【今回のラインナップ】
✅ マジョルカ戦の痛恨の敗北と試合の詳細な経過
✅ アルベロア監督の全面的な責任の受け入れと厳しい言葉
✅ ミリトンの復帰戦でのゴールと怪我人・出場停止選手の状況
✅ カマヴィンガの守備での大きなミスとリュディガーの激怒
✅ ヴィニシウスとマフェオの因縁の対決とピッチ上の挑発
✅ チェルシーのエンツォとカイセドがマドリードへの愛を告白
✅ チャンピオンズリーグ・バイエルン戦と変則的な今後の日程
✅ 下部組織アレビンAがMICトーナメント決勝で惜敗
■【マジョルカ戦の痛恨の敗北と試合の詳細な経過】
LaLiga第30節、アウェイのソン・モイシュで行われたマジョルカ戦は、レアル・マドリードにとってタイトル争いにおいて非常に痛い2-1の敗北となった。アルベロア監督は火曜日に控えるバイエルン・ミュンヘンとの大一番を見据え、ヴィニシウスとジュード・ベリンガムをベンチに置き、カスティージャ時代からの教え子であるマヌエル・アンヘルをスタメンに抜擢するなど、前節から5人を変更して試合に臨んだ。スタメンはルニン、トレント、リュディガー、フイセン、カレーラス、マヌエル・アンヘル、チュアメニ、カマヴィンガ、ギュレル、ブラヒム、ムバッペという布陣であった。前半はマドリードがポゼッション63%と支配し、21分にはムバッペが1対1の決定機を迎えたが、相手GKレオ・ロマンの足によるセーブに阻まれた。直後の24分にもムバッペのクロスを狙ったシュート、さらにはトレントのクロスからのアルダ・ギュレルの見事なボレーシュートもレオ・ロマンに防がれるなど、決定力を欠いた。そして41分、マフェオの右サイドからの完璧なクロスにモルラネスが合わせてマジョルカが先制した。モルラネスはその数分前にもムリキの素晴らしいポストプレーから決定的なヘディングを上に外していたが、二度目は逃さなかった。後半に入り47分にはルンボへのファウルでフイセンがイエローカードを受け、59分にアルベロア監督はフイセン、カマヴィンガ、マヌエル・アンヘルを下げてヴィニシウス、ベリンガム、そして怪我から復帰したミリトンを同時投入して反撃に出た。70分にはギュレルに代えてチアゴ・ピタルチ、76分にはブラヒムに代えてマスタントゥオーノを投入。88分にはトレントの右からのコーナーキックにミリトンがペナルティスポットから見事なヘディングを叩き込み同点に追いつく。しかし歓喜も束の間、90分にマスタントゥオーノがイエローカードを受けたファウル(マドリード側は存在しないと主張)からの流れで、91分にトレントの裏のスペースを突かれ、カレーラスから逃げるように外側に動いたムリキに痛恨の勝ち越しゴールを許してしまった。この敗北により、マドリードは勝ち点69にとどまり、首位バルセロナとの勝ち点差は残り8試合で7ポイントに開いてしまった。(via MARCA)
■【アルベロア監督の全面的な責任の受け入れと厳しい言葉】
試合後、アルベロア監督は記者会見で怒りと落胆を隠さず、全ての責任を背負い込んだ。監督は『この敗北は私のものです。そしてそれは選手たちにも伝えました。全て私の責任であり、火曜日の試合のことをすでに考えてほしいと彼らに求めています。決断を下し、交代を行い、どのようにプレーすべきかを指示するのは私です。チャンピオンズリーグという非常に重要な大会で彼らが全力を尽くしてくれることを必要としています。ロッカールームを出たら、もうバイエルンのことだけを考えてほしいのです』と語った。さらに試合内容について『我々が今週準備してきたような忍耐力やプレーが欠けていました。相手を振り回すことや、外側から入っていくことができませんでした。後半により多くのエネルギーと明確なアイデアが必要になることはわかっていたにもかかわらず、後半よりも前半の方が良いプレーをしていました。私にとっては、試合や対戦相手、そしてその状況が持つ難しさを理解することははるかに容易です。私にとっては容易なことですが、難しいのは、今日200%の力を出さなければ勝てないということを選手たちが理解できるようになることです。前半は我々の方が優れていましたが、一つの連携ミスでビハインドを背負ってしまいました。ここでは少しでも気を抜くと... 我々に決定力がなく、相手にそれがある場合はこのようなことが起きます。我々がやったことよりも良い後半を過ごせなかったことが、私にとって最も痛ましいことです』と苦言を呈した。また、タイトル争いについては『リーガのタイトルを獲得するのは試合開始前よりも難しくなりました。