最終節レバンテ戦を2-1で勝利し有終の美

🏟️ ラ・リーガ最終節、ラ・カルトゥーハ・スタジアムに45,318人の観客を集めて行われたレバンテ戦は、レアル・ベティスが2-1で勝利を収めました。すでに21年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰を決めていたベティスは、消化試合でありながらもマヌエル・ペレグリーニ監督がほぼベストメンバーを送り出しました。

スタメンは、GKにアドリアン・サン・ミゲル、DFにベジェリン、ディエゴ・ジョレンテ、ナタン、リカルド・ロドリゲス、MFにマルク・ロカ、フォルナルス、イスコ、FWにアントニー、エズ・アブデ、クチョ・エルナンデスが名を連ねました。

試合は前半5分、イスコの巧みなドリブルからアントニー、ベジェリンと繋がり、アントニーのクロスをアブデが押し込んで幸先よく先制します。クチョ・エルナンデスの追加点がオフサイドで取り消された後、前半アディショナルタイムにレバンテのカルロス・エスピーに同点ゴールを許しました。しかし、後半23分(68分)にパブロ・フォルナルスが角度のないところから決勝点を奪い、勝ち越しに成功しました。交代枠ではロ・チェルソ、フィダルゴ、バレンティン・ゴメス、チミー・アビラらがピッチに立ち、チーム全体でホーム無敗の安定感を示してシーズンを締めくくりました。

戦術的なポイントとして、イスコがライン間でパスを引き出し、フォルナルスが自由に動いて攻撃にアクセントを加えたこと、ベジェリンが積極的に攻撃参加した一方で、リカルド・ロドリゲスが守備に専念したことが挙げられます。後半にロ・チェルソが投入されると、彼の正確なパスワークがチームの主導権を取り戻し、決勝点に繋がりました。

(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

最終戦に出場した選手たちの各メディア採点と評価

📊 レバンテ戦の出場選手に対する現地メディアの採点(10点満点)と寸評は以下の通りです。

アドリアン・サン・ミゲル: 7〜9点

現役最後の試合で2度の決定機を防ぐ素晴らしい活躍を見せました。

エズ・アブデ: 8点

先制点を挙げ、攻撃の牽引役として申し分のない働きを披露しました。

パブロ・フォルナルス: 7〜8点

中盤のリーダーとして決勝点をマークする大活躍でした。

アントニー: 7点

アシストを記録し、キレのある動きで違いを生み出しました。

ディエゴ・ジョレンテ: 6〜6.5点

決定的なピンチを防ぐなど安定した守備を見せました。

ベジェリン: 5〜6点

攻守にわたって無難なパフォーマンスでした。

リカルド・ロドリゲス: 6点

最後の試合で堅実なプレーを見せました。

マルク・ロカ: 4〜6点

守備時の緩さが指摘されるなど、評価が分かれました。

イスコ: 5〜6点

負傷明けで本調子ではないものの、パスワークで貢献しました。

クチョ・エルナンデス: 5〜6.5点

得点こそなかったものの、前線での動き出しが評価されました。

ナタン: 4〜6点

失点シーンでのオフサイドトラップのミスや寄せの甘さが厳しく指摘されました。

ロ・チェルソ: 5〜6.5点

後半から出場し、攻撃のテンポを上げました。

チミー・アビラ、バレンティン・ゴメス、フィダルゴはいずれも5点前後と及第点の評価でした。また、ペレグリーニ監督の采配には7点が与えられています。

(via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)

アドリアン・サン・ミゲルが現役引退を発表し有終の美を飾る

🧤 ベティスの下部組織出身で、プレミアリーグなどで長く活躍したGKアドリアン・サン・ミゲル(39歳)が、このレバンテ戦をもって現役を引退することを発表しました。今季は第3GKとしての役割を担っていましたが、ペレグリーニ監督の計らいでリーグ戦初先発を飾り、好セーブを連発して勝利に貢献しました。試合中からスタンドのファンが彼の名前をコールし、試合中にもかかわらず涙をこらえきれない場面がありました。

