CDテネリフェ
アルバロ・セルベラ監督のもと、プリメーラRFEFでの成功を経てセグンダへ復帰を果たす。カレンダー抽選会ではキャプテンのアイトール・サンスがキックオフを務め、契約延長への期待が高まっている。開幕戦は8月16日、12年以上勝利がない難所イプルーアでのエイバル戦。ホーム開幕戦は第2節のアルメリア戦で、第3節スポルティング戦とホーム2連戦が続く。UDラス・パルマスとのカナリアダービーは第20節(1月3日・アウェイ)と第32節(3月28日・ホーム)に開催予定であり、ラス・パルマスのラミレス会長からはベネズエラ地震支援のチャリティーマッチ開催も提案されている。今季の移動は過酷で、1月のセウタ戦(飛行機・車・フェリーを乗り継ぐ)やアンドラ戦(ピレネー越え)、終盤のマジョルカ戦などが控える。補強面では、ラ・リーガ・ハイパーモーション屈指のスピードを誇るセンターバックである24歳のホルヘ・モレノをカディスから獲得予定。モレノは昨季カディスで21試合に出場し1ゴールを挙げたが、後半戦は出場機会を減らしており、テネリフェでホセ・レオンやランダズリと共に最終ラインを支えることになる (via SPORT)。
エルデンセ
クラウディオ・バラガン監督のもと、歴史的なセグンダ復帰シーズンを迎える。開幕戦は8月16日の週末、昨季昇格をあと一歩で逃した強豪アルメリアとアウェイで激突する。ホーム開幕となる第2節はカディスを迎え撃つ。カステリョンとのバレンシア州唯一のダービーは、第15節(アウェイ)と第24節(ホーム)に設定されている。2026年最後の試合は、2022-2023シーズンのプレーオフ準決勝で勝利した思い出の地であるセルタ・フォルトゥナ戦。また2027年初戦は、かつてチームを率いたホセ・フアン・ロメロ監督が指揮するセウタとの対戦となる。最終節はアウェイでのグラナダ戦という、厳しい開幕と閉幕のスケジュールとなった (via SPORT)。
ジローナ
プリメーラからの降格組として、再び1部復帰を目指す。開幕戦はホームのモンティリビでレガネスと対戦し、最終節はアウェイでエイバルと激突する。4月11日の第34節「レトロ節」ではホームでグラナダを迎え撃つ。カタルーニャダービーとなるサバデル戦は第20節(ホーム)と第37節(アウェイ)に予定されている。移籍市場では動きが活発で、ミチェル時代を支えたダレイ・ブリントが退団。彼はSNSで『私と家族を両手を広げて歓迎してくれてありがとう。ジローナの歴史の一部になれて誇りに思う』と感動的なメッセージを残した。また37歳のアクセル・ヴィツェルも1部残留が条件だったため退団が決定。レンタル組のビトール・レイス、クラウディオ・エチェベリ、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ウゴ・リンコン、トマ・レマルは所属元へ復帰。一方でアスプリージャ、ミセホウイ、アンタル、ミンス、ジャスティン、ダウダがレンタルバックで合流する。契約満了となるクリスティアン・ストゥアーニとダビド・ロペスにはクラブから契約延長のオファーが提示されており、動向が注目されている (via Esport3)。
サバデル
プリメーラRFEFから昇格し、プロリーグでの定着と残留を目標に掲げる。開幕戦はアウェイのエル・モリノンでスポルティング・ヒホンと対戦し、最終節はホームのノバ・クレウ・アルタでカステリョンを迎え撃つ。第34節の「レトロ節」ではホームでレガネスと対戦する。ジローナとのカタルーニャダービーは第20節(アウェイ)と第37節(ホーム)で行われる (via Esport3)。
コルドバCF
イバン・アニア監督体制でプロリーグ3季目を迎え、プレーオフ進出を明確な目標に据える。開幕戦はアウェイでブルゴスと対戦し、第2節はホームに降格組のジローナを迎える。序盤戦はグラナダ、サバデル、アルメリア、アルバセテ、バジャドリード、テネリフェ、エルデンセ、レガネスと続く過酷な「ツールマレー」のような日程となる。今季はマラガの1部昇格によりアンダルシアダービーが6試合に減少したが、グラナダ、アルメリア、カディスとの対戦は熱気を帯びるだろう。終盤の5試合はテネリフェ、レガネス、セウタ、ラス・パルマス、スポルティングと難敵が揃う。移籍市場では、昨季14ゴールを挙げた攻撃の要アドリアン・フエンテスが、契約解除金の300万ユーロを支払われてマジョルカへ引き抜かれた。引退したセルジ・グアルディオラらと合わせて昨季の28ゴール分を失った攻撃陣の穴埋めとして、エノル・ロドリゲスやウナ・サブロソを獲得したが、依然として前線の補強が急務となっている (via MARCA)。
