新GMモンチが始動、ツィガンコフ獲得へ本腰
エスパニョールの新スポーツゼネラルマネージャーに就任したモンチが、チームのレベルアップに向けた大改革に着手している。2024年の1部昇格後、ラ・リーガの中位に定着したクラブは、さらなる飛躍とヨーロッパの舞台への進出を夢見ており、そのための補強リストの最優先ターゲットとして、ビクトル・ツィガンコフに白羽の矢を立てている。
ツィガンコフは所属するジローナがセグンダ・ディビシオンへ降格したことを受け、2部でのプレーを回避するため、契約を1年残してクラブへ公式な退団要請の手紙を送った。本人は『クラブにも利益をもたらす形での退団を常に期待している』と語っており、円満な解決を望んでいる。
エスパニョールは手薄な右ウイングの完璧な解決策として、モンチ自らが彼の獲得を提案した。ツィガンコフにとっても、1部リーグでプレーを続けつつ、カタルーニャでの生活環境を大きく変えずに済むというメリットがある。
ただし、契約解除金は3000万ユーロに設定されているため、クラブ間での経済的な交渉が必須となる。さらに、最大のライバルとしてアヤックスが立ち塞がっている。アヤックスには元ジローナのミチェルが新監督として就任する予定であり、教え子であるツィガンコフのクオリティを熟知し絶大な信頼を寄せているため、激しい争奪戦が展開されている。(via Estadio Deportivo)
マルク・ロカ復帰の可能性も浮上
ツィガンコフの獲得に向けた動きと並行して、エスパニョールはマルク・ロカの獲得も不可能ではないと見据えている。モンチの主導のもと、かつてクラブでプレーしたミッドフィルダーの帰還も、夏の移籍市場における選択肢の一つとして浮上している。(via Estadio Deportivo)
フリーとなるミカ・マルモル獲得レースに参戦
UDラス・パルマスが昇格プレーオフでマラガCFに敗れ、1部昇格の夢が絶たれたことで、ディフェンダーのミカ・マルモルの去就が活発化している。あと20日弱で契約満了を迎える同選手は、フリーでの退団が確実視されている。
セルタ・デ・ビーゴが獲得に熱心な姿勢を見せているが、エスパニョールもラージョ・バジェカーノやヘタフェCFと共に、獲得を争う主要なライバルとして名乗りを上げている。移籍金ゼロで獲得できる利点はあるものの、その分高額な契約ボーナスや年俸の要求が予想されるため、激しい交渉が繰り広げられることになる。(via ElDesmarque)
プレシーズン合宿の予定と初戦が決定
新シーズンに向けたエスパニョールのプレシーズン合宿のスケジュールが確定した。昨夏と同様に、ジローナ県ナバタにあるTorreMirona Golf&Spaホテルをベースキャンプとして使用する。合宿期間は7月15日から22日までとなる。
また、合宿期間中の7月18日19時からは、エスタディ・ムニシパル・ドロトにて、今夏最初の親善試合となるオロト戦が予定されている。
なお、宿泊先であるTorreMironaの施設には、エスパニョール以外にもアラベス、イングランド3部のブラックプールFC、サウジアラビアのアル・イテハドといった複数のプロサッカーチームが滞在する。さらに、女子チームのオリンピック・マルセイユや、ラグビー、自転車競技のチームも集結し、プレシーズンのトレーニング拠点として賑わいを見せる予定だ。(via Mundo Deportivo)
元所属選手たちの近況
ワールドカップ2026の開幕戦となったメキシコ対南アフリカの試合にて、かつてエスパニョールやアルメリアでプレーしたメキシコ代表DFセサル・モンテスが出場したが、試合終了間際の92分にレッドカードを受けて一発退場となった。ペナルティエリア手前で相手選手を倒し、決定的な得点機会を阻止したという判定によるもので、歴史的な開幕戦での3人目の退場者となってしまった。(via Esport3) (via MARCA)
また、スペインの下部リーグの話題として、かつてエスパニョールのカンテラに所属していた44歳のベテランゴールキーパー、ラファ・レバがウニオ・エスポルティーバ・ルビで来季も現役を続行することが決まった。彼は『年齢は気にしない。次の日曜日のことだけを見ている。今のところ私に消費期限はない』と語り、若手のような情熱でプレーを続けている。(via SPORT)
【本日の総括】
モンチ新体制のもと、ツィガンコフやマルク・ロカ、ミカ・マルモルといった即戦力の獲得に動き出し、来季のヨーロッパ進出に向けた本気度が窺える。プレシーズン合宿の予定も決まり、新シーズンに向けた準備が着々と進んでいる。