界を牽引する若き才能についても言及。
『ラミン・ヤマルとムバッペは、今現在のサッカー界で最高の2人だ。これから先、フランスのムバッペとスペインのラミンで素晴らしい戦いが繰り広げられるだろう。それはレアル・マドリードとバルセロナの間でも同じことで、このライバル関係は長く続いていくはずだ』
そして、今季のチャンピオンズリーグの優勝候補については『アーセナル、レアル・マドリード、そしてバイエルン・ミュンヘンだろうね』と予想している。
■【エルゲラが古巣の育成とアルベロア政権を痛烈に批判】
レアル・マドリードのレジェンドであるイバン・エルゲラが、イケル・カシージャスのポッドキャスト番組に出演し、古巣の現状とフロントの決断に対して容赦ない批判を展開した。
エルゲラはまず、監督交代劇について『シャビ・アロンソを解任したことは全く意味がわからない。そして、アルバロ・アルベロアはマドリードのベンチに座るのにふさわしい人物ではない』と、アルベロア政権の正当性を完全に否定した。
さらに、永遠のライバルであるバルセロナとの決定的な差について、カンテラ(下部組織)の運用とプレースタイルを挙げ、厳しい言葉を投げかけた。
『バルサが素晴らしいカンテラを持っていることが、彼らにとって全てを容易にしている。レアル・マドリードはその点について、彼らから多くを学ばなければならない。アセンシオを除いて、レアル・マドリードからは長い間、トップレベルの選手が出てきていない。これは非常に大きなハンデだ』
『バルサはプレーの質やスタイルをかなり大切にしているが、私たちは「勝つこと」しか大切にしない。プレーの質と結果を結びつけることも重要なはずだ。バルセロナでは監督が誰であろうと、適応しなければならないのは監督の方だ。彼らのカンテラの扱い方は大好きだし、それは素晴らしいことだ』
一方で、『バルセロナに欠けているのは勝者のメンタリティであり、それこそがレアル・マドリードにある良い点だ』とマドリードの強みも補足。また、バルセロナを揺るがすネグレイラ事件については『あれはスポーツの問題というより、完全に政治的な問題だ』と切り捨てている。
■【トップ招集の余波を抱えるカスティージャの次戦】
トップチームの危機的状況は、下部組織にもダイレクトに影響を及ぼしている。RFEF 1部(3部相当)グループ1に所属するレアル・マドリード・カスティージャは、土曜日の16:15からアレンテイロ(エスピニェド・スタジアム)とアウェイで対戦する。
カスティージャは直近の5試合でわずか1勝しか挙げられておらず、目標であるプレーオフ進出圏内から徐々に遠ざかっており、是が非でも勝利が必要な状況だ。しかし、アルベロア監督によってチアゴ・ピタルチ、マヌエル・アンヘル、セサル・パラシオス、ゴンサロ・ガルシアといった主力メンバーの多くが、前日のトップチームのセルタ戦(ビーゴ)に招集されてしまった。
対戦相手のアレンテイロは現在19位(ブービー)に沈んでいるが、フアンフラン・ガルシア新監督の初陣となるため、モチベーションは非常に高い。主力を欠く中でカスティージャがどう反応を示すか、厳しい戦いが予想される。
■【ベイルのヘルニア告白とUEFAからの不条理なスタジアム閉鎖警告】
最後に、マドリードを取り巻くその他のトピックを紹介する。
かつてマドリードで輝きを放ちながらも、度重なる負傷とゴルフ熱でファンから批判を浴びたガレス・ベイルが、現役時代の苦悩を告白した。彼はマドリード時代、痛みを伴う重度の椎間板ヘルニアと闘っており、それがパフォーマンスに極めて深刻な影響を与えていたことを公に認めたのだ。これに対し地元メディア(via MARCA)は『当時にその事実を正直に認めていれば、世論の彼に対する風当たりも変わり、助けになったかもしれない』と報じている。
また、UEFAの不可解な対応も波紋を呼んでいる。レアル・マドリードの試合で単一のファンが引き起こした不適切な行動に対し、クラブは即座に犯人を特定して迅速な処罰を下した。それにもかかわらず、UEFAはマドリードに対して「サンティアゴ・ベルナベウのスタジアム一部閉鎖」という非常に重い警告を出しており、クラブやメディアから『あまりにも不均衡で理不尽な処置だ』と強い反発の声が上がっている。
【本日の総括】
10人の欠場者を抱えながらも、バルベルデの94分の劇的弾でセルタを下し、首の皮一枚でリーガの優勝争いに踏みとどまったレアル・マドリード。しかし、決勝ゴール直前のファウル疑惑やアーノルドの守備崩壊、ギュレルの不満爆発、さらにはアルベロア監督の欠場者への痛烈な皮肉など、チーム内の火種は尽きない。ムバッペのパリでの熱愛・夜遊び報道や重傷疑惑、エルゲラによるアルベロア批判など外野も騒がしい中、クルトワやヴィニシウスが語るように、次戦の運命のシティ戦で真の団結と「200%」の力が示せるかが全てを左右する。