レアル・オビエド
プリメーラからの降格というショックから立ち直り、1年での1部復帰を目指して再建を図る。開幕戦はホームのカルロス・タルティエレでグラナダと対戦し、最終節もホームでアンドラを迎え撃つ。スポルティング・ヒホンとの熱きアストゥリアスダービーは、第7節にホームで、第36節にアウェイのエル・モリノンで開催される。移籍市場では、サンプドリア所属の22歳の左ウイング、エスタニス・ペドロラの獲得に向けてアルメリア、ラス・パルマス、マジョルカと激しい争奪戦を繰り広げている。ペドロラは条件面でサンプドリアやラス・パルマスと折り合いがついておらず、オビエドはその隙を突いて獲得を狙っている (via ElDesmarque)。
RCDマジョルカ
1部から降格し、セグンダで再起を図るシーズンとなる。開幕戦はホームのソン・モイシュでレアル・バジャドリードと対戦し、最終節はアウェイでアルメリアと激突する。フェネルバフチェに移籍したムリキの代役として、コルドバからストライカーのアドリアン・フエンテスを契約解除金の300万ユーロを支払って獲得した。さらに、オビエドらとともにエスタニス・ペドロラの獲得競争にも参戦しており、豊富な資金力を背景に戦力補強を進めている (via MARCA)。
UDラス・パルマス
ルーベン・デ・ラ・バレラ監督を招聘し、新たなプロジェクトで1部復帰を目指す。開幕戦は8月14日〜17日の週末、ホームのエスタディオ・デ・グラン・カナリアでアルバセテと対戦し、最終節はアウェイでレアル・バジャドリードと対戦する。CDテネリフェとのカナリアダービーは第20節(ホーム)と第32節(アウェイ)に組み込まれた。ミゲル・アンヘル・ラミレス会長は、正GKのホセ・アントニオ・カロと2028年までの契約延長に合意したことを発表した。一方で、昨季レンタルでプレーしたエスタニス・ペドロラの完全移籍での獲得は、代理人の金銭的要求により難航している (via SPORT)。
UDアルメリア
ジョアン・フランセスク・フェレール 'ルビ' 監督が契約を1年残して退任し、新たにシャビ・ガルシア・ピミエンタ監督(51歳)を招聘。バルセロナの下部組織で30年の経験を持ち、ポゼッションと攻撃的なコンビネーションサッカーを掲げる指揮官に1部復帰を託す。クリスティアーノ・ロナウドが株式の25%を取得している同クラブのプロジェクトの魅力を優先し、カタールやイングランドからのオファーを断っての就任となった。開幕戦はホームでエルデンセと対戦し、最終節もホームでマジョルカを迎え撃つ。移籍市場ではエスタニス・ペドロラの獲得競争にも参加している (via SPORT)。
スポルティング・ヒホン
開幕戦はホームのエル・モリノンで昇格組のサバデルと対戦し、最終節はアウェイでコルドバと激突する。序盤にはブルゴス、テネリフェ、ジローナ、エルデンセとの対戦が控える。レアル・オビエドとのアストゥリアスダービーは、第7節(アウェイ)と第36節(ホーム)に予定されており、序盤と終盤の重要な局面での対戦となる (via SPORT)。
CDカステリョン
開幕戦は8月15日〜16日の週末、アウェイでレアル・ソシエダBと対戦し、ホーム開幕となる第2節ではサバデルを迎え撃つ。最終節はアウェイでのサバデル戦となり、順位争いの緊張感が高まることが予想される。4月11日の第34節「レトロ節」では、ホームのSkyFiカスタリアでブルゴスCFと対戦する。エルデンセとのバレンシア州ダービーは第15節(ホーム)と第24節(アウェイ)に設定されている (via SPORT)。
レアル・ソシエダB (サンセ)
昨季の健闘により残留を果たし、ジョン・アンソテギ監督のもとで2季連続のセグンダでの戦いに挑む。開幕戦はホームのズビエタにカステリョンを迎え、最終節はアウェイでレガネスと対戦する。若手主体のチームで今季も残留を至上命題とする (via MARCA)。
カディス
セルヒオ・オルトゥーニョ監督が率いる今シーズン。開幕戦はホームで昇格組のセルタ・フォルトゥナを迎え撃ち、第2節はアウェイでエルデンセと対戦する。最終節はアウェイでのアルバセテ戦。移籍市場では、守備の要の一人であったセンターバックのホルヘ・モレノが2028年までの契約を解除してテネリフェへ移籍したため、最終ラインの再構築が急務となっている (via MARCA)。
