カディスCF
カディスは来季もLALIGA Hypermotionに残留することが決定し、降格の危機から辛くも逃れた昨季の反省を生かし、上位争いを目指してプレシーズンをスタートさせた。(via Estadio Deportivo)
守備陣の補強として、ラシン・サンタンデールからCBのハビ・カストロを3年契約の完全移籍で獲得した。彼はラシンの1部昇格に大きく貢献した主力であり、これまで公式戦77試合(リーグ戦71試合、コパ・デル・レイ6試合)に出場し、5ゴール2アシストを記録している。クラブのクリスティアン・セプティエン会長からの歓迎に対し、カストロは『素晴らしい街を楽しむこと、そして素晴らしいシーズンにすることを心待ちにしている。カディスは歴史あるクラブであり、ファンに多くの喜びを与えたい』と意気込みを語った。(via MARCA)
また、ラシン・サンタンデールからはGKのホキン・エスキエタも買い取りオプション付きのレンタルで獲得合意に達している。エスキエタは4シーズン在籍したラシンで1部昇格の立役者の一人となった実力者である。(via MARCA)
一方で、DFホルヘ・モレノがテネリフェへ完全移籍(2年契約)で退団することが発表された。(via Estadio Deportivo)
攻撃陣では、昨冬にベルギーのKVCウェステルローから加入したアントニト・コルデロのレンタル延長が正式に決定した。当初は疑問視されたものの、イマノル・イディアケス監督のもとで終盤戦に不可欠な存在へと成長し、21試合で3ゴールを記録した。他クラブからの好条件のオファーを断って地元でのプレーを優先した彼の給与の大部分は、引き続き保有元のニューカッスルが負担する。(via MARCA)
さらに、アスレティック・クラブのFWウルコ・イセタの獲得にも強い関心を示している。イセタはCDミランデス時代に16ゴールを挙げてチームを1部昇格プレーオフに導いた実績があり、カディスは低コストで違いを生み出せる選手としてリストアップしているが、マラガやジローナ、オビエドなどとの激しい争奪戦となっている。(via Estadio Deportivo)
また、カディスはデポルティボ・ラ・コルーニャのDFダニ・バルシアの獲得も打診している。イマノル・イディアケス監督がデポルティボ時代に指導した経験から獲得を強く望んでいるが、現時点で正式な動きはなく、デポルティボのプレシーズンでの決断待ちとなっている。(via ElDesmarque)
レアル・オビエド
フリアン・カレロ新監督が就任したレアル・オビエドは、エル・レケションで27名の選手を集めてプレシーズンを始動させた。金曜日まで休みなしで2部練習を行うハードな日程が組まれている。(via MARCA)
スポーツディレクターは市場において8つの課題に直面している。1つ目はGKアロン・エスカンデルの去就であり、レバンテやオースティン、バーミンガム・シティなどが関心を示しているため残留は不透明である。2つ目から4つ目は、ディエゴ・エスピノサ、マルコ・エステバン、ナイジェリア人のチュクウマ・エゼといったカンテラ出身の若手DF陣がトップチームに定着できるかどうかの判断である。5つ目は中盤の要であるアルベルト・レイナの慰留であり、セビージャなど1部クラブが関心を示している。6つ目はルカ・イリッチの状況が不透明であること、7つ目はダニエル・パラシフの放出検討、そして8つ目はアイセム・ハッサンの売却による資金調達の可能性である。(via ElDesmarque)
攻撃陣の補強として、カステリョンのFWウスマン・カマラの獲得に動いている。昨季12ゴールを挙げており、すでに選手とは個人合意に達している。選手自身もSNSで『我々の明日がより良いものになることを願っている。それはただ時間の問題だ』とオビエド移籍を匂わせる発言をしている。カステリョンは2年前に50万ユーロで獲得した同選手の移籍金として200万ユーロを要求しており、クラブ間交渉が続いている。(via ElDesmarque)
スポルティング・ヒホン
水曜日にプレシーズンを開始するスポルティング・ヒホンは、ニコラス・ラルカモン新監督のもとで守備陣の再構築を進めている。(via MARCA)
メキシコのプエブラからウルグアイ人CBエマヌエル・グラルテ(28歳)をレンタルで獲得し、月曜日にメディカルチェックのためにヒホン入りした。昨季はペニャロールにレンタルされて32試合に出場していた。ラルカモン監督がプエブラ時代に指導した愛弟子であり、スポルティングが1部に昇格した場合には買い取り義務が発生する。(via MARCA)
また、アスレティック・クラブの下部組織からCBアイマール・ドゥニャベイティア(23歳)を完全移籍で獲得した。1部RFEFで70試合以上の経験を持つバスク人DFとは3年契約を結び、アスレティック側は今後2年間の買い戻しオプションを保持している。(via MARCA)