試合後、アドリアンは『10歳の子供の頃からここでプレーを始め、人生には様々な決断の時があります。2シーズン前に家に帰り、素晴らしい経験をしました。心の底から引退の時だと感じましたし、自分の家族やファンの前でプレーして引退できるなんて最高です。私はベティスそのものですし、ここ以外の場所で引退することは考えられませんでした』と感動的に語りました。今後の去就については『常にこのクラブと結びついていたいですし、このプロジェクトを成長させる手助けをしたいです』と述べ、クラブのスタッフとして残る意向を明かしています。

(via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via ElDesmarque)

ペレグリーニ監督がベティス指揮300試合を達成しシーズンを総括

👔 マヌエル・ペレグリーニ監督はレバンテ戦でベティスでの指揮300試合という節目を迎え、試合前には記念ユニフォームが贈呈されました。監督は今シーズンについて『非常に素晴らしい成績だったと言うだけでは足りません。コパ・デル・レイではアトレティコに敗れて悔しい思いをしましたが、ヨーロッパリーグで初めてベスト8に進出し、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したことは簡単なことではありません』と高く評価しました。

ホームでクラブ史上最高となる勝ち点60(ラ・カルトゥーハでの勝ち点36)を獲得したことにも触れ、ファンの後押しに感謝しています。来季に向けては『チャンピオンズリーグでプレーするからには要求が高くなります。経済的な現実に合わせて強力なチームを作らなければなりませんし、決して国内リーグをおろそかにしてはいけません』と語りました。また、アブデの売却の噂については『もし非常に高額で魅力的なオファーがあれば検討することになるでしょう。しかし今は補強や放出について話す時期ではありません』と冷静にコメントしています。

(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

絶好調エズ・アブデが充実のシーズンを振り返る

⚽ 今シーズン、公式戦43試合で15ゴール13アシストというキャリアハイの成績を残したエズ・アブデは、充実感をにじませました。試合後のインタビューで『チームメイトのおかげで個人的な目標も達成でき、素晴らしい一年になりました。大きなケガなくプレーできたことに神に感謝しています』と語りました。

また、ターニングポイントとしてカンファレンスリーグ決勝でのケガを挙げ、『あのケガがとても痛かったので、日々の努力を怠ればまたケガをすると痛感し、意識が変わりました』と明かしています。来季のチャンピオンズリーグについては『ベティスのユニフォームを着てチャンピオンズリーグでプレーできるのは本当に光栄なことですし、ワクワクしています』と残留と大舞台への意欲を見せました。自身の得点数については『自分はストライカーではなくウインガーなので、あまり数字は気にしていませんが、結果には満足しています』と笑顔で答えています。

(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

パブロ・フォルナルスが代表入りへ猛アピール

📞 決勝ゴールを決めたパブロ・フォルナルスは、ゴール直後に電話をかけるジェスチャーのパフォーマンスを見せました。これは、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるスペイン代表のワールドカップメンバー発表に向けた、猛アピールだと見られています。フェルミン・ロペスの負傷により中盤の枠が空く可能性があり、代表入りの期待が高まっています。

フォルナルスは『代表発表の時間は実家で家族と一緒にテレビを見るつもりです。今シーズン以上の幸運が舞い込むのか、それともこれまでの幸運で十分だったのか、本当に楽しみです』と期待を込めて語りました。ペレグリーニ監督も『素晴らしいシーズンを過ごした彼が代表から漏れるとは思えません』と太鼓判を押しています。

(via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)

レバンテ陣営との心温まる交流と小ネタ

🤝 試合終盤、ベティスのサポーターが『レバンテは1部だ』と大合唱し、残留を決めたレバンテにエールを送る心温まる場面がありました。クラブの公式SNSでも、降格したマジョルカ、ジローナ、オビエドに対して1部復帰を祈るメッセージが投稿されています。

また、レバンテのパブロ・マルティネスは試合中の裏話を明かし、『イスコやフォルナルスに、もう少し手加減してくれないかと頼みましたが、フォルナルスには聞こえていなかったようです』と笑いながら語りました。一方、レバンテのルイス・カストロ監督は、消化試合にもかかわらずベティスが主力メンバーを起用して真剣勝負を挑んできた姿勢を称賛し、『これが本来あるべき姿だ』と語っています。

(via ElDesmarque)