セルタ・フォルトゥナ
昇格組としてセグンダの舞台に挑む。開幕戦はアウェイでカディスと対戦し、最終節もアウェイでテネリフェと対戦する厳しい日程が組まれている (via MARCA)。
レガネス
開幕戦はアウェイのモンティリビで降格組のジローナという厳しい相手と対戦。第3節はホームにエルデンセを迎える。第34節の「レトロ節」はアウェイでサバデルと対戦し、最終節はホームでレアル・ソシエダBと対戦する (via Esport3)。
FCアンドラ
カタルーニャサッカー連盟の代表としても参戦するアンドラ。開幕戦はホームでセウタと対戦し、最終節はアウェイのカルロス・タルティエレでレアル・オビエドと激突する (via Esport3)。
ブルゴスCF
開幕戦はホームでコルドバを迎え撃ち、最終節はアウェイでセウタと対戦する。第34節のレトロ節ではアウェイでカステリョンと対戦する (via MARCA)。
アルバセテ
開幕戦はアウェイでUDラス・パルマスと対戦し、最終節はホームにカディスを迎える日程となっている (via MARCA)。
レアル・バジャドリード
開幕戦はアウェイのソン・モイシュでマジョルカと対戦し、最終節はホームのホセ・ソリージャでラス・パルマスと対戦する (via MARCA)。
セウタ
ホセ・フアン・ロメロ監督が率いる。開幕戦はアウェイでFCアンドラと対戦し、最終節はホームでブルゴスを迎え撃つ (via MARCA)。
エイバル
開幕戦はホームのイプルーアにテネリフェを迎える。最終節もホームで、1部からの降格組であるジローナと対戦する (via MARCA)。
グラナダ
開幕戦はアウェイのカルロス・タルティエレでレアル・オビエドと対戦。最終節はホームのヌエボ・ロス・カルメネスでエルデンセと激突する (via SPORT)。
【本日の総括】
2026-2027シーズンのLALIGA Hypermotionは、ジローナ、マジョルカ、レアル・オビエドという強力な降格組を迎え、昇格枠を巡る熾烈な戦いが予想される。マジョルカは豊富な資金力を武器に他チームのエースを契約解除金で引き抜き、アルメリアはバルセロナ哲学を持つ新監督のもとでクリスティアーノ・ロナウドの支援を受けるなど、各チームのプロジェクトが本格化している。また、テネリフェやサバデルなど昇格組も虎視眈々と定着を狙っており、ペドロラのような若手逸材を巡る移籍市場での場外乱闘もリーグの勢力図に大きな影響を与えそうだ。今季も最終節まで目が離せない展開となるだろう。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
今季のセグンダは、降格組の戦術的適応と昇格組の立ち位置が鍵を握ります。特に注目すべきは、アルメリアが招聘したガルシア・ピミエンタ監督のポゼッション志向が、この過酷なリーグでどう機能するかです。また、テネリフェがホルヘ・モレノを獲得したことで最終ラインの強度がどう変化するか、あるいはカディスがその穴をどう埋めるのか。戦術的な噛み合わせは、開幕直後の数試合で各チームがどれだけリスクを許容できるかによって、序盤の勢力図が大きく左右されるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
降格組の再建と昇格組の挑戦が交錯する今季、クラブの「温度感」が結果に直結しそうです。マジョルカが資金力を背景に強気な補強を見せる一方で、ジローナは功労者との別れを経て新たなサイクルへ移行しようとしています。また、ラス・パルマスが監督交代と契約延長で安定を図る姿勢からは、1部復帰への強い執念が感じられます。クラブの経営方針と現場の士気が、過密日程や長距離移動という物理的な負荷をどう乗り越えるか、そのマネジメント能力が問われるシーズンになるはずです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場では、エスタニス・ペドロラを巡る争奪戦が象徴するように、各クラブが限られた予算内でいかに「即戦力」を確保するかに腐心しています。マジョルカによる契約解除金の支払いは、市場の相場を押し上げる可能性もあり、他クラブの編成計画に影響を与えるでしょう。また、ジローナのストゥアーニやダビド・ロペスへの延長オファーのように、ベテランの引き留めと若手の獲得というバランスが、シーズンを通したチームの安定感を左右します。契約年数とサラリー負担の整合性が、後半戦の戦力維持にどう響くか注視が必要です。