GKエゴイツ・アラナとCBホルヘ・サエンスの獲得もすでに完了しており、新シーズンの守備陣の陣容が固まりつつある。(via MARCA)
ピッチ外では、クラブの伝説的な存在であるホセ・マヌエル・ディアス・ノボアの葬儀がサン・ペドロ教会で執り行われた。彼は選手、監督、テクニカルセクレタリー、マレオ(下部組織)のディレクターを歴任した。エロイ・オラヤやホルヘ・ダビドら教え子たちが参列し、『彼は私たちにとってスポーツにおける父親だった。カンテラを重視し、若手に自信を与えてくれた』と故人を偲んだ。(via SPORT)
RCDマジョルカ
昨季の結果によりLaLiga Hypermotion(2部)へ降格したマジョルカは、スローガン『volem sentir』を掲げたシーズンチケット更新キャンペーンを開始した。初週で5,873人が更新手続きを済ませたが、降格したにもかかわらず価格の値下げが20%にとどまったことに対してファンから不満の声も上がっており、昨季のクラブ記録である23,060人には届かない見込みである。チケットにはリーグ戦21試合、コパ・デル・レイ、そしてPSGとの親善試合(トロフェウ・シウタット・デ・パルマ)が含まれている。(via SPORT)
選手人事では、バルセロナがカンテラ出身のFWヤン・ビルジリ(19歳)の買い戻しを検討している。マジョルカの2部降格に伴い、彼の契約解除金は3,000万ユーロから1,200万ユーロに半減した。バルサは40%の将来の売却条項と優先交渉権を保持しているため、実質700万ユーロで買い戻しが可能となっている。ビルジリは昨季トップチームで31試合に出場し、2ゴール4アシストの好成績を残した。現在はマジョルカのプレシーズンに参加しメディカルチェックをパスしているが、バルサ復帰の夢を叶えるためにハンジ・フリック監督へのアピールを望んでいる。また、ベティスなども彼に強い関心を示している。(via SPORT)
CDテネリフェ
今夏、セグンダ(2部)に復帰を果たしたテネリフェは、アルバロ・セルベラ監督のプロジェクトに向けて木曜日にプレシーズンを開始する。(via MARCA)
クラブの財政面を支えるため、バルセロナ・アトレティク(バルサB)へ2名の有望株を高額で売却した。1人目は18歳の右ウイング、ジョニ・エルナンデスで、移籍金約50万ユーロと将来の売却益の25%を受け取る条件で合意した(2030年までの契約)。昨季はフベニールやテネリフェB(5試合2ゴール)でプレーし、最終節のオウレンセ戦ではトップチームデビューも果たした逸材である。2人目は22歳の左ウイング兼インテリオールのフアン・イバーラで、移籍金約10万ユーロと将来の売却益の15%で合意した。昨季テネリフェBで32試合13ゴール9アシストを記録している。マヌ・ギルSDは『カンテラが投資ファンドとして機能することも成功の一つだ。彼らの売却によりトップチームに2、3人の選手を登録できる』と評価している。(via Mundo Deportivo)
補強面では、カディスからDFホルヘ・モレノを完全移籍で獲得(2年契約)した。クラブは彼を『若く、成長の余地があり、守備の強度と高い身体能力を持つ』と高く評価している。(via Estadio Deportivo)
FCアンドラ
プロサッカー参入4年目のシーズンを迎えるFCアンドラは、月曜日にプレシーズンを開始した。猛暑の中、ニコ・ラッティ、ダニ・ビジャエルモサ、アレックス・カルボら多数の選手がトレーニングに参加している。(via MARCA)
FWアルベルト・ロサスとセルヒオ・モリーナは別メニューで調整を続けており、特にロサスは昨季終盤のケガからのリハビリ中で、9月中の復帰を目指している。また、ナスティック・デ・マンレサから若手4選手(ヤン・ラグナス、ティアゴ・オルメド、ステファン・ゴルボビッチ、サバ・サムシア)が練習に参加している。(via MARCA)
移籍情報では、右SBのイバン・ロドリゲスがウエスカへレンタル移籍で退団した。昨季はビジャレアルBで18試合に出場し2アシストを記録していた。(via MARCA)
FCカルタヘナ
FCカルタヘナは、ベティス・デポルティーボから19歳の右ウイング、ルベン・リチャルテを完全移籍で獲得し、2年契約を結んだ。昨季はアレンテイロにレンタルされて12試合で2アシストを記録したが、冬にベティスへ復帰した後は登録上の問題で4ヶ月間プレーできない不遇を味わっていた。彼はU-23枠で登録され、右サイドの層を厚くする。(via SPORT)
リチャルテは今夏7人目の補強であり、若手有望株路線としては5人目となる。すでにマルセロ・ドス・サントス、グレゴリー・ケロ、アブデル・ラー、パブロ・クラベリア、アドリアン・コラル、イバン・リベイロの6名を獲得しており、着々と陣容を整えている。(via SPORT)
