【審判

FCバルセロナ対レアル・マドリードのクラシコで主審を務めたフアン・マルティネス・ムヌエラが、世界中が注目する大一番に臨む際の極めて個人的なルーティンについて明かした。

静寂の中で集中を高める従来の審判像とは異なり、ムヌエラ審判員はピッチに向かう直前の審判控え室で音楽をかけ、気持ちを高める現代的なスタイルを取り入れている。特にクラシコのような超厳戒態勢の試合直前に必ず流す特別な1曲がある。それが、スペインのロックバンド「Revólver」が1995年に発表した名曲『El Dorado』だ。

この曲は、夜遅くまで働き詰めで子どもが寝静まった頃に帰宅する母親や、肉体労働で手を傷だらけにしながら家族を養う父親など、我が子の将来のために人生を捧げた両親への感謝と敬意を歌った作品である。ベニドーム出身のムヌエラ審判員は『ピッチに出る直前、自分がここに至るまでに家族が払ってくれた犠牲と歩みを思い出すためにこの曲を聴いている』と告白。モウリーニョ監督から事前漏洩について苦言を呈されるなど周囲が騒がしかった一週間についても『自分にとって本当に大切な情報だけを厳選して聞き、周囲にも雑音を遮断してもらって穏やかに過ごしている』と語り、家族への思いを胸に平常心で大役を務め上げた。 (via SPORT)