残り8試合あり、選手たちにも言ったように、リーガの状況がどうであれ、我々の次の目標は残りの8試合に全て勝つことです。そしてそれを行うためには、今日よりも良いプレーをし、はるかに高いレベルでパフォーマンスを発揮しなければなりません。全てがより難しくなっていますが、我々の目標は同じでなければなりません』と諦めない姿勢を強調した。アトレティコがバルサに勝つことで助けてくれるかという質問には『それは私が関与すべきことではありません。私が気にかけているのは自分のチームと火曜日の試合です。自分のチーム以外のことに時間を無駄にするつもりはありません』と一蹴し、ベリンガムの起用については『普通のことです。何週間も離脱していました。アトレティコ戦では20分プレーしました。アイデアは、彼が引き続き試合勘を取り戻していくことです。ほとんど試合でプレーせずに最高レベルに達することはできません。もちろん彼には忍耐が必要です』と説明した。(via Estadio Deportivo)
■【ミリトンの復帰戦でのゴールと怪我人・出場停止選手の状況】
この試合での数少ない明るい材料は、エデル・ミリトンの復帰だった。12月7日のセルタ・デ・ビーゴ戦で筋肉を負傷して以来、約4ヶ月ぶりの実戦復帰となったミリトンは、59分にディーン・フイセンに代わってピッチに立った。アルベロア監督は常々彼が状態の良い時は世界最高のセンターバックだと絶賛しており、コンディションを取り戻させるためにビハインドの状況でも投入を決断した。その期待に応えるように、88分にはコーナーキックから強烈でコースを突いたヘディングシュートを叩き込み、守備でも安定感を見せた。一方、この試合では中盤の要であるフェデ・バルベルデが欠場した。前節のアトレティコ・マドリード戦でアレックス・バエナに対するタックルでレッドカードを受け、審判技術委員会(CTA)の決定により1試合の出場停止処分となっていたためである。彼の不在によりチームはピッチ上でのリーダーシップと闘争心を欠き、その影響は非常に大きかった。その他の負傷者については、ティボ・クルトワが依然として復帰時期未定であり、ロドリゴは重傷により今シーズン絶望となっている。フェルラン・メンディに関しては、すでにボールを使ったトレーニングを再開している。(via SPORT)
■【カマヴィンガの守備での大きなミスとリュディガーの激怒】
マジョルカの先制ゴールの場面では、エドゥアルド・カマヴィンガの守備の怠慢が致命的な結果を招いた。パブロ・トーレから右サイドのマフェオに展開された際、マフェオのクロスに対して中盤から飛び込んできたモルラネスをマークすべきだったのはカマヴィンガだった。しかし、彼はモルラネスの走り込みを追走するのを途中でやめ、歩いてプレーを見守るだけになってしまった。結果として完全にフリーになったモルラネスが余裕を持ってシュートを決め、ルニンには防ぐ術がなかった。この怠慢なプレーに対し、懸命に守備を統率していたアントニオ・リュディガーは激怒し、カマヴィンガに対して激しい叱責と不満のジェスチャーを見せた。リュディガー自身はムリキとの激しいバトルを繰り広げ、一度はムリキが決定的な場面を迎える前に素晴らしい反応でボールを奪い取るなど奮闘していたが、味方の軽いプレーに怒りを隠せなかった。カマヴィンガはこの日、攻撃時のボールコントロールでもミスが目立ち、59分にジュード・ベリンガムと交代でピッチを退いた。フランス国内では彼が今シーズン限りでマドリードを去り、移籍金をもたらす候補になるという噂も流れており、パリ・サンジェルマンのリストにはないものの、このようなパフォーマンスが続けば、アルベロア監督の下でのスタメン定着はさらに厳しくなると見られている。(via Mundo Deportivo)
■【ヴィニシウスとマフェオの因縁の対決とピッチ上の挑発】
マジョルカ戦といえば、ヴィニシウス・ジュニオールとパブロ・マフェオの因縁の対決が常に関心を集める。この試合、ヴィニシウスはカルロ・アンチェロッティ前監督時代の疲労の蓄積を考慮され、ベンチスタートとなった。しかし59分、1点ビハインドの状況でマヌエル・アンヘルに代わってピッチに投入されると、ソン・モイシュのスタンドからは大ブーイングが巻き起こった。ピッチ上では早速マフェオとのマッチアップが繰り広げられ、マフェオはヴィニシウスの突破を幾度となく阻止した。そして試合終盤、マドリードが苦しむ中、マフェオはヴィニシウスを精神的に揺さぶる行動に出た。テレビカメラは、マフェオがヴィニシウスに対して手でボールの形を作りながら「プラヤ(ビーチ)、プラヤ...」と繰り返し口ずさむ様子を捉えた。これは、2024年のロドリのバロンドール受賞以来、各スタジアムでヴィニシウスに対して「ビーチボール」と歌って揶揄するチャントに由来するものである。ヴィニシウスもこれに応戦して軽い口論となったが、以前のような激しい衝突には発展しなかった。(via SPORT)