チャンピオンズリーグ復帰を祝う壮大なティフォと来季のポット予測

🌟 21年ぶりとなるチャンピオンズリーグ復帰を祝うため、サポーターグループのGol Sur 1907がゴール裏に壮大なティフォ(コレオグラフィー)を展開しました。ヨーロッパの地図を背景にベティスの旗を持つサポーターが描かれ、『再び星々の中で輝く』というメッセージが掲げられました。

来季のチャンピオンズリーグのポット分け予測も報じられており、ベティスはポット2に入ることが濃厚です。新フォーマットにより、ポット1のバイエルン、レアル・マドリード、マンチェスター・シティなどのメガクラブと2試合を戦うことが予想されています。

(via ElDesmarque)

26/27シーズン新ユニフォームをファンにお披露目

👕 ベティスはレバンテ戦のキックオフ前に、チャンピオンズリーグを戦う来季26/27シーズンのファーストユニフォームを公式発表しました。伝統的な緑と白の縦縞をベースにしながらも、斜めに交差する細いラインがグラデーション効果を生み出す洗練されたデザインとなっています。内襟には『Somos Balompié(我々はバロンピエ)』の文字が刻まれ、パンツは伝統的な白に戻り、背番号は緑色になります。

価格は84.95ユーロで、クラブ公式ストアで販売が開始されました。発表映像では、ルイバル、ベジェリン、イスコらがセビリアの遊園地イスラ・マヒカで楽しむ姿が使用されました。また、アウェイユニフォームはセビリアの聖週間をモチーフにした2トーンの緑とゴールド、サードユニフォームはインテルなどを彷彿とさせる黒と青のストライプにネオングリーンの差し色になるというリーク情報も報じられています。

(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

ブラジル人若手CBジョナタン・ジェズスのスカウティング動向

🔎 来季のチャンピオンズリーグに向けたセンターバックの補強候補として、クルゼイロに所属する21歳のブラジル人DFジョナタン・ジェズスへの関心が報じられています。マヌ・ファハルドSDらが直接ブラジルへ赴き、リーグ戦やコパ・リベルタドーレスで視察を行いました。

ブラジルの現地記者によると、『彼はヨーロッパのトップクラブでプレーするポテンシャルを持っていますが、ボカ戦など大舞台でのパフォーマンスにはまだ波があります』と評価されています。クルゼイロ側は移籍金として1,000万〜1,200万ユーロを要求しており、過去にはゼニトからの800万ユーロのオファーを拒否しています。現在はまだ関心と監視の段階であり、正式なオファーは出されていない模様です。

(via Estadio Deportivo)

ベティス・デポルティーボは劇的な失点で無念の降格と試合後の混乱

💔 セグンダRFEF(4部相当)への降格危機にあったBチームのベティス・デポルティーボは、アウェイでカルタヘナと2-2で引き分け、無念の降格が決定しました。ライバルチームが勝ち点を落としていたため、この試合に勝てば残留できる状況でした。

パブロ・ガルシアのゴールで先制し、一度はPKで追いつかれるも、後半に相手が退場して数的優位に立ちます。その後ロドリゴ・マリーナのゴールで勝ち越しましたが、後半アディショナルタイム(94分)にコーナーキックから痛恨の同点ヘディング弾を浴び、残留の夢が絶たれました。ダニ・フラゴソ監督は『選手たちは全力を尽くしてくれました。後半戦の戦いぶりは素晴らしかったです。彼らはトップチームでプレーする素質を持っています』と選手を称えました。

しかし、試合直後のピッチでは、降格のショックと相手スタッフの挑発により両チームの選手やスタッフが入り乱れる大乱闘が発生し、ベティス・デポルティーボからはファビアン・エンバロとオレイロの2名にレッドカードが提示され、重い出場停止処分が予想されています。

(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)

【本日の総括】

最終節を勝利で飾り、アドリアンの引退セレモニーやCL復帰に向けた新ユニフォーム発表など、トップチームは最高の形で歴史的なシーズンを締めくくりました。アブデやフォルナルスの活躍も光り来季への期待が高まる一方、Bチームの劇的な降格という悔しいニュースも入り交じる一日となりました。