コルドバCF
イバン・アニア監督の3年目となるシーズンに向けたプレシーズン日程が決定した。7月6日と7日にサン・フアン・デ・ディオス病院でメディカルチェックを受け、8日からシウダード・デポルティーバで一部公開の練習をスタートさせる。7月27日から8月2日まではバレンシアのオリーバ・ノバ・ビーチ&ゴルフ・リゾートで合宿を行う。今夏は、DFダニ・タセンデ、エゴイツ・ムニョス、ハコボ・マルティ、フアン・グティエレス、FWアドナネ・ガイラン、ウナイ・サブロソ、エノル・ロドリゲスの7選手が新たに加入した。プレシーズンマッチは5試合程度を予定しており、7月23日には本拠地エル・アルカンヘルで1部のセビージャを招いて「第4回トロフェオ・プエルタス・デ・コルドバ」を開催し、ここで新ユニフォームもお披露目される。(via SPORT)
新シーズンのリーグ戦カレンダーも発表され、開幕戦は8月16日の週末にアウェイでブルゴスCFと対戦し、最終戦は6月6日の週末にホームでスポルティング・ヒホンと対戦する。8月の第2節ジローナ戦、第3節グラナダ戦とホーム連戦が組まれるなど、気温の高い時期の偏った日程となっている。また、第6節から第10節にかけてはアウェイが4試合(アルバセテ、バジャドリード、エルデンセ、レガネス)も組まれており、アンダルシアダービーはグラナダ、アルメリア、カディスと合計6試合を戦うことになり、序盤からタフな勝ち点争いが要求される。(via SPORT)
マラガCF
ロレン・フアロスSDとフアンフラン・フネス監督による来季のスカッド編成が進んでいる。すでにホキン・ガビロンド、ビクトル・ガルシア、ハビ・モンテロ、ホスエ・ドリオ、ダルコ・ブラシャナツの退団が決定しており、カルロス・ドトールもレンタル終了で去る。ルイスミの去就は保留状態となっている。一方で、32歳のベテランCBエイナル・ガリレアは契約延長がほぼ確実となった。トップチーム契約は現在22名で、アルフォンソ・エレーロ、カルロス・ロペスなど17名が残留し、レシオ、ラファ・ロドリゲス、アリアサの3名がトップチームに昇格した。ラフィタとオチョアについては下部組織登録となる可能性がある。補強の最優先事項はスタメン左SB、CB、そして第3FWの3名とされており、左SBにはセルタ・デ・ビーゴのマヌ・サンチェス(昨季はレバンテで33試合出場)に強い関心を寄せている。この補強が実現すれば、ラフィタを本来の右SBに戻し、カルロス・プガと定位置を争わせる計画である。なお、ムッサやハイタムといった選手はレンタルで放出される可能性も残されている。(via SPORT) (via MARCA)
CDカステリョン
3部リーグから才能を発掘するクラブ独自の強化方針に基づき、UDイビサからフラン・カスティーリョを獲得した。カスティーリョは昨季28試合で10ゴール1アシストを記録した攻撃的MFで、かつてマラガのユース時代にセルヒオ・ペリセル監督のもとで優勝を経験した逸材である。また、CBアグスティン・シエンラの買い取りオプションを行使したことも発表された。一方で、カルロス・セグラはジムナスティック・デ・タラゴナへ期限付き移籍することが決まり、着々と2部での戦いに向けた陣容を整えている。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
スポルティング・ヒホン
アスレティック・クラブから23歳のCBアイマル・ドゥニャベイティアを完全移籍で獲得することが決定的となった。契約期間は3年+1年の延長オプションで、アスレティック側には最初の2年間有効な買い戻しオプションが付随する。テネリフェやカディスとの争奪戦を制しての獲得となった。また、地元ブランドのSiroko(シロコ)社と初コラボレーションした新ユニフォームがお披露目された。ホセ・アンヘル(コテ)が自転車でピコ・デル・ソルまで登って発表するというユニークな演出がなされ、伝統の赤白ストライプに「PUXA」の文字がパンチングで施されたデザインとなっている。さらに、第3の代表色であるゴールドが襟や袖に配され、黒いソックスには赤白の折り返しがつくなど、クラブの歴史へのオマージュが込められている。(via ElDesmarque) (via SPORT)
CDテネリフェ
アルバロ・セルベラ監督のもと、7月9日からプレシーズンがスタートする。現時点で新加入はマルティン・ペカルとヘスス・アルバレスの2名のみとなっている。一方で、マイケル・メサとハビ・ペレスは契約解除で退団し、アンタル、アグエロ、クリス・モンテスも契約満了でチームを去った。1月に加入したFWガストン・バジェスは16試合3ゴールと結果を残せず退団が濃厚。アンデル・ソイロは守備の脆さからセルベラ監督の信頼を完全に失い、放出候補の筆頭となっている。監督は彼について『ディフェンスをたまにするアタッカーではなく、攻撃にも参加するディフェンダーが必要だ』と厳しい評価を下している。若手選手では、セルヒオ・アラゴネセスJrがアレナス・デ・ゲチョへレンタル中で、アルベルト・ウジョアはルーゴでプレー予定。ヘスス・デ・ミゲルは恥骨炎に苦しんだものの、レアル・サラゴサが関心を示している(サラゴサ側は移籍金の支払いには否定的)。(via SPORT)
カディスCF
約10年間にわたりクラブを支え、308試合で41ゴールを記録したキャプテンのアレックス・フェルナンデスが退団を発表した。新天地はスペイン国外となる予定で、退団の理由について『お金のためではなく、個人的およびプロフェッショナルな挑戦として多くプレーして楽しみたい。10年が経ち、クラブにも自分にも変化の時だと感じた』と語っている。ファンに対しては『彼らがいなければ同じクラブではない。降格を争っている時でもチャンピオンズリーグの決勝のように迎えてくれた。チームを支え続けてほしい』と感謝の言葉を残した。また、引退後はカディスに戻り、クラブの成長をサポートしたいという強い意向も示している。(via Estadio Deportivo)