■【チェルシーのエンツォとカイセドがマドリードへの愛を告白】
国際Aマッチデーの期間中、チェルシーのスター選手2人が相次いでレアル・マドリードへの憧れを公言し、ロンドンで大きな波紋を呼んでいる。まずはアルゼンチン代表のエンツォ・フェルナンデスがインタビューで『スペインに住みたいですね。マドリードがとても好きで、ブエノスアイレスを思い出させます。マドリードに住みたいです。サッカー選手は自分の好きなところに住むものです』と大胆に発言した。これがチェルシーのクラブ文化や方針に対する越権行為とみなされ、リアム・ロシニオール監督は彼に2試合の出場停止とスタンド観戦という重いペナルティを科した。しかし騒動はそれだけにとどまらず、今度はエクアドル代表のモイセス・カイセドもメディアに対し、将来的にスペイン、具体的にはレアル・マドリードでプレーする扉は決して閉ざさないと発言した。現在はチェルシーでのプレーに集中していると付け加えたものの、チームの主軸2人が揃ってマドリードへの移籍を匂わせたことで、チェルシーの内部には亀裂が生じている。レアル・マドリード側は彼らの才能を高く評価しており、中長期的な補強リストに合致する選手としてこの状況を注意深く見守っている。(via MARCA)
■【チャンピオンズリーグ・バイエルン戦と変則的な今後の日程】
国内リーグでの痛い敗戦から息をつく暇もなく、レアル・マドリードは火曜日にサンティアゴ・ベルナベウでチャンピオンズリーグ準々決勝の第1戦、バイエルン・ミュンヘン戦を迎える。アルベロア監督がロッカールームを出たらもうバイエルンのことだけを考えてほしいと選手たちに厳命したように、残された最大のタイトル獲得に向けてチームは頭を切り替えなければならない。また、今後のLaLigaの日程に関して、セビリアの春祭り(フェリア・デ・アブリル)の影響でスケジュールに変更が生じた。第32節のラ・カルトゥーハで行われるアウェイのレアル・ベティス戦が、祭りの主要な日と重なることによる警備上の理由から、週末ではなく4月24日の金曜日21:00に前倒しで開催されることが決定した。過密日程の中で、チームはコンディション維持と結果の両立という難題に立ち向かうことになる。(via Estadio Deportivo)
■【下部組織アレビンAがMICトーナメント決勝で惜敗】
トップチームだけでなく、下部組織も激しい戦いを繰り広げている。パラモスで開催されたMediterranean International Cup(MIC)のU12-Aカテゴリ(アレビン世代)の決勝戦は、レアル・マドリードとFCバルセロナのミニ・クラシコとなった。レアル・マドリードは準決勝でマンチェスター・ユナイテッドを1-7という圧倒的なスコアで粉砕し、無敗で決勝に進出。試合は序盤から激しい攻防となったが、前半10分にバルセロナのマルク・リベラにコーナーキックから先制を許してしまった。マドリードも反撃に出るが、ディダクの放ったシュートがクロスバーを直撃し、そこからのゴールはオフサイドの判定で取り消された。また、レジェンドであるイケル・カシージャスの息子、マルティン・カシージャスがゴールマウスを守り、相手のデスティニーの1対1の決定機を素晴らしいセーブで防ぐなど意地を見せた。後半にはロベルトが強烈なシュートを放つも再びクロスバーに阻まれ、最後まで同点に追いつくことができず、0-1の悔しい敗戦で準優勝に終わった。また、別の話題として、アトレティコ・マドリードでデビューを果たした18歳の逸材タウフィク・セイドゥは、過去に16歳でプロ契約を結ぶ際にレアル・マドリードが獲得に動いたものの、本人がアトレティコとの契約を選んだという事実も明らかになっている。(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
マジョルカ戦での痛恨の敗戦により、リーガのタイトル争いは非常に厳しい状況に追い込まれました。アルベロア監督は全責任を背負いながらも、火曜日に控えるバイエルン戦への早急な切り替えを選手たちに求めています。ミリトンの復帰という好材料はあるものの、守備のミスや決定力不足の改善が急務です。