デポルティボ・ラ・コルーニャ

すでにプリメーラ(1部)昇格を決めているチームは、今週末のラス・パルマス戦に勝利し、ラシン・サンタンデールが敗れればセグンダ(2部)優勝が決まる。アントニオ・イダルゴ監督は『大きな野心を持っている。控え組も含め、試合の準備は万端だ』と語り、チームの総合力を称賛している。(via AS)

去就に注目が集まる背番号10のウイング、ジェレマイ・エルナンデスは、スポルティングCPなどからの巨額オファーを固辞して残留を決断した。クラブは彼を引き留めるため、契約解除金をクラブ史上2番目の高額となる1億5000万ユーロへと大幅に引き上げる方針を固めている。(via SPORT)

フェルナンド・ソリアーノSDは来季に向けて7〜8人の新戦力獲得を明言しており、その第一弾としてオランダ2部デ・フラーフスハップのMFテウン・ハイゼルハルトの加入が目前に迫っている。また、ダビド・メジャ、ルーカス・ノウビ、ザカリア・エダチュリの契約解除金も増額され、マリオ・ソリアーノとは2030年までの契約延長交渉が進行中、ビル・ンソンゴも契約改善が間近となっている。(via ElDesmarque)

一方、グラナダからレンタル中のストイチコフは買い取りオプションが行使されず退団が決定した。セルヒオ・エスクデロも退団し、シモ・ナバロの去就については今後協議される見通しである。(via SPORT)

レアル・サラゴサ

今季は38選手を起用しながらも8勝12分21敗の勝ち点36と、1試合平均勝ち点が1を下回るクラブ史上最悪の成績に沈み、プリメーラRFEF(3部)への降格という歴史的悲劇が決定した。(via SPORT)

今季4人目の指揮官となったダビド・ナバロ監督は『我々には力が足りなかった。やれることはすべてやった』と失意を露わにした。同監督は来季からシウダード・デポルティーバのメソドロジー部門責任者へと配置転換される。(via AS)

新監督には、今季アレナス・デ・ゲチョを昇格に導いたイバイ・ゴメスの就任が内定しており、コーチ陣とともにすでに施設を視察済みである。アラゴン州のホルヘ・アスコン大統領は『選手からフロントまで、すべての責任者がこの結果を招いた』とクラブの経営陣を厳しく批判している。(via SPORT)

3部での戦いについてダビド・ナバロは『サラゴサは全チームから標的にされる。1年で戻らなければというプレッシャーは危険だ。サポーターの力で再建しなければならない』と警鐘を鳴らしている。(via ElDesmarque)

レアル・ソシエダB (サンセ)

熾烈な残留争いを制してセグンダ残留を果たしたチームにおいて、京都サンガF.C.からレンタル加入中の日本人CBキタ・カズナリ(20歳)が守備の要として大車輪の活躍を見せた。(via ElDesmarque)

189cmの恵まれた体躯と戦術理解度の高さを武器に、今季は31試合に出場。ルーケン・ベイティアと共に堅固なディフェンスラインを築き上げた。スポーツディレクターのエリック・ブレトスは、彼に対する150万〜200万ユーロの買い取りオプションを行使することを決断しており、プレシーズンにはトップチームへ帯同する可能性も浮上している。(via ElDesmarque)

マラガCF & ブルゴスCF

マラガCFは現在4位につけており、最終節は降格の決まったレアル・サラゴサと対戦する。1ポイント差で5位のブルゴスCFが猛追しているため、自力でのプレーオフ進出を確実にするには勝利が必須条件となっている。セルヒオ・ペリセル監督の下、チームはリーグで最も自信に満ちた状態で敵地へ乗り込む姿勢を見せている。(via AS)

ジローナFC

最終節のエルチェ戦を1-1で引き分けた結果、無念のセグンダ降格が決定した。(via Mundo Deportivo)

これに伴い、チームを1部昇格やクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場へと導いた名将ミチェル監督の退任が公式発表された。ミチェルはアヤックスの新監督就任が濃厚とされている。(via ElDesmarque)

ジローナの新監督候補には、エルチェを退任するガルシア・ピミエンタや、クラブの元キャプテンであるアダイ・ベニテスらの名前がリストアップされている。(via AS)

RCDマジョルカ

セグンダ降格という結果を受け、パブロ・オルテルスSDが迅速に動き、元リーベル・プレート指揮官のマルティン・デミチェリスを新監督に招聘した。豊富な資金力を活かして1年での1部復帰を至上命題に掲げている。(via SPORT)