CDカステリョン
来週月曜日(13日)にプレシーズンの始動を控えるカステリョンは、エースの引き留めに苦心している。(via MARCA)
昨季12ゴールを挙げて攻撃を牽引したFWウスマン・カマラに対して、オビエドが強力な引き抜き攻勢をかけている。すでに選手とは個人合意に達していると報じられているが、カステリョン側は2年前にオセールから50万ユーロで獲得した同選手の価値が大きく上がったと判断し、移籍金として200万ユーロを要求して徹底抗戦の構えを見せている。(via ElDesmarque)
SDウエスカ
FCアンドラから右SBのイバン・ロドリゲスをレンタル移籍で獲得した。昨季ビジャレアルBで活躍した彼の加入により、サイドの守備力強化を図る。(via MARCA)
ADセウタ
月曜日(13日)にプレシーズンを開始する予定である。(via MARCA)
デポルティボ・ラ・コルーニャで構想外となっていたアレックス・ペチャロマンを獲得し、新シーズンに向けた戦力補強を進めている。(via SPORT)
CDサバデル
水曜日にプレシーズンを開始する予定である。(via MARCA)
守護神のディエゴ・フオリは、一度はサラゴサとの移籍合意に達していたものの、最終的にクラブの強い慰留を受け入れ、LALIGA Hypermotionに属するサバデルでの残留を決断した。これによりサバデルは重要な戦力を引き留めることに成功した。(via ElDesmarque)
UDアルメリア
月曜日(13日)にプレシーズンを開始する予定である。(via MARCA)
SDエイバル
火曜日にプレシーズンを開始する予定である。(via MARCA)
ジローナFC
水曜日にプレシーズンを開始する予定である。移籍市場では、アスレティック・クラブのFWウルコ・イセタの獲得に関心を示しているクラブの一つとして名前が挙がっている。(via MARCA)
セルタ・フォルトゥナ
16日にプレシーズンを開始する予定である。(via MARCA)
【本日の総括】
今週から本格的に各クラブがプレシーズンを始動させており、昇格・残留に向けた戦力整備が急ピッチで進んでいます。特にカディスやテネリフェ、オビエドといったクラブは1部復帰・昇格を見据えて実績ある選手の補強や若手の売却による資金確保など、積極的な動きを見せています。また、カステリョンのカマラやアスレティックのイセタのように、国内の複数クラブが競合する有望株の争奪戦も熱を帯びており、市場の動きはさらに活発化していくことが予想されます。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズン始動に伴い、各クラブの戦術的骨格が徐々に見えてきました。特にカディスは、ラシンで昇格を経験したカストロやエスキエタを軸に、守備の安定感を最優先した補強を行っています。また、イマノル・イディアケス監督が指導経験のある選手を狙う動きは、戦術的な共通言語を早期に構築する意図が明白です。一方で、テネリフェやヒホンは新監督の下で守備の再構築に着手しており、個々の能力をどう組織に落とし込むか、その噛み合わせが序盤の勝敗を分ける鍵となるでしょう。戦術の浸透には時間がかかるため、この時期の練習試合での配置の意図に注目したいところです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
降格の痛みと昇格への渇望が交錯する、非常に熱を帯びたプレシーズンとなっています。マジョルカのチケット価格を巡るファンの不満は、降格という現実に対するクラブへの厳しい視線を象徴しています。一方で、テネリフェがカンテラを「投資ファンド」として機能させ、売却益をトップチームの登録枠確保に充てる経営判断は、現代のセグンダにおける生存戦略として非常に興味深いものです。クラブの伝説を送り出したヒホンのような伝統を重んじる姿勢と、冷徹なまでの経営合理化。この両輪をどう回していくかが、今季の各クラブの浮沈を左右するでしょう。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
市場は「実績ある即戦力」と「将来への投資」の二極化が進んでいます。カステリョンのカマラに対する200万ユーロの要求額は、市場価値の急騰を反映した強気な姿勢ですが、オビエドとの交渉の行方は今後の移籍市場の相場観を占う試金石となります。また、バルサがマジョルカのビルジリに対して保持する買い戻し条項の行使検討は、契約上の権利を最大限に活用する現代的な編成手法です。各クラブともサラリーキャップや登録枠の制約がある中で、いかに低コストで違いを生む選手を確保できるか。この編成の巧拙が、シーズン終盤の順位表に直結することになるはずです。