レアル・サラゴサ
マラガから右SBのホキン・ガビロンドをフリートランスファーで獲得し、2年契約を結んだ。マラガ時代に彼を指導したセルヒオ・ペリセル監督は『縦への推進力が高く、ピッチの内外でチームにプラスになる。サラゴサにとって100%の正解だ』と太鼓判を押している。一方で、CEサバデルのGKディエゴ・フオリの獲得を目指していたが、これは破談に終わった。サバデル側が移籍金なしでの放出を固辞したことに加え、サラゴサが数ヶ月前から契約中の選手に接触していたことに対し、サバデルのルーカス・ビアレSDが強い不快感を表明している。これを受け、ラロ・アランテギSDは別のGK探しに着手することとなった。(via SPORT) (via ElDesmarque)
レアル・オビエド
スペイン代表としても活躍したサンティ・カソルラが、41歳で現役引退を発表した。昨季はチームの1部昇格に貢献したが、今季は1年での2部降格を経験し、28試合の出場の大半が途中出場となっていた。マルティン・ペラエス会長は『彼がこのクラブにもたらしてくれたすべてに深く感謝している。ここは彼の家であり、引退後もクラブで何らかの役職を用意する』と明言している。なお、今季からオビエドはフリアン・カレロ新監督のもとで再出発を図り、1部復帰を目指す。(via ElDesmarque) (via SPORT)
CEサバデル
今季からセグンダ・ディビシオンに昇格したサバデルは、GKディエゴ・フオリのサラゴサへの移籍を拒否し、チームに残留させる方針を固めた。昇格に伴い契約は2028年まで延長されており、クラブは彼を今季の残留争いを勝ち抜くための重要な戦力として計算している。(via ElDesmarque)
セルタ・フォルトゥナ
フレディ・アルバレス監督率いるセルタのBチームは、1部のトップチームと本拠地「バライードス」を共用するため、深刻な日程問題に直面している。シーズン中に6つの週末でトップチームとホームゲームが重なる過密日程となっており、芝生への負担やロジスティクスの調整がクラブにとって昇格争いや残留争いに影響を与えかねない大きな課題となっている。(via SPORT)
ジローナFC
1部からの降格組となるジローナは、アヤックスへ引き抜かれたミチェル監督の後任として、キケ・アルバレスを新監督に招聘した。1年での1部復帰という至上命題に向け、新たな体制でセグンダでの戦いに臨む。(via SPORT)
RCDマジョルカ
同じく1部から降格したマジョルカは、UDラス・パルマスからルイス・ガルシアを新監督として迎え入れ、早期の1部復帰を目指してチームの立て直しを図る。(via SPORT)
ブルゴスCF
ルイス・ミゲル・ラミス監督が1部のオサスナへ引き抜かれたため、新監督としてセルヒオ・フランシスコが就任した。昨季の躍進を支えた指揮官を失ったものの、新体制でさらなる上位進出を狙う。(via SPORT)
【本日の総括】
今季のLALIGA Hypermotionは、マジョルカ、ジローナ、オビエドといった実力と実績のある降格組が新監督を迎えて昇格争いの軸となる一方で、スポルティング・ヒホンやサラゴサといった古豪、さらには昇格組のコルドバやサバデルが積極的な補強や引き留めを見せており、非常に拮抗した勢力図となっている。各クラブが指揮官の交代やベテランの引退・退団という転換期を迎えており、若手の台頭や新戦力のフィット具合が過酷な昇格・降格サバイバルの行方を大きく左右するだろう。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
今季のセグンダは、監督交代による戦術的リセットが目立ちます。特にテネリフェのセルベラ監督が求める『攻撃にも参加する守備者』という要求は、現代のサイドバックに求められるタスクの高度化を象徴しています。また、セルタ・フォルトゥナが直面するスタジアム共用問題は、単なるロジスティクスの課題に留まりません。ホームでの芝の状態やピッチの特性が、戦術の再現性にどう影響するか。過密日程の中で、いかに配置の整合性を保ちながら勝ち点を拾えるか。戦術的な準備以上に、環境適応能力が順位を分ける鍵になるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブの歴史を象徴する存在の去就が、今季のセグンダの空気を決定づけています。カディスのアレックス・フェルナンデスやオビエドのサンティ・カソルラといった功労者の退団・引退は、単なる戦力ダウンではなく、クラブの精神的支柱の交代を意味します。一方で、サバデルがサラゴサの引き抜きを拒否した一件からは、昇格組としての『安売りはしない』という強い意志と、クラブのプライドが感じられます。フロントがどれだけ現場の意向を尊重し、長期的なビジョンをサポーターと共有できるか。その温度感が、シーズンを通じたクラブの安定感に直結するはずです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
各クラブの編成を見ると、契約の『質』に大きな差が出ています。スポルティング・ヒホンがドゥニャベイティア獲得に際し、買い戻しオプション付きの契約を結んだのは、将来的な資産価値と即戦力化を両立させる賢明な手法です。一方で、サラゴサのGK獲得交渉の破談は、クラブ間の信頼関係や交渉の作法が移籍市場の停滞を招く好例となりました。今夏は単なる頭数の確保ではなく、サラリーキャップや登録枠を考慮した『戦略的な入れ替え』が求められています。特にレンタル放出や買い取りオプションの活用が、編成の柔軟性を左右するでしょう。