しかし、オーナーのアンディ・コールバーグが『2部で1部のクラブになる』と発言したことに対して、2部リーグの厳しさを軽視していると疑問の声が上がっている。(via SPORT)

スポルティング・ヒホン

新監督としてニコラス・ラルカモンの就任が決定し、さらにGKエゴイツ・アラナ、CBホルヘ・サエンスの獲得が目前に迫っている。(via SPORT)

最大の目玉補強として、ラージョ・バジェカーノを退団したクラブのレジェンド、オスカル・トレホの復帰実現に向けて動いている。トレホにはラージョからフロント入りの打診もあるが、スポルティング側は彼を選手として迎え入れることに強い自信を持っており、来週にも交渉が決着する見通しである。また、8月1日にはヒムナスティカ・デ・トレラベガとの間で記念試合を開催することが決定している。(via SPORT)

SDウエスカ & コルドバCF

SDウエスカはセグンダから3部(プリメーラRFEF)への降格が決まり、最終節はアウェイでコルドバCFと対戦する。負傷者が続出しており、トニ・アバドやシエルバが欠場するため、カンテラからマルク・アスナルとパブロ・オサンが遠征メンバーに抜擢された。(via AS)

オルトラ監督は『目標を達成できず辛い。だがクラブには良い基盤があるので、反省して未来を見てほしい』と語り、再建を託している。(via AS)

一方のコルドバCFは、ハイプレス戦術が機能し素晴らしいシーズンを送っている。なお、ビジャレアルからコルドバにレンタル中のダニ・レケナは、プレシーズンからビジャレアルのトップチームへ復帰する予定となっている。(via SPORT)

CDカステリョン & SDエイバル

最終節で両者が激突する。CDカステリョンは本拠地スカイファイ・カスタリアでエイバル相手に無敗を誇るという圧倒的な相性の良さを持つ。(via SPORT)

ヨハン・プラット監督率いるカステリョンは、昨季の対戦でも2-0でエイバルを一蹴しており、今回もホームでの強さを見せつけることが期待されている。(via SPORT)

RCDエスパニョール

コンゴ民主共和国代表MFシャルル・ピッケルの退団が決定した。マノロ・ゴンサレス監督の構想外となり、契約延長オプションの条件を満たせず、クラブも任意での延長を行わない。(via Mundo Deportivo)

第3GKのアンヘル・フォルトゥーニョ(24歳)は『ここは私の人生のクラブだが、このようなシーズンをもう1年過ごすのは難しい。出場したい』と語り、出場機会を求めてのレンタル移籍にオープンな姿勢を見せている。(via AS)

レンタルで加入していた左SBカルロス・ロメロは、ペドラサの穴を埋めるためにビジャレアルへ復帰する。(via SPORT)

CDテネリフェ & グラナダCF

テネリフェからグラナダへレンタルされていたババ・ディオクについて、グラナダは同ポジションの競争激化を理由に約350万ユーロの買い取りオプションを行使しない方針を固めた。テネリフェはプレシーズンでアルバロ・セルベラ新監督の元で彼を評価するか、サラリーキャップを空けるために売却するかを検討している。(via SPORT)

同様にグアダラハラへレンタルされていたサリフォ・カロピッチェは、7ゴールを記録する活躍を見せたものの膝の重傷によりシーズン終盤を欠場している。(via AS)

評価の高いアンソニー・ランダズリも売却候補に挙がっている。(via SPORT)

FCアンドラ & ラシン・サンタンデール

FCアンドラは、ラシン・サンタンデールからレンタル加入していたジェライ・カバンソンの買い取りオプションを行使しないことを決定した。フロント陣が彼の才能に惚れ込んで獲得したものの、期待された活躍を見せられず退団となる。1部昇格を果たしたラシンにおいて、カバンソンが監督の構想に入るかは不透明な状況である。(via AS)

ラシンでは、昇格の原動力となった19歳の若手左SBホルヘ・サリナスに対し、セルタ・デ・ビーゴが強い関心を示している。(via AS)

【本日の総括】

今季のLALIGA Hypermotionは、上位と下位で歴史的な変動が起きている。デポルティボ・ラ・コルーニャやラシン・サンタンデールが念願の1部昇格を果たし、新たな時代の幕開けを告げた一方で、名門レアル・サラゴサやSDウエスカが3部へ降格するという大波乱のシーズンとなった。さらに、1部から降格してきたジローナFCやマジョルカも指揮官を交代し、1年でのトップリーグ復帰に向けた血の入れ替えを断行している。日本人選手キタ・カズナリの台頭に見られるように、2部リーグは新たな才能の発掘と、生き残りを懸けた容赦ないサバイバルが同居する激戦区としての性質をより一層強めている。