CDカステリョン

CDカステリョンがラ・リーガ ハイペルモーションで驚異的なロケットスタートを見せている。敵地モンティリビで行われたジローナFC戦を1-2で逆転勝利し、開幕5試合で4勝1分(勝ち点13)という破竹の勢いで単独首位を堅持した。このスタートは単なる好調にとどまらず、1部・2部を通じたクラブ史上初となる「開幕アウェイ3連勝(レアル・ソシエダB戦0-1、セルタ・フォルトゥナ戦1-2、ジローナ戦1-2)」という歴史的快挙を達成している。アウェイ3試合で計5ゴールを奪い、失点はわずか2に抑える抜群の安定感を誇る。

また、過去6連敗を喫していた天敵ジローナに対し、17年ぶりとなる価値ある勝利を収めた。試合は先制を許す苦しい展開だったが、81分にアグスティン・シエンラが相手GKパウロ・ガッサニーガの弾いたボールを押し込んで同点とすると、86分にはアルバロ・ガルシアが同じくGKの弾き球に反応して劇的な逆転ゴールを叩き込んだ。

今夏の市場で昨季21ゴール17アシストを叩き出した主力攻撃陣のアレックス・カラトラバとブリアン・シペンガが移籍し、さらにDFファブリツィオ・ブリニャーニが重傷で長期離脱するという大打撃を受けたが、パブロ・エルナンデス監督はチーム全体の力を引き出す「超・全員攻撃」で克服している。今季チームが挙げた7ゴールは、ウスマン・カマラ(2ゴール)、フラン・カスティージョ、パブロ・サンティアゴ、イスラ・スエロ、アグスティン・シエンラ、アルバロ・ガルシアの計6選手に分散しており、特定の個人に依存しない構造を確立した。

パブロ・エルナンデス監督の途中交代策も冴え渡っており、前節アルバセテ戦では途中出場のイスラ・スエロがゴールを決め、今節ジローナ戦では交代出場からわずか9分後にアルバロ・ガルシアが決勝点を挙げた。さらに、今夏イスラエルのマッカビ・テルアビブへの移籍騒動で退団寸前だったイスラ・スエロが今季初先発を果たして攻撃を活性化させるなど、選手層の厚さも見事である。指揮官は5試合で早くも22選手を起用し、そのうち18選手を先発に抜擢するなど、ターンオーバーを行いながら強度の高いサッカーを維持して昇格レースの最前線を走っている。(via SPORT)

UDラス・パルマス

UDラス・パルマスを率いるルベン・デ・ラ・バレーラ監督が、ポゼッション至上主義を排除した「勝ち点至上主義」のリアリズム戦術でクラブに強烈な変革をもたらしている。敵地でのカディスCF戦ではボール保持率46.1%ながら0-1で辛勝し、ADセウタFC戦でもポゼッション率48.5%で0-2の完勝を収めるなど、主導権を相手に譲りながらも決定力と堅守で勝ち点を積み上げ、5試合で勝ち点10を獲得して暫定4位に付けている。

この変革を支えているのが、怒涛のカンテラーノ(下部組織出身者)抜擢である。カディス戦の終盤には実に7名の下部組織出身選手がピッチに立った。中でも16歳の新鋭ウィング、ラファ・クルス(ラファ・クルス)の躍動は目覚ましく、クラブ伝説のOBであるヘルマン・デボラ(Germán Dévora)も『16歳でUDラス・パルマスのファーストチームでプレーしているなら、彼は間違いなく素晴らしい選手になる』と大絶賛した。デボラは『余計なアドバイスは必要ない。自分自身を大切にし、サッカーを楽しみ、全てを捧げてほしい』と熱いエールを送っている。

さらに、チームの心臓部ではキリアン・エムバペを押しのけてアンカーに定着したイニャキ・ゴンサレスが圧巻のゲームメイクを披露し、右サイドバックのバレンティン・ペッツォレーシは開幕5試合450分フル出場を達成、CBヘルツォークも405分出場と若手が完全に軸となっている。今夏に獲得した補強組7名(セルヒオ・ルイス、アチモヴィッチ、ヘフテ・ベタンコール、ボンファンティ、オポク、イバン・ハイメ、アンドレス・ロドリゲス)のうち、アタランタからローンで加入したDFボンファンティ以外は負傷や適応遅れで苦戦しているが、指揮官は「言い訳ゼロ」を掲げて若手を全面信頼している。25,006人のアボナード(年間シート保持者)を抱える熱狂的なサポーターからはポゼッションを捨てたスタイルに賛否両論の声も上がるが、昨季のルイス・ガルシア体制(同時期勝ち点8)を上回るペースで勝ち点を積み重ねている。(via SPORT)