新監督就任と新プロジェクトの始動

オサスナはアレッシオ・リスチ体制に終止符を打ち、ルイス・ミゲル・ラミスを新たな指揮官として招聘して2028年までの契約を結びました。昨シーズンは最終節のヘタフェ戦でポイントを獲得しなければならないほど残留争いに巻き込まれ、2部降格の危機に直面しました。この苦しい経験から、クラブはシーズン終盤まで残留を争うような事態を避けるために戦力補強の必要性を痛感しています。ラミス新監督は、エル・サダルを再び1部リーグの要塞とすべく、オサスナ伝統の競争力を取り戻し、秩序ある明確なスタイルを持つチームの構築を目指しています。(via Estadio Deportivo)

ドゥバシン獲得で完全合意

オサスナとスポルティング・ヒホンの間で、ジョナサン・ドゥバシンの移籍交渉が完全合意に達しました。移籍は目前に迫っており、最終的な承認と文書の作成、契約書の交換を待つのみの状況です。メキシコのトレード部門責任者であるサロモン・ベハルとオサスナとの間で集中的な交渉が行われた結果、移籍金は固定で400万ユーロ、さらに達成が容易な条件による100万ユーロのボーナスが加わり、将来の売却益の一部がスポルティングに支払われる条件でまとまりました。オサスナはドゥバシンと4シーズンの契約を結びます。

ドゥバシンは昨シーズン、2部リーグで37試合に出場して16ゴール4アシストを記録し、スポルティングのチーム内得点王として最も決定的な活躍を見せた選手の一人です。右ウイングだけでなく、左サイドやフォワード、セカンドトップもこなせる多様性を持っており、ラミス監督の戦術に多くの選択肢をもたらします。オサスナは以前から彼の獲得を目指して3度のオファーを提示しており、ラミス監督の強い要望による補強でした。支払い方法に関する交渉が行われたのち、最終的な合意へと至りました。

この移籍の決定打となったのは、1部リーグでプレーしたいというドゥバシン自身の強い希望でした。彼は冬の移籍市場では他クラブからの誘いに耳を貸しませんでしたが、今回は1部へ飛躍する絶好の機会と捉え、自身の契約解除金1000万ユーロ以上の満額支払いにこだわらずに移籍の道を探ってほしいとクラブへ公に求めていました。これに対し、スポルティングのホセ・リエストラ会長はSNSを通じて『数ヶ月前からクラブの目標は明確で、選手を売却する意思はありませんでした。しかし、ある選手の夢を叶えるために退団を希望しており、クラブが定める条件を満たす限り、その可能性を探ることを受け入れました』と声明を発表し、放出を容認する姿勢を示していました。結果として、ドゥバシンは親善試合のセルタ・フォルトゥナ戦のメンバーから外れ、夢であった1部でのプレーをオサスナで実現することになります。(via SPORT)

退団したビクトル・ムニョスと前線の状況

ドゥバシンの獲得は、リバプールへ移籍したビクトル・ムニョスの穴を埋めるという重要な意味を持っています。ビクトル・ムニョスは昨シーズン、オサスナで36試合に出場して7ゴール5アシストを記録し、スペイン代表としてワールドカップ優勝も経験しました。リバプールは彼の契約解除金に設定されていた4000万ユーロを支払いましたが、オサスナは彼の経済的権利の50%しか保有していませんでした。

新加入のドゥバシンはビクトル・ムニョスと全く同じタイプの選手ではありませんが、スペインのサッカーに適応した成熟期にあり、インテンシティの高さやペナルティエリア内への侵入能力に優れ、チームに即座の結果をもたらすことが期待されています。オサスナの最前線にはすでにアンテ・ブディミルとラウル・ガルシア・デ・アロという強力な選手が揃っており、そこに流動性をもたらすドゥバシンが加わることで、攻撃陣の層はさらに厚くなります。(via Estadio Deportivo)

左サイドバック補強にアイヘン・ムニョスが接近

攻撃陣の強化に続き、オサスナは守備の補強として左サイドバックのアイヘン・ムニョスの獲得作業を加速させています。レアル・ソシエダに所属する28歳のディフェンダーは、インテンシティの高さと長距離のアップダウンを繰り返す走力、そして1部リーグでの豊富な経験を持っています。

レアル・ソシエダの左サイドバックには、セルヒオ・ゴメス、ハビ・ロペス、ホン・バルダとアイヘンを含めて人員が過剰となっており、アイヘン自身も継続的な出場機会が保証されていない状況です。そのため、彼はパンプローナへの移籍を非常に好意的に受け止めています。さらに、彼の契約は2027年6月で満了となるため、レアル・ソシエダ側も来年フリーで彼を失うリスクを避けるべく、今夏中の売却に前向きです。そのため、オサスナはあまり高額ではない移籍金で彼を獲得できる可能性があり、交渉は数時間以内に大きな進展を見せると予想されています。彼が加入すれば、補強が急務であった左サイドに経験と激しいポジション争いがもたらされることになります。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ラミス新監督の下で立て直しを図るオサスナは、リバプールへ引き抜かれたビクトル・ムニョスの代役としてスポルティング・ヒホンからドゥバシンの獲得を確定させ、さらにレアル・ソシエダからアイヘン・ムニョスの引き抜きにも迫るなど、着実に新プロジェクトの陣容を固めています。