UDアルメリア
昨季はリーグ最高予算を持ちながらもルビ監督の下で2年連続の1部昇格を逃したため、新監督としてフランシスコ・ハビエル・ガルシア・ピミエンタを招聘している。契約は2027年6月までの1年間で、ラ・リーガ復帰を目指す。ポゼッションと攻撃的なコンビネーションサッカーという明確なスタイルが高く評価されている (via ElDesmarque)。移籍市場においては、サンプドリア所属で昨季はラス・パルマスにレンタルされていた左ウイング、エスタニス・ペドロラの獲得レースに参戦しており、オビエド、マジョルカ、ラス・パルマスと激しく競合している (via ElDesmarque)。
レアル・スポルティング・デ・ヒホン
前任のコーチングスタッフのパフォーマンスに不満があったため、新監督としてニコラス・ラルカモンを招聘し、今季の昇格を狙っている (via SPORT)。移籍市場では、昨季後半にバルセロナからレンタルで加入し、好印象を残したカンテラ出身のセンターバック、アンドレス・クエンカの再レンタルの可能性が浮上している (via SPORT)。
レアル・オビエド
1部から降格し、ルイス・ガルシア・フェルナンデスの解任に伴い、新監督にフリアン・カレロが就任している (via SPORT)。ウイングの放出を待つ間、攻撃陣の補強として左ウイングのエスタニス・ペドロラ(サンプドリア所属)の獲得レースに本格参戦しており、アルメリア、マジョルカ、ラス・パルマスという強力な資金力を持つライバルたちと競合している (via ElDesmarque)。
RCDマジョルカ
1部から降格し、新監督にルイス・ガルシア・フェルナンデス(昨季ラス・パルマスを指揮)を招聘している (via SPORT)。移籍市場では、レンタルで加入していたマテオ・ジョセフ、マラシュ・クンブラ、ジト・ルヴンボの3選手が期間満了により退団している。ジョセフは靭帯断裂の重傷を負うまでは公式戦30試合2ゴール3アシストの活躍を見せ、ルヴンボはマルティン・デミチェリス監督時代に10試合で2アシストを記録していた。クンブラは怪我に悩まされ10試合の出場にとどまった。また、ハビ・ジャブレスとピチュ・クエジャルが契約満了を迎え、去就は未定となっている (via Mundo Deportivo)。さらに、エスタニス・ペドロラの獲得レースにも参戦している (via ElDesmarque)。
ジローナFC
モンティリビでのエルチェ戦で1-1と引き分けたことで、1部からの降格が決定している。ミチェル監督はアヤックスへ去り、1部復帰のプロジェクトを託された新監督としてキケ・アルバレスが就任している (via SPORT)。クラブは大幅な選手の入れ替えを予定しており、レンタル加入していたビトル・レイス、クラウディオ・エチェベリ、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ウーゴ・リンコン、トマ・レマルの5名が所属元へ復帰している。また、ダレイ・ブリントとアクセル・ヴィツェルの退団も公式発表されている。ブリントは3シーズンで108試合に出場し、ミチェル体制下のキーマンとしてファンから深く愛され、『ジローナは私にとってサッカー以上の存在です。生涯の友となる人々に出会えました』とSNSで別れの言葉を綴っている。ヴィツェルは1部残留を条件とする契約だったため退団となったが、37歳ながらスペインでの現役続行を希望している。一方、アスプリージャ、ミセホイ、アンタル、ミンス、ジャスティン、ダウダがレンタル先から復帰し、契約満了となるクリスティアン・ストゥアーニとダビド・ロペスとは契約延長交渉中である (via Esport3)。さらに、センターバックのアレハンドロ・フランセスに移籍の可能性が浮上している。市場価値は300万ユーロだが、シティ・グループは500万〜1000万ユーロのオファーであれば売却を検討する姿勢を見せている (via SPORT)。
CDレガネス
前任のコーチングスタッフのパフォーマンスに不満があり、ルベン・アルベスを新監督に招聘して昇格を目指している (via SPORT)。PUMA製の2026/27シーズン新ユニフォーム(第1装備)を発表しており、アンドゥバでの10年前のプリメーラ歴史的昇格を称えるデザインとなっている。中央の青いストライプが強調され、襟やロゴにゴールドのディテールが施されている。お披露目には当時のキャプテンで現・機関関係責任者のマルティン・マントバーニがモデルを務めた (via MARCA)。
CDカステリョン
パブロ・エルナンデス監督が2029年まで契約を延長し、長期的なプロジェクトを継続している (via SPORT)。
ブルゴスCF
ルイス・ミゲル・ラミス監督が1部クラブへ移籍したため、昨季12月にレアル・ソシエダによって解任されたセルヒオ・フランシスコを新監督に招聘している (via SPORT)。
SDエイバル
ベニャト・サン・ホセ監督が1部クラブへ引き抜かれたため、クラブ内部から、直近2シーズンでアスレティック・クラブのBチームを指揮した経験を持つホキン・アランバリを新監督に抜擢している (via SPORT)。
UDラス・パルマス
