ビクトル・ムニョスのリヴァプール電撃移籍の舞台裏
オサスナで素晴らしいシーズンを送った22歳のウインガー、ビクトル・ムニョスの新天地がイングランドのプレミアリーグに決定しました。数日前からニューカッスル・ユナイテッドが同選手の獲得に向けて交渉を大きく進展させており、移籍金3500万ユーロに加えて500万ユーロのボーナスという条件、あるいは3000万ユーロ強のオファーでオサスナ側も受け入れる姿勢を見せ、クラブ間合意は目前に迫っていました。
しかし、土壇場でリヴァプールがこの争奪戦に強行介入しました。リヴァプールはアンフィールドを去るモハメド・サラーの後釜として、また新監督アンドニ・イラオラが求めるより攻撃的でアグレッシブかつダイナミックなサッカースタイルに完全に合致するスター選手としてムニョスを高く評価しています。リヴァプールは交渉を長引かせて他クラブが介入する隙を与えないため、設定されている4000万ユーロの契約解除金を満額支払うことを決断し、選手本人とも2032年6月までの契約で口頭合意に達しました。すでに選手はスペイン代表として参加しているワールドカップのアメリカ滞在中の休養日を利用してメディカルチェックを通過しており、書類の署名を待つのみとなっています。
(via Estadio Deportivo)
クラブ史上最高額となる売却記録と移籍金2000万ユーロの獲得
この4000万ユーロという契約解除金の満額支払いによる移籍が正式に完了すれば、オサスナにとってクラブ史上最高額の売却記録となります。ただし、この4000万ユーロ全額がオサスナの金庫に入るわけではありません。ビクトル・ムニョスがレアル・マドリード・カスティージャからオサスナへ加入した際、レアル・マドリードは将来の移籍金の50パーセントを受け取る権利と、買い戻しオプション、そして他クラブからのオファーに対する優先交渉権を保持していました。
今回、レアル・マドリードは買い戻しオプションや優先交渉権を行使せず、プレミアリーグでの最初のシーズン終了後に買い戻しできる権利を新たに設定する形でリヴァプールへの移籍を容認しました。その結果、4000万ユーロの移籍金は両クラブで等分され、オサスナには2000万ユーロという巨額の収入がもたらされることになります。
(via MARCA)
アレッシオ・リスチ監督下での大ブレイクと今季の貢献
レアル・マドリードのトップチームで出場機会を得ることが難しいと悟ったビクトル・ムニョスは、2030年までの長期契約でオサスナへ加入しました。そして今季、アレッシオ・リスチ監督の指揮下でラ・リーガにおいて絶対的なキープレーヤーへと成長を遂げました。今シーズンはリーグ戦で6ゴール2アシストという素晴らしい数字を残し、ストライカーのアンテ・ブディミルとともにチームの攻撃を牽引する最も危険な脅威として活躍しました。
このオサスナでのセンセーショナルなパフォーマンスが高く評価され、スペイン代表のフル代表から初招集を受け、デビュー戦のセルビア戦でいきなりゴールを決めるなど結果を残し、見事にワールドカップのメンバー入りを果たしています。現在ワールドカップの舞台に立ち、怪我からの回復の最終段階にあるものの、オサスナでの大ブレイクが彼のキャリアをワールドカップ、そしてリヴァプールへと一気に押し上げる原動力となりました。
(via SPORT)
【本日の総括】
オサスナで大ブレイクを果たしたビクトル・ムニョスが、ニューカッスル行き目前から一転、リヴァプールへ4000万ユーロの契約解除金で電撃移籍します。クラブ史上最高額の売却となり、レアル・マドリードと権利を折半する形でオサスナには2000万ユーロの貴重な資金がもたらされます。