イニゴ・レクエの引退
アスレティック・ビルバオ一筋11年、トップチームで公式戦282試合に出場したイニゴ・レクエが、33歳で現役を引退した。ダノク・バトの育成組織出身で、イニャキ・ウィリアムスに次ぐ第2キャプテンも務めた彼は、スーペルコパを2度、コパ・デル・レイを1度制覇し、3つのタイトルを獲得した。
前節のセルタ戦では出番がなかったものの、最終戦のレアル・マドリード戦で後半60分からウナイ・ゴメスに代わってピッチに立ち、素晴らしいスラロームも見せるなど、プロとして最後のプレーを披露した。バルベルデ監督は当初、レクエをスタメンで起用するつもりだったが、『キリアン・ムバッペがそのエリアでプレーすると考えたため、ダニ・ビビアンを右サイドバックに入れた』と戦術的な理由であったことを明かしている。
試合後、レクエは感慨深く語った。『11年を振り返ってみると、その感覚は間違いなく素晴らしいものだ。経験したすべてのことが心に残っていて、他のすべてを上回るようなたった一つの瞬間を選ぶことはできない。たくさんの試合、練習、遠征、そして日々の生活のすべてが思い出だ。今年は引退するのに最高の年ではなかったかもしれないが、振り返るとものすごい誇りを感じる』
さらに、『一番寂しいのはもちろんロッカールームだ。皆とお別れすることだよ。今週の最後の数日間、最後の食事や朝食の時間が一番辛かった。なぜなら私の人生はほぼロッカールームのためにあったようなものだからだ。今週は、これまで出会った人々やファン、知人からたくさんの愛情あふれるサポートのメッセージをもらった。この道のりで出会った人々との絆が、一番心に残っている』と周囲への感謝を口にした。
『私の世代では、アスレティックの選手としてすべてを経験することができた。私の友人や家族が見たアスレティックのタイトルは3つだけで、私はそれを内側から見て経験する幸運に恵まれた。本当に満足しているし、幸せで誇りに思う。たくさんの感情や思いがあるが、そのすべてがポジティブなものだ』
『言葉では言い表せないほど多くの感情がある。時間が経てばそれを整理できると思うが、本当に美しい時間だった。ピッチで終えられたこと、友人たちが見に来てくれたこと、家族やチームメイト全員を近くに感じられたことは、絶対に忘れない』と清々しい表情でサッカー界に別れを告げた。(via MARCA)