前任のルイス・ガルシアがマジョルカへ引き抜かれたため、昨季クルトゥラル・レオネサの降格を防げなかったルベン・デ・ラ・バレラを新監督として招聘している (via SPORT)。昨季レンタルで所属していた左ウイング、エスタニス・ペドロラの再獲得を目指し、オビエドやマジョルカ、アルメリアと激しい争奪戦を繰り広げている (via ElDesmarque)。
コルドバCF
イバン・アニア監督の続投が決定している (via SPORT)。移籍市場ではベティスの19歳ウイング、ホセ・アントニオ・モランテのレンタル獲得に興味を示している。スポーツディレクターのフアニートとベティスとの良好な関係を活かし、シンプルなレンタル移籍を狙っている。モランテは昨季プリメーラRFEFでフベニール・ディビシオン・デ・オノールから昇格して7ゴールを記録する活躍を見せていた (via Estadio Deportivo)。
カディスCF
イマノル・イディアケス監督の続投が決定している (via SPORT)。コルドバ同様に、ベティスの期待の若手ホセ・アントニオ・モランテのレンタル獲得に名乗りを上げ、すでにベティス側と選手周辺に獲得の意思を伝えている (via Estadio Deportivo)。
FCアンドラ
カルレス・マンソ監督の続投が決定している (via SPORT)。移籍市場では、レンタル加入していたバルセロナ所属のハンガリー人GK、アロン・ヤアコビシュヴィリが期間満了でバルセロナへ復帰している。成長を促すため、再びどこかへレンタルされる見込みである (via SPORT)。
CEサバデル
プリメーラ・フェデラシオンから見事に昇格を果たし、フェラン・コスタ監督の続投が決定している (via SPORT)。
CDエルデンセ
プリメーラ・フェデラシオンから昇格し、クラウディオ・バラガン監督の続投が決定している (via SPORT)。
RCセルタ・フォルトゥナ
プリメーラ・フェデラシオンから昇格を果たし、フレディ・アルバレス監督の続投が決定している (via SPORT)。
CDテネリフェ
プリメーラ・フェデラシオンから昇格し、アルバロ・セルベラ監督の続投が決定している (via SPORT)。
アルバセテ・バロンピエ
アルベルト・ゴンサレス監督の続投が決定している (via SPORT)。
ADセウタ
ホセ・フアン・ロメロ監督の続投が決定している (via SPORT)。
グラナダCF
ホセ・ロホ “パチェタ”監督の続投が決定している (via SPORT)。
レアル・ソシエダB
ジョン・アンソテギ監督の続投が決定している (via SPORT)。
レアル・バジャドリード
フラン・エスクリバ監督の続投が決定している (via SPORT)。
【本日の総括】
2026/27シーズンのLALIGA Hypermotionは、監督の顔ぶれが大きく入れ替わり、熾烈な戦いが予想される。マジョルカ、オビエド、ジローナの1部降格組は、それぞれルイス・ガルシア、フリアン・カレロ、キケ・アルバレスを新監督に据え、即座の1部復帰を目指して大胆な人員整理と補強を進めている。一方で昇格組は監督を続投させ、チームの安定感を武器に2部定着を狙う戦略をとっている。移籍市場では、サンプドリアのエスタニス・ペドロラやベティスの若手ホセ・アントニオ・モランテを巡る争奪戦が過熱しており、資金力とクラブのプロジェクトの魅力が問われる状況となっている。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
今季のセグンダは、降格組がこぞって戦術的刷新を図る動きが顕著です。特にアルメリアのガルシア・ピミエンタ招聘は、ポゼッション志向への明確な舵切りを意味しており、昨季の停滞をどう解消するかが焦点となります。一方で、昇格組が継続路線を選択しているのは、組織の熟成度を優先する現実的な判断でしょう。エスタニス・ペドロラのような個の打開力を持つ選手を巡る争奪戦は、各チームがサイドの崩しをいかに構築しようとしているかの表れ。戦術的な噛み合わせと、新監督の哲学がどれだけ早く浸透するかが、序盤の順位を大きく左右するはずです。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
降格組の慌ただしさと、残留・昇格組の安定感という対比が鮮明なオフシーズンです。特にジローナの変革は象徴的で、ミチェル体制の終焉とベテラン勢の退団は、クラブが新たなフェーズへ移行する強い意志を感じさせます。一方で、カステリョンのパブロ・エルナンデス監督との長期契約延長は、目先の昇格争い以上に、クラブのアイデンティティを重視する姿勢の表れでしょう。フロントが監督にどれだけの権限と時間を預けるか。この温度差が、シーズンを通じたクラブの結束力にどう影響するのかを注視したいところです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場では、エスタニス・ペドロラやモランテといった若手有望株を巡る動きが、各クラブの編成方針を浮き彫りにしています。特に降格組は、1部復帰という至上命題に向け、高額なサラリーを要するベテランの整理と、将来性のある若手の獲得を並行させる難しい舵取りを迫られています。ジローナのフランセス売却検討に見られるように、シティ・グループ傘下のクラブは資産価値の最大化にも余念がありません。限られた予算枠の中で、いかに戦力バランスを最適化できるか。各クラブのスポーツディレクターの手腕が問われる